今日はしょおくんと一緒に出かける。

智さんと師匠までも一緒とは・・・

しょおくんのお仕事を紹介したのは智さんだから一緒なのは分かるけど。

何故、師匠とまで一緒になるのか。

智さんとそんなにラブラブになったのだろうか

「智くん、恋人できたの?」

「んー、恋人なのかな?」

智さんは認めたくは無いのかな。

「智がさいつになっても認めてくれない」

「ふふっ、んー、頑張ってください」

「どうにかなんないかな」

「どうにもできません、師匠なんですし」

「そんな冷たくするなよ~」

そうは言われてもね?

「そんな冷たかったか?」

「知りません」

もぉ、だからってなんで変なところ触ってくるのかな・・・

「じゅーん、なんでかな~」

しょおくん、怒ってるみたい。
そりゃ触れ方がいやらしかったからね。

「ごめんなさい」

「んー、見なかったことにしとく」

スタジオにつけば智さんがカメラマンさんと話し始めた。

ここで撮るのか・・・

全然違う世界に来たみたい。

しょおくんは着替えて準備し始めた。

撮影に入るとしょおくんは全然違った。

凄くカッコよくて別世界の人だと思ってしまう。


「翔くん、カッコイイのにな、仕事が来ないのは個人事務所だからな」

「どういうことですか?」

「ん? 翔くん、自分で会社を設立したんだよ」

「じゃあ、しょおくんは社長ってことですか?すごいですね!!」

「まぁそうだけど、まだ誰も雇っていないんだよ、翔くんにパイプがない」

「パイプ?」

「俺が仕事を持ってくる時もあるけど、それでもやりたがらない時があるから誘うのはやめちゃったけど」

しょおくんは一人で頑張ってるって事なのかな

「けど、今回ので改めてこれからは翔くんを誘ってみることにする」

しょおくん、お仕事をしたくないのかな?
でも、演じるのは好きなんだよね?

しょおくんの気持ちが分からない。

「じゅーん、帰ろ?」

「お仕事終わり?」

「そう」

「お疲れ様」

「ありがとう」

帰ろうとするとさっきまでカメラさんと話してた師匠がこっちに来た。

「近いうちにお前を撮ることにした」

「何でですか?」

「館をセットにして撮るんだ、いいな?」

「舘を? わかりました」

「暫く殺到はするだろうがよろしくな?」

師匠は智さんの手を握って事務所を出ていった

僕はこれからどうなるんだろう。
何してるんだろう。