しょーちゃんは起きたらご飯食べた後猫の姿になった。

ヴァンパイアになってからは色んな姿になれるのは知ったけど。

なんで猫なのか分からなかった。

「探してくる、匂いで分かるはずだ。 猫になれば更に探しやすい。 雅紀が気になる人なら俺も様子見なくちゃな」

そう言って家を出て行った。
俺、まだ出掛ける準備してないんだけど?

まぁ、多分潤ちゃんの所に辿り着けるから心配はしないけど。

準備が出来て俺は外に出た。

街を探してもいないからどこに行ったのだろうと思った。

すると潤ちゃんから連絡が来て潤ちゃんの家にいるみたいだ。

潤ちゃんの家に行くと

「ね、相葉さん、しょおくん可愛いですね?」

へ? 可愛い?
しょーちゃんが?
それも猫になっても威嚇するしょーちゃんだけど今は気持ちよさそうに撫でられている。

「そうかな?」

「しょおくん、迷子になったみたいです」

迷子!?
イヤイヤ、しょーちゃん、迷子じゃないよね?

それとも何かを探るためにわざと?

その割には懐きすぎるような気がする。

「ニャー」

「ふふっ、可愛いね? ほら、美味しそうな焼き芋だよ? 食べる? 」

しょーちゃんは嬉しそうに食べ始めた。

分かった。

しょーちゃん、食べ物につれられたんだ。

「ふふふっ、美味しいでしょ?」

「ニャン」

「良かった~。 しょおくん凄く美味しそうだね 」

潤ちゃんがニコニコしてる。
なんか俺は負けた気がする。

しょーちゃんの嬉しそうな顔、ヴァンパイアになる前は見たことあったけど鳴ってからはなくて。

しょーちゃん、心開いたのかなと思うと嬉しいけど俺じゃないのは悔しい。

完全に諦めた訳では無いけど。

この思い少しずつ無くなっていくのかなと思った。

「ニャーニャー」

「え? 僕といたいって? お泊まりしたいの?」

えー、そんなに気に入ったの?
しょーちゃんが心開くきっかけだから邪魔するのはよくないね。

「相葉さん、どうしますか?」

「良ければ何日かお世話してあげて?」

「分かりました」

俺は家に帰って1人でのんびりとしていた。

しょーちゃん、何日かだけだよ?

だって、まだ完全に諦めたわけじゃないし。
しょーちゃん、血を吸わないとダメでしょ?
潤ちゃんといたいなら尚更生きなきゃでしょ?

だから帰ってきてね?

そして。生きて。
いつかはきっと俺の元から離れると思うけどそれでも生きて欲しい。

しょーちゃんに助けられたからこそそう思うんだ。