やっぱり潤様は目立つみたいで通行人が立ち止まったり写真撮ったり。
「しょおくん、楽しいけど凄く視線を感じるのは気のせいかな?」
「そうですね、勘違いでは無いですね」
「そろそろお土産見に行こう」
お土産を見に行くと潤様は可愛らしいぬいぐるみをじーっと見ていた。
ふふっ、確かにベットの近くにはぬいぐるみが飾れている。
初めて潤様がベットで寝ている時はぬいぐるみを抱っこしていた。
寂しさからなんだろう。
好きなものを買わせたい。
「そちらにしますか?」
「え?」
「後悔しないで欲しいので」
何回も行けるわけが無い。
次いつかも分からない。
「でも・・・」
なるほど。
なら、買えばいい。
お揃いにすればきっと喜ぶだろう。
「しょおくん・・・」
「お揃いで買えば問題ないでしょう」
そう言えば嬉しそうに頷いていた。
「ありがと」
他にも友達にあげるものや家族にあげるものを買った。
「潤くん、楽しかった?」
「うん」
「んふふ、翔くん高い所苦手だから楽しめたのかなって」
まぁ確かに。
でも、安全性の高い乗り物を乗ったから。
「ふふっ、大丈夫。 しょおくんが怖いものは基本乗らなかったもん」
「優しいね?」
「智さんは? 雅紀さんと楽しかった?」
「んふふ、とっても楽しかった」
楽しそうだな。
「くふふっ、もうすぐホテルだね? サトちゃんとのディズニー楽しかった~」
相葉さんは楽しむタイプだろう。
「ついたね?」
ホテルに着けば嬉しそうに私に抱きついてきた。
「しょおくん、雪が降ってきたね?」
「ちょうどお土産買い終わった時ぐらいからですね」
「うん、雪景色いいよね~」
ニコニコとしている潤様が可愛い。
「潤様、帰ったらもう少し進みますか?」
「え?」
「抱きたいと思ってます」
「いいよ? 僕もしょおくんに抱いて欲しい」
「ほんとはホテルで抱くつもりでしたが予定が変わってしまったので」
潤様は私にキスをして
「しょおくん、急がなくても僕は待ってるよ?」
「ありがとう」
そう言えば
「だって、恋人だもん。 智さんはまだ納得してないのかな?」
今度は兄さんのことを心配し始めた。
「大丈夫でしょう。 多分、嫌ではないと思うので」
「うん、そうだよね。 智さん、幸せそうだもんね? でも、同時に辛そう」
そう見えるのか。
確かに辛そうにも見える。
「出来ることをやれることを」
「そうだね」
それから幸せな日々が続いた。