ママの代わりにバーを任された。
んー、正直僕は不安だけど。
ママが入院するんだから。
ずっと体調悪そうだったし。
頑張らなくちゃ。
さくらさんってあんまり表に出る人じゃないから見たらレアらしい。
カッコイイな。
そう言えばママからさくらさんの本名は聞いたことない。
なんでだろ。
でもママがいつもさくらちゃんと言っているから。
特に聞くことは無い。
で、今は完全にお店を閉めて送って貰ってる。
僕は1人で歩けるのに。
「ここか。 近いな。 何かあったら遠慮なく言ってな?」
連絡先を交換することに。
お別れして僕はお家の中に入った。
とりあえずお風呂に入ってからお礼しないと。
お風呂でゆっくりと浸かってリラックスしてるはずなのにドキドキしてる。
お風呂から出て早速お礼を書いた。
すぐに既読してくれて。
凄いなと思う。
立場が全然違うのに。
そう思いながら僕はさくらさんとのやり取りを楽しんだ。
睡眠時間も考えてくれて。
僕は眠ることに。
夏休みだからもう少し起きてても平気なのにと思うのに。
僕に気を使ってくれる。
ママとは仲良しだからかな?
次の日もお仕事終わったのか夕方には来てくれて。
なんかさくらさん疲れてるように見える。
昨日もそうだった。
お腹すいてるかなと思って作った。
そしたら美味しそうに食べてくれて。
凄く嬉しかった。
「今日も食べたい」
「いいよ」
僕、意外とあんまり食べれなくて。
んー、食べたくてもお腹いっぱいみたいな感じ
キッチンで作り始めた。
冷凍の挽肉があったから。
昨日作ったんだけど。
作り終えてテーブルに置いた。
今日は僕の分も作ってみた。
別にお店を閉めることもありだから。
今日は食べたかったから閉めた。
「え? 潤も食べるの?」
「お腹すいちゃったから」
そう言って僕は食べ始めた。
「うん、美味いな、今日も食べれてなかったから凄く美味く感じる」
今日も? 今日もと言ったよね?
「いつも食べてないの?」
「そういう日が多いかな、忙しいからね」
そうなんだ。
そうだよね、大人って大変だもんね。
察したとかさくらさんは
「いつもの事だから気にするな」
んー、やっぱり心配。
食べないなんてさくらさん倒れちゃうよ。
すると店の外で揉め事が起きてるのか音がする
「何かあったな。 潤はここにいて?」
さくらさんは店に出た。
それからちょっとしてさくらさんが3代目を連れて店に戻ってきた。
初めて見た。 3代目の大野智さん。
「彼にはロックで」
僕は頷き、3代目の目の前に置いた。
「ヤクを使った奴がいてな。 そいつが店を荒らしたんだ。 誰に貰ったかと聞けば佐川と言っていたんだ。」
さくらさんは少し考え
「佐川は二宮組。 アッチも同じはず。 まぁあと1ヶ月で交代だからか。」
「さくらちゃん、さすがだね? うん、佐川の居場所は今オヤジが聞いてる」
こんな情報聞いてていいのかな?
誰かに言うつもりは無いけど。
「明日朝から本家で?」
「うん」
「分かった」
すると3代目は僕をみて
「随分と可愛い子がいるとはね~、危険だな」
基本大野組の人達は優しい人たちだ。
「まぁそれはそうだけど。 ママさんから任されてるんだ。」
「ここ常連なの?」
「そうだね、常連だ」
3代目はさくらさんをじっと見た後僕を見て
「俺もたまに来ていい?」
「いいですよ」
「んふふ、ありがとう。 さくらちゃんと仲良いなら俺も大切になるな。 智って呼んでくれ」
智って呼べるはずないじゃん。
でも、呼ばないと怒られそう。
「智さんでいいですか?」
これ以上は無理。
「いいよ、じゃあ、またね?」
札を置いていき智さんは店を出た。
「相変わらずな人」
さくらさんは智さんが出ていった扉を見つめながら言っていた。