SideJ
みんな口だけ好きとか愛してるとか。
でも、実際キスしたりセックスしたりするともういいとか。
僕を男だと思ってしてるよね?
僕はゲイよりのパイだと思う。
女の子も愛せなくはない。
だけど、背伸び過ぎるのかな?
すぐに嫌われちゃう。
欲しいもの、相手の気持ちを考えてデートをしたり。 プレゼントしたり。
キスはちゃんとしてるし。
男は僕は女の子みたいに可愛いらしく女の子の気持ちにさせられる。
男は身体の相性でしか考えてくれない。
そんなのちっともつまらない。
ずーっと一緒にいる人と考えると毎日が楽しいと思えるような人がいい。
今日は従兄弟の智の店に向かう。
「いい加減俺にしなよ?」
「そういうふうには見てないよ」
智は従兄弟として。
とっても大切な存在。
何でも相談できる人。
「こんばんは、おーちゃん、何回目?」
「忘れた」
「潤くんは何度も断ってますからね? 諦めるのは貴方の方じゃないの?」
「んだよ~、俺は潤を嫁に行かせたくないの」
僕、女の子じゃないんだけど。
「で、潤くんは恋人募集中はいない限りはずっとしてるつもりですか?」
「うん、だって、羨ましいんだもん」
カズとまーは恋人同士。
「あ、いいこと思いついた。」
「え?」
「合コンしない?」
「は? 女の子を呼ぶんですか?」
「俺の友達、独身なんだよ。 男。 」
「へぇー、潤くんに似合う男ですか?」
「ゲイではないけど差別的なことは思ってないから潤ちゃんならあり得ると思う」
まーのお友達か。
どんな人だろ・・・
「あー、よく話題になる翔ちゃん?」
「そうそう。 俺とカズが恋人同士なのは知らないから敢えて俺達も合コンするの」
「あー、つまり手助けですか?」
「そういうこと」
店と日時が決まり僕はとても楽しみにしていた。
そして、当日。
僕の目の前にはちょーイケメンがいる。
でも、よく見ればなで肩だった。
チャームポイント? 更に気に入ってしまった。
「しょーちゃん、ここの料理いいでしょ?」
「うん、美味いな。」
「翔ちゃんってほんとに独身なの?」
「そう。 別に独身でもいいかなって思ってるから」
そっか。 それじゃ無理かな。
「何の仕事してるの?」
「芸能事務所の社長」
「嘘でしょ?」
「つい最近ね?」
凄い。 優秀な人なんだね?
「え? 俺、聞いてないよ?」
「は? 何で雅紀に言う必要あるんだよ。 別に親が社長だったのを俺が代わりに引き受けただけだし」
「だって、しょーちゃん、全然連絡来れないじゃん」
「雅紀がかけてくるから別にこっちからする必要は無い。 」
「ふふっ、仲良いんだね?」
「まぁ、確かにな。 大人になっても付き合いがある訳だし。」
なるほど。 大切なお友達なんだね?
「ところで、さっきからビール飲んでるばっかりだけど大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫」
既におなかいっぱい。
「そう? もっと食べなよ?」
「ありがとう」
櫻井さんは少し頬っぺたを赤くして
「気をつけてね?」
言ってきた。
智が料理を運んできた。
「なんで俺の料理全然食べないんだよ」
怒っているの?
「なんか、お腹いっぱいで。 ごめんね?」
「しょうがないな。 焼き鳥は食べろよ?」
「うん」
全く。 智は余計なことを言う。
「店長と仲良いんだね?」
「僕の従兄弟だから」
「なるほど・・・」
櫻井さんはホッとしたような顔をしたが考え始めていた。
「まだ時間ある?」
「あるよ!!」
「それ、食べ終わったらちょっと夜風に当たらない?」
「うん」
食べ終わり外に出て2人きりになった。
「俺さ、店の料理は確かに美味かっけど2人きりになりたかった。」
「え?」
「潤と出会えたのは運命なのかも。 一目惚れかな。 好きになって。 何となく店主が俺を睨みつけるような感じで。 潤に恋人いるのかなって思ったけどいなくて安心した。」
そうだったんだ。
「今すぐとかじゃなくていいから俺と付き合ってくれますか?」
僕は頷いた。
「翔さん、僕も同じだよ?」
翔さんは嬉しそうに笑った。
翔さんのお家に泊まることになり僕たちは何度もキスをした。
翔さんの香りが沢山漂っているお家で沢山キス出来るなんて幸せだと思う。
好きって気持ち凄く伝わってくる。
時には大事にしたい、もっとしたいとかって色んな気持ちが伝わってくる。
キスでわかる気持ちってあるよね。