SideJ

「ね、別れよう?

恋人作ってもすぐ別れることが多い。

それは僕がセックスを嫌がるからだ。

どうしてそんな身体の関係を求めるの?

僕はそんな関係が凄く嫌だ。

もっとお話だけで楽しくて手を繋ぐだけで幸せで。

それにキスがあって幸せ過ぎるって感じで身体の関係なくてもいい恋人が欲しい。

「潤ちゃん、俺、辛いよ?」

相葉くんの優しさに好きになって。
今、恋人なんだけど。
またまた別れそうな予感。

「僕といることが?」

「潤ちゃんといるのは楽しいけど。 恋人になってすぐじゃないからそろそろ触りたいなって」

「僕は嫌だよ? 楽しいならそれでいいでしょ?」

「んー、俺、潤ちゃんが好きだからこそ触れたいんだ。 毎日じゃなくていいけど。 今日は最後までしなくていいけど。 いつか毎日じゃないけどそういう関係もあって欲しい

どうして男はそんなに性欲を求める物なのか。

僕は女かな?

男なのに性欲がない。

無くはないのかもだけど嫌だから。

「無理なら別れるよ」

「潤ちゃんを大切にしたい思いあるけど可愛いし好きだからこそしたい気持ちが芽生えてくるんだよね」

だから結局半年も経たないうちに別れることが多い。

やっぱり僕には恋人は出来ないのかな。

1人でいいと思ってるのにやっぱり欲しがってしまう僕。

だから今日も新しい人を探す。

道中を歩いていたら人にぶつかってしまった。

「ね、家事得意?」

「得意ですけど」

するとニッコリと笑って

「じゃ、紹介したい人がいるから着いてきて欲しいの」

僕はビックリしたけど頷いた。
とても綺麗な方だなと思いながら着いて行った。

「母さん、連れてきたの?」

「そう。 この子可愛いし家事が得意だというから翔にピッタリだと」

「え? 俺の為に?」

「ふふっ、私が貰ってもいいわよ? この子を私の子にしたいぐらいだわ」

すると彼は僕と彼のママさんを見て

「名前は? それと同意で着いてきた?」

まぁ、ビックリはしたけど僕は頷いたからね。

「松本潤です。 同意で着いてきました」

そう言えば

「分かった。 よし、行こう」

「え?」

「俺は一人暮らしをしてるけど家事が苦手で実家に戻されていたんだ」

よく分からないが引っ張られた。

「母さんが綺麗にしてくれるけどこれからは潤に手伝って貰う。 基本、料理は出来ないからな」

ふーん、イケメンなのに。
どこか出来ないところがあるってなんか親近感湧くよね。

「酒、飲める歳?」

「あんまり飲めませんけど」

「じゃ、少し付き合って?」

小さい缶のビールなら飲めるかな。

「潤はさ、恋したことある?」

「え?」

「俺はあってもなんと言うか冷めきった関係だったな。 セックスすればそれで終わりって感じで。 デートしても楽しくないからさ。 そうなったんだけど」

そうなんだ。
結局男ってそうなんだね。

「でも、違うなと。 そんな冷めきった関係で続けていても楽しくないんだからさ。 だからそれからやめちゃった。 まぁ、セックス下手だと言われたらどうすればいいんだって話だけど

下手とかあるんだ。

「自信なくなるじゃん。 次はどうしたらいいのかって。 練習してそれでも下手だと言われた以上何をしろと? なんか心が足りないんだよ。 それから女が嫌いで。 男を好きになるかと聞いたらそれも今のところはないけど・・・

ショックだったんだね。


「潤なら心が身体が自然と付き合うようになりそう。 だから疲れるってことがないと思うんだよね。 嫌なら断ればいいけど。 付き合って欲しい。 まぁ、一目惚れと言うかな」

別に女が嫌いじゃないけど。
男ばっかりと付き合ってきた。

「酔ってる?」

そう聞けば

「酔ってたら襲ってるかもな」

ということは酔ってないってこと?

本心なんだね?

でも、男はすぐに求めたくなるもの。
相葉くんだって結局1ヶ月で別れた。
初恋は初日に襲われた。

だから、男が怖いはずなんだけど。
女と付き合いたいと思わない。

「どうしても? セックスは禁止だよ?」

それでも付き合う?
貴方とは何日続くかな。

「いいよ? それで潤が恋人として付き合ってくれるなら。 それに俺下手だし」

まぁ、それならしないよね。
そう思いながら始まった恋人。

同じ大学みたい。
学部や学年は違うけど。

いい感じ。
抱きしめられたり手を繋ぐことはあってしょおくんが嬉しそうだから。

他の人と違うなって思うのはしょおくんは誰よりも美味しそうに食べる。

「じゅーん!!」

「おかえり!!」

ふふっ、帰ってくるといつも甘えるように抱きついてくる。

「疲れた~、パソコンでリサーチなだけだけど観察力も必要だからな」

「お疲れ様」

しょおくんは経営学科らしい。

僕はそういうのは苦手だ。

「潤がいるといつも癒されるよ」

「ふふっ、ありがと」

癒されるなんて言われたのしょおくんだけだよ

こんな感じで続いて行ったらなって思う。

「これは本心だけどいつも以上に繋がりたい気持ちはあるんだけど。 俺は下手だから行動に移したらどうなるか分かってる。 でも、お互いに反応してる時はどうする?」

そう言えば僕もよく反応する。
たまにお風呂で抜いたりするけど。

正直罪悪感しかない。

「しょおくんは? どうしても繋げたい?」

「いや、お互いのモノを触れ合うだけでいいと思う。 その先進みたいと思ったら進めばいい。潤は身体の関係性は嫌だと言った。 要は最後までしなければ完全にその関係にはならないしその他の時間が長ければ否定出来る。 日常の中の幸せを探そう? 」

そっか。  そうだよね。
しょおくんはそれなりの方法を考えてくれるんだね?

「うん」

一生懸命考えてくれるしょおくんが好き。

だから、僕は少しずつさすがに完全にはまだ無理だけどもう少し進んでもいいのかもと思い始めた。
 
僕たちの幸せの関係を考えてくれて嬉しい。

そうやって一緒にこれからも考えたいと思った。