SideS
今日は妹が遊びに来ていた。
「ねー、カッコよくない?」
「え?」
「ほら、Jって名前のモデルさん!! キャーって感じ」
嘘だろ・・・
先生ってモデルやってたの?
「確かに・・・」
俺は直ぐに先生の部屋に向かった。
「あれ? どうしたの?」
そりゃビックリするだろ。
「先生、中入れて。 バレたくなければ」
そう言えば先生は溜息をついて俺を入れてくれた。
「さっきのどういう意味?」
俺は妹が買ってきた雑誌を先生にみせた。
「このモデルって先生だよね?」
そう聞けば
「何でそう思うの?」
と聞いてきた。
「妹が遊びに来ていてたまたま知っただけだから別にバラす気は無い。 確かに美しさが違うからバレないかもだけど間違えなく先生だと思うのはホクロの位置だよ」
そう言えば先生は俺を睨んで
「正解。 黙っててよ? 辞めるには手続きが必要だから時間かかるし」
ふーん、認めた。
「いつからモデル始めたの?」
「20歳だよ。 ちょうどスカウトされたから」
「へぇー、先生って素顔見せないよね」
そう言えば先生は
「別に見せるものでもないし」
「んー、でも、ちょっと可愛いですね」
そう言うと先生は照れた表情をした。
「か、可愛いって//」
ふーん、やっぱり可愛いんだな。
どんどん先生の素顔が見えてくるかもしれない。
「だってさ、驚く姿はなかなか見ないし照れた表情だって見た事ない」
先生は
「別にどうだっていいじゃん」
ん、まぁ確かに。
「モデルだけではないでしょ? 教師もして休みあるの?」
すると先生は下を向いた。
あれ? ダメだったかな。
「あるよ、24時間働いている訳じゃないから。それに非常勤だし」
なるほど。
「あー、てか、妹さん平気なの?」
「連絡する」
帰っていいように連絡した。
鍵はポストに入れて置いておけばいいと。
「戻る気ないんだ」
「せっかく先生と話してるのに酷いよ?」
そう言えば先生は
「分かったから。 お茶でいい?」
俺が頷くと先生はお茶と羊羹を用意した。
「おやつまでありがとう」
この先生は何故か友達という感覚がするからつい敬語を忘れる。
「美味しいから」
確かに美味い。
久しぶりに羊羹を食べたな。
「そんな美味しそうに食べる人は久しぶりだな」
ちょっとだけ嬉しそうに見えたけど気のせいかな。
「どうしたの? 」
「なんか変・・・」
「ふーん、何が変なの?」
「分からない」
感じたことない違和感。
「大丈夫? なんか顔が赤いけど」
「んー、熱でもあるのか・・・? フラフラしそう」
立ち上がろうとするとよろけそうになる。
「ベットで休んだら?」
先生は心配そうに言ってゆっくりとベットに連れて行ってくれた。
「苦しい・・・」
息がまともに・・・
「そんなに苦しんじゃって可哀想だね? とりあえず服ぬがしてあげる、暑いでしょ? 」
「せんせ・・・」
「汗凄い、タオル持ってきた方がいいね」
先生はタオルを持ってきてゆっくりと俺の汗を拭き始めた。
「っ・・・」
分かんないけど、身体がビリッとスる。
それにアソコが暑い・・・
「部屋の温度下げるね? あ。何かして欲しいことある?」
「ぬがして・・・全部・・・」
先生はちょっと恥ずかしそうに頷いた。
うわぁ、デカ。
「ふふふ、何にも知らないの? これでも分かんないなんて頭の良さは勉強の頭脳だけか」
先生の顔つきが変わった。
「櫻井くんの童貞奪っちゃうことになるね? 同じような体験させてあげる」
どういう意味なのか分からないが。
アソコを使うことには確実だろう。
「はぁ・・・せんせ・・・も。変だな」
俺の童貞奪ってどうすんの?
それだけで俺が泣くとでも?
悪いけど恋に行為に興味ないからどうだっていいんだ。
痛くなければ。
怖くなければ。
先生は何者?
今日だけで色んな表情を見たな。
俺は抵抗せずに目を閉じた。