今回までがストック分かな。
まぁ、そりゃお兄ちゃん来ちゃえばお兄ちゃんになるよね。
分かってた。 手に入らないことぐらい。
代わりなんていないことも。
彼の心も欲しかった。
でも、彼の心はどうしてもお兄ちゃんって存在が小さくなってもいる訳だから。
手放したのは彼の笑顔はお兄さんといる方が綺麗だからだ。
蓮に捨てられて凄く悔しかった。
蓮との時間を優先して。
蓮が常に幸せだと思って欲しくて。
彼よりも性的な回数は少なかったな。
蓮は俺といることが嫌だったのだろうか。
違った。
自信が無いから。
俺はあったのにな。
ずっといられると思ってたから。
彼にフラれたというかふった俺はすぐに蓮に連絡した。
蓮は嬉しそうだった。
もう一度蓮とやり直したいと思った。
「彼らに出会えて良かった。 僕、前よりも覚悟は決めてはいたけどそれでも不安だった。 男同士で幸せになっていいのかなって。」
蓮は俺以外の人としたことないし好きになったことも無いのだ。
いくら好きになっても男同士で幸せなんてなっていいのかってなるのか。
「でも、彼らが幸せなの見て僕も幸せになりたいと思った。 友里くんから逃げたりしない。 僕の気持ちばっかりで全然友里くんの気持ち分からなかった。 いっぱい不安にならないように愛してくれたのに。 ごめんね?」
「いいよ。 二度と離れるなよ?」
これ以上は俺の心が持たない。
また蓮が逃げたら・・・
どうすればいいのか分からない。
忘れることなんて出来なかった。
そういう意味では中途半端だったと思う。
焦った。
「友里くん、近々温泉行きたい」
あー、蓮は旅行が好きな人だ。
小さい頃、全然行けなくて。
外に出ることも無かったと言ってたな。
「いいよ? 行こうか」
「うん、ありがとう」
この手を離さない。
蓮にキスをする。
蓮の唇覚えていた。
身体も。
懐かしくて嬉しくて自然と気持ちよくなっていた。
蓮が好き。
今はハッキリとそう言える。
「蓮・・・」
「んやぁ・・・」
「綺麗だよ?」
「ん、嬉しい・・・僕も歳を取ったから。 」
「全然変わらないよ」
「ふふふっ、友里くん好きだよ」
「俺も好きだ」
蓮、愛しい蓮が何度も求めてくる。
それに応えるように。
俺は何度も抱く。
「友里くん、ありがとう。」
眠たそうな顔をしている。
そりゃ激しく求め合ったからな。
「拭いとくよ、寝ちゃいな?」
「勿体ないから嫌」
まだ1週間。
そりゃそうなるよな。
「でも、眠いんだろ?」
「・・・うん」
「大丈夫、起きたら隣にいるからな?」
「絶対だからね?」
そう言って蓮は眠り始めた。
拭いた後、蓮を抱きしめて眠った。
こんな日が続いている。
蓮がもっと笑ってくれる日を願うしかないかな
やり過ぎずやらな過ぎず・・・
1番難しいことだ。
ーーー
友里くん・・・
昔から友達思いで優しい人だった。
僕は人が怖くて話せなかった。
友里くんと話せるなんて思ってもなかった。
だって、眩しかったから。
友里くんは僕を気にかけてくれて。
友達の輪を作ってくれた。
いつしか恋に変わった。
友里くんに恋するなんて・・・
似合わない、それに男だ。
何もできることはない。
諦めることしか出来ない。
けど、友里くんが僕の異変に気づいたみたいで言って欲しいって言われた。
それで付き合うことになった。
でもね、怖かった。
未来が見えなくて。
親にも言えなくて。
1人で決めて友里くんに酷いこと言った。
結婚したけど無理だった。
女性を幸せになんか出来なかった。
セックスなんてものはしなかった。
というより出来なかった。
僕が抱く・・・
想像がつかなかった。
それに性欲は湧いてこない。
子供産まれるはずがない。
欲しがってるのは知ってたけど申し訳ない気持ちで見て見ぬふりをした。
だんだん後悔した。
友里くんともう一度会いたいと思った。
連絡したら会ってくれて付き合ってるって言われた。
子って年下なのかなと思った。
僕なんかよりそっちの方が若いし可愛いのかなと思った。
でも、友里くん、辛そうだった。
僕、泣いちゃった。
会えたこと後悔してること。
友里くんの辛そうなところ。
その子については聞いた。
付き合うことになったから。
友里くん・・・
僕ね、友里くんは優しいから心閉ざすことは無理だったんじゃないかって。
ほんとはもっと違う方法を知っているはずなのに敢えて酷い方法を取った。
きっと最初から無理だとは分かってても僕の代わりになって欲しかった相手なのかなと。
だから、責めることは出来ない。
友里くんを変えたのは僕のせいだと思った。
その子に会って幸せそうで。
友里くんのことを酷い人だとは思ってないことが分かった。
だって、その子は逃げるはずだから怖いなら。
友里くんは医学部出身だから。
とっても才能がある人。
僕は永遠に友里くんを離すことなく愛し合うことを誓った。
逃げない。
僕、友里くんがいるだけで幸せだから。
沢山求めてくれるのを待っていたんだよ?
友里くんの寝顔が可愛くて愛しい。
「愛してるよ、友里くん」
だから、罪悪感だらけでいないでね?
少しは必要かもだけど。
僕はいらないと思っている。
彼は少なくても訴えては来ない。
優しい子だからきっと向こうも多少の罪悪感は感じているとは思う。
でも、その子も感じる必要は無い。
今が幸せならそれでいい。
僕はそう思いたい。