SideN

ここは同性愛が集まるBARになってる。
BL、GLはちょっと敷居で分かれている大きめのBAR。

「いらっしゃい、カズくん」

「ママさん、今日のオススメのカクテルください」

「いいわよ」

ここのママさんは実際は男。
ん? ママさんに指示出されてカクテル作ってる人初めて見た。

「お待たせ、この子は今週から働いてるのよ? カズくん、久しぶりだったから初めてなのね」

ここ最近行くのを迷ってた。
俺はゲイではない。
なのにここに初めて来た時親近感が湧いた。
だからここにいるのが落ち着く。

「初めまして、ミズキです」

ミズキちゃん、可愛らしい。
けど、美しい。

あまりにも美しくてつい見惚れてしまう俺。

ミズキちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らした。

俺は正確にはパイだと思う。
もし、イケメンから付き合ってって言われたら付き合うと思うけど自分から告白なんてことは絶対無いけど。
でも、美しくて可愛らしい女の子なら俺は迷わず掴む。

「俺はカズ、よろしくね?」

それから少しミズキちゃんと話す機会があった

ミズキちゃんは俺の話を聞いてくれて。
特にゲームが好きでゲームばっかりの話をしてしまう。  
ミズキちゃんは分からないけど熱中になるものっていいよねって言ってくれた。

それから何日か通ううちに好きになってしまった。

今日はミズキちゃんを近くのホテルに誘うことが出来た。

ちゃんとママには許可出したし。

「カズくん、私の本性見ちゃダメよ?」

「どういうこと?」

「化粧落とした顔ってことよ。 それと泊まることは出来ないわ。」

なるほど。 こんなに美しいからきっとスッピンでも綺麗だと思うのに。

「いいよ、俺はミズキちゃんが好きだから」

「ふふふっ、ありがとう、優しいのね?」

「俺、優しくないよ」

服を脱がせようとすると恥ずかしそうに目を逸らした。

可愛らしいブラだね。

そこから触ってみる。
いきなり全裸にしたら嫌われそう。

「んぁ・・・」

だんだんゆっくりと素肌も触っていき、スカートを脱がせて膝を舐め始める。

「ひゃっ・・・」

ブラを脱がせようとすると手を止められる。
じゃ、先にパンツをって・・・

「男だったの?」

なんで気が付かなかったんだろう。
どう見ても女にしか見えなかった。

「そんなこと言わないで? 私は女よ」

「え?」

どういうこと?

「女になりたくて生きてきたの。 だからそのワードは禁止よ? 」

そう言って俺のモノを触り始めた。

ヤバっ・・・手つき慣れてるみたいでさすがにイってしまう。

「ミズキちゃん」

「いいよ? イって?」

イってしまった。

「可愛いわね? 1回中断ね?」

ミズキちゃんはそう言って服を着始めた。

「ほんとは先に言えば良かったのかもね。 私は女で産まれてきて女で生きてきたつもりよ? けど、身体は男。 」

「そ、そうなんだ」

性同一性障害だったんだ。
一気に冷めた気がする。

あんなに好きだったのに誘ったことは無駄だったのか。

「軽蔑するよね、だから本来身体の関係は持たないのよ、カズくんのアプローチが今までよりも必死だから本当に好きなんだって思わされたわ。 でも、このことは内緒にしてくれる? あの店で働けなくなっちゃうわ。」

「いいよ、別に、俺こそごめん」

俺にはそんな支えられない。
ミズキちゃんを支えられるのは俺じゃない。

俺はそのまま家に帰った。

偏見がないと言いきれなかったからだ。


「やっぱり人を好きになっちゃいけないのかしらね。 分かってたことなのに」

ミズキちゃんの声はちっとも届かなかった。

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この記事、嵐の魅力的が伝わったよ(≧∇≦)
LINEのオススメにあった!!
多分これを読んだら伝わると思うな(≧∇≦)