SideJ
僕はずっと沢山我慢してきた。
親の喧嘩は絶えずそれでも離婚しないのは僕のせいだと。
そんなこと言われたら僕は何をすればいい?
何をしたら僕はいいの?
出て行けばいいの?
愛されない両親といたって面白くない。
僕は拾われた所が最悪だったけど。
それでも僕は家にいるよりかはマシだった。
ここのお家なら自由に暮らせた。
静かな部屋で寝れて。
でも、その代わり僕の身体でお金を稼ぐことだった。
「しょおくん」
しょおくん、僕はしょおくんが毎日気にかけてくれるのは嬉しいと思ってる。
昔の僕みたいに真っ直ぐな人。
多分大学行っていいお仕事ついていいお嫁さんと結婚するんだろうね。
僕とは全然違う。
だからこそ巻き込みたくはない。
なのに、しょおくんが好きだと言うから。
嬉しかった。
僕のことを好きだと言ってくれて。
そんな人は誰もいない。
僕を玩具として扱う人達ばかり。
幸せなんて道はない。
お金が無い限り僕は一生幸せの道なんてない。
今の生活もギリギリで。
たまにしょおくんがお泊まりに誘ってくれるのは有難い。
「潤、きつそうだな」
「ちょっとね・・・」
熱上がってきたかな。
「熱あるな。 今日は帰ろう。 俺の家に泊まって」
しょおくんはそう言って僕の手をギュッと握った。
しょおくんのお家で看病された。
しょおくんママが特に僕を心配していて。
「辛いでしょ? みんなで乗り越えようね? 潤ちゃんは私たちの大切な家族だからね?」
僕のことを家族だと言ってくれた。
「しょおくん・・・」
「大丈夫、治るよ。 潤、自分の体は大切にして欲しい」
温かい。
しょおくんが僕の心を温かくしてくれる。
「嬉しい・・・」
「やっぱり聞きたい。 潤がどうして大切にしないのか。 今日じゃなくていいけど話してくれないか?」
僕はどうしようか迷った。
今なら言ってもいいとは思った。
だけどしょおくんが解決できるほどのお金ではない。
「いつか話すよ」
「ありがとう」
僕はそう言ってゆっくりと眠り始めた。
ちょっと熱くて目覚めるとしょおくんはお勉強していた。
「しょおくん・・・」
「起こしたか?」
「熱くて・・・」
するとしょおくんは僕のおでこを触って
「ポカリ飲むか?」
「うん」
喉が乾いていた。
「ありがと」
しょおくんは移るかもしれないのに口移しで飲ませてくれた。
看病してもらう事はあっただろうか。
しょおくんの家族はみんな優しいんだね。
「冷えピタ貼ろうか」
そう言って僕のおでこに貼った。
「さて、俺も寝るよ」
「うん」
「抱きしめてても?」
「うん」
「おやすみ」
僕を抱きしめながらしょおくんは目を閉じた。
しょおくんの寝顔は可愛い。
僕、いつかは希望持ってもいいかな?
大人になったらいいのかな。