「え?」
ほんとだ・・・
尾びれが2つ・・・
「ふふっ、完全な人間ではないけど。 服を脱がなければバレない」
「そうだね・・・カズはちゃんと人間になれてるのにね」
そう言うと
「ふふっ、俺は頑張って特訓したから」
「特訓すれば人間にだけにもなれるの?」
「うん、ただ、もちろん、人間になりたい気持ちが強くあっても体力切れだと人魚に戻るけどね。」
ちゃんとした人間で生活してみたい。
そういう思いが強くてすると人間の足に変わった。
「潤くんの意思が通じたんだね。」
「嬉しい。」
カズに誘われて学校に行くことになった。
うわぁ~、学校って場所が新鮮なだけに凄いと思う。
学ぶ場所。 僕、お勉強苦手だけど大丈夫かな。
「転校生? 可愛いね? まだ始まってないから俺たちと遊ぼう?」
そんなことを言われても・・・
人間が多すぎて・・・
それにちょっと怖い人が混ざってるし。
「やめてください」
カズが抗議してもちっとも聞かない。
すると突然後ろから
「やめてあげな。 嫌がってることするなら君たちの行いを黙ってたけど言ってあげてもいいんだよ?」
何したんだろう。
でも、僕たちに話しかけた人は退散した。
「カズの友達?」
「そう。」
「確かに可愛いよね。 このクラスの学級委員だから何かあったら言ってね?」
それから仲良くなり3人で食べることがおおかった。
でも、カズは学校に飽きちゃって。
なかなか来なくなった。
「カズ、来ないのかな?」
「うん」
「ふふっ、寂しい?」
「んー、ちょっとね」
ちょっとだけ。
「そう?」
「うん、しょおくんがいるしね?」
「ふふっ、ありがとう」
ドキドキする。
「ん? どうしたの?」
「なんでもない」
しょおくんは僕の頬っぺたを触りはじめて
「ふふっ、気をつけてね? 狙われちゃうよ?」
「え?」
「その可愛さは色んな人に狙われる。 まぁ、潤には返さないといけないから守ってあげるけど」
返すことなんてあるのかな?
「ありがと」
しょおくん、カッコイイな。
何でドキドキするのだろう。
2人きりの時、しょおくんは優しい。
カズがいる時よりも優しくて面倒見てくれて楽しいこと教えてくれる。
僕にだけそんなふうにして欲しいなんて思いは何故あるの?