なかなか先生を名前で呼ぶことが出来ない。
先生にもう1人の先生を紹介してもらった。
「相葉雅紀、智くんのお相手。あれ? シェアハウスはもう1人増えた?」
智さんじゃない人がいる。
「ニノちゃん、智と同じ症状。 智と同じだから二人でやるのは難しいけど。」
「ふーん、ニノは雅紀のが気に入っちゃったんだ。」
ニノって人は耳を真っ赤にした。
「おはよう、翔くん、雅紀。 と潤くん」
追加されたような感じなのは気のせい?
でも、僕の名前覚えてくれて嬉しい。
「おはよう、智くん、今日から雅紀の相手が増えた。 」
「え~、僕の時間減っちゃう」
「それは仕方ないね。 ニノが気に入っちゃったから。 まぁ、2人とも仲良くして?」
2人が仲良くなることはまだかなと思った。
それは2人して睨み合ってるから。
「潤、お出かけに付き合ってくれる?」
「うん」
どこに行くんだろう。
そう思うとレンタルビデオ屋さんだった。
「どんなの借りると思う?」
「映画?」
そう聞くと先生はクスッと笑って
「純粋だね~、潤の観たい映画があるなら借りたらいい。 私が借りるのは智くんたちに教えるような内容のビデオかな」
それはどんなのものだろう。
ちょっと暗い所に入るとテレビの画面からエッチな声が聞こえた。
え? 見たことは無いけどそういう系なの?
「智くんが雅紀に嫉妬されるのが好きだからこういうの見て1人でシて激しく抱かれてるんだよ」
そうなの?
「智くんは嫉妬されるのが好きみたい。男同士のビデオってあんまりないけど。 勉強して誘ってるんだよね。 私はビデオに興味無いけど」
なるほど。 お勉強として見るのか。
でも、僕なら絶対に無理。
恥ずかしいもん。
「智くんは寝るか食べるかエッチしかないからな基本。 だから出掛けるという選択肢はない」
だから代わりに先生が借りに行くんだね。
「私が興味あるとでも思った?」
普通はそう思うでしょ。
僕は頷いた。
「こんなの買うなんて私だって恥ずかしいんだよ//」
「え?」
「頑張って顔には出さないようにと思っていたが出ちゃってるでしょ」
ほんとだ。 先生、頬っぺたが赤くなってる。
「早くレジに行こう、その後は昼だしレストランにでも行く?」
「うん」
さっさと借りてレストランに向かった。
「なんで、真っ黒なのか知ってる?」
「分かんない」
「性的欲求を上げるため。 雅紀はめっちゃ虐めたくなる性質なんだ。 智くんは相当気に入っちゃったんだな。 でも、お互いにそれには裏があると思うんだ」
なるほど。 暗くされて怖がる相手。
抱かれる方は緊張感を持ったり恐怖感を持つ。
「ありそうだね、セックスがなければ生きていけないって人には信じられない人なんじゃないかな。」
智さんを見てそう思う。
「雅紀は医師ではない。 カウンセラーでもない。私が雅紀の性質を知っていたから似合う物件を探した。 私の隣の部屋では真っ暗な中、何度もやられてそれが癖になるかはその人次第。容赦なんて言葉はないぐらい激しいよ」
そうなんだ。
そういうのを求める人もいるってことだよね。
「予測はしていたから防音の部屋を探したからね隣が聞こえないけど。 防音無くしたら潤は怖いかもな」
そんなになんだ。
レストランに着いて僕たちはハンバーグを頼んだ。
それからデザートにアイスを頼んだ。
「可愛いな」
もぉ。 可愛いばっかり。
それもさっきから僕の顔ばっかり見てる。
でも、幸せだった。
お家に帰ると
「潤、抱いてもいいかな? 怖いなら最後までしない。」
「いいよ」
先生なら怖くないと思う。
痛くなってもちゃんと気にしてくれると思う。
だから、抱いて欲しいと思う。
上書きできるんでしょ?
僕、綺麗になれるんだよね?
先生みたいに綺麗になりたいよ?
先生は僕にキスして
「なるべく優しくする」
先生の声がいつもよりも低くてドキッとした。