SideJ

しょおくんと智さんと雅紀さんのおかげで解決した。

しょおくんと一緒にいられることが凄く嬉しい

「潤、好きだよ」

「僕も好き」

そう言えばしょおくんはラジオ番組に出てるんだっけ。

ふふっ、しょおくんは知らないだろうけど僕は葉書で応募して当たって読んでくれたんだよ?

そんな嬉しくて浮かれていたのだろうか。

久しぶりにママから連絡来た。

「風の噂で聞いたけど何やってたの? 私が何故聞かなきゃいけないのか。 ショックだった。 父さんとは別れて自由になって。 でも、潤には酷いことしたから謝ろうとすれば帰ってこない。そんなにセックスでもしたかったの? お金もあるんでしょ? ちょうだい」

なんで知っているのか分からなかった。

「悪いけど僕は店長さんに渡した分で精一杯だったからない。 そんなことをしたのは貴方のせいでしょ? 必要ないと言ったのは誰? 僕はだから出て行った。 僕は今、温かくて優しい家族がいるからこれ以上僕を馬鹿にしないで。 幸せを奪わないで。 やっと幸せになれなんだから」

結局今でも自分のことしか考えてない。

「あのさ、潤にしたことに対して謝ろうとするなら探すだろ。 それに、潤はそれでも親と離れたかっただけ。 天秤にかけた結果が親と離れる方がいいと思ったわけだろ? だったらさ潤が今、幸せなんだから今更母親しないでこれからも自分のことだけを考えて生きたら?」

しょおくんがいつの間に・・・
気が付かなかった。

「潤だけが被害者みたいな扱いしないでくれる? 誰だか知りませんが辛かったのは潤だけではないし。 これでも最近離婚がついたばかり。 どうして子供を産んで赤ちゃんの頃は優しかったはずなのにだんだんエスカレートしてさ。 なんで? 私は家族で暮らすことは幸せだとか思ってたのに」

ママはお母さんになりたかったの?
大きくなるにつれてパパが怖くて。
最初はママが守ってくれたけど次第に見て見ぬふりしてた。

「まぁ、貴方も被害者なのかもしれない。 1番悪いのは考えれば父親だ。 だけどね貴方も悪いと思ったことは無いの? 反省して探した? 帰りを待つだけじゃなくてさ。 金がないと生活出来ないのは誰だって同じ。 潤だってやりたくなくても金の為。 貴方に渡すほどの余裕はない。 別に一緒に元に戻りたいなら戻ればいい。 ただ、潤が嫌がってるなら話は別だ」

しょおくん・・・
僕はしょおくんみたいに強くは言えない。
それでもママだから。

「ママが変わるならいつかまた会えると思う。 けど、今のママは二度と会いたくない」

僕は財布をそのまま渡した。

「今、これしかない。 これで良ければ。 返さなくてもいいよ」

最後だと思うから。

「帰ろ? 俺たちの家に」

しょおくんはそう言って僕の手をギュッと握った。

「うん」

僕のお家でもあるなんて嬉しいな。

「大丈夫?」

「うん」

だって、しょおくんがいるもん。

「しょおくん、大好きだよ」

「凄く好きだな俺は」

「え? ありがと」

そんなに好きでいてくれるなんて嬉しい。
ちょっと恥ずかしいけど凄く伝わった。

「もうすぐバイトの時間だ」

「しょおくん、ずっと続けて欲しい」

ラジオ番組っていつ終わるか分からないけど。声は聞いていたい。

ふふっ、しょおくんは真面目さんだからニュース番組のキャスターでもいいかも。

「まぁ、悪くは無いバイトだよな。 好きな人に聞いてもらえるし俺に出来ることは限られててもリラックスして聞いてくれてたら嬉しいな」

しょおくん、僕はしょおくんが好きだよ?

「ふふっ、そうだね」

「まぁ、潤と一緒が1番だからな」

「ありがと」

「そう。 もちろん、やりたいことがあるんだからお互いに時間が減っちゃうかもな」

そうだね。 しょおくんは僕とは違う道だと思う

「後1年か。 せっかく楽しかったのに 」

「ん? 自分の行きたい道に進めるのはラッキーなことじゃん。 俺は決まってないからさ。 決まってる方が羨ましい 

そうなの? 僕にはよく分からない。
料理は楽しいけど自分のお店を持ったら何か変わるのかなと思って。

早く卒業したかった。
そうすればきっとまた新たな場所で。
あそこからも家からも遠くなれば。

でも、現実は。
そんなことできるはず無かった。

なのに、今は高校が楽しいと思ってて。
しょおくんといる自分が1番楽しいって思ってて。

「でも、俺は潤を変わらず好きでいるし愛している。 それだけは変わらない。 潤が店作ったら手伝うかな

頑張らなきゃ。

せっかく雅紀さんが智さんが応援してくれる。
友達なのかな。

雅紀さんとは生徒会仲間だとは思ってたけど。

「しょおくん」

もう、これ以上辛いことは無いよね?
やりたくないことをやらなくても。
見たくないものを見なくても。

いいんだよね?

「自由になりな。 自由になって好きなことをしな?

「自由になったらしょおくんは?」

「別れる気なんて無いよ? この家に帰ってきたら何だって出来るだろ?」

「ありがと」

だよね。

しょおくんの変わらない思いがよく伝わった。