SideJ
僕のお仕事は辛い。
でも、助けたくて僕にできることなら助けてあげたいなって。
「松潤、今日は手強いかもね」
「大丈夫かな」
「んふふ、松潤、自信なさげにならないいい?その素直さはいいけど、松潤が落ち込んでどうするの?」
そうだね、僕が落ち込んじゃダメだよね。
「ごめんなさい」
「んふふ、頑張って、松潤は純粋だから出来るんだよ」
頑張らないと。
僕のお部屋に戻って準備し始める。
今日の担当は櫻井翔くん。
高校生で成績は優秀。
部活は帰宅部ね。
どうして、優秀なのに来るんだろうかと資料を見ると親が既に亡くなっていることが分かった
ノックされてドアを開けるとしょおくんが来た。
「座って?」
しょおくんは頷いて座り始めた。
「僕のことどこで知ったのかな?」
あんまり僕のこと知る人は少ないと思うから。
しょおくんはスマホをいじりだし、智さんの名前を上げた。
智さんとの電話のやり取りが何回かある。
「智さんとは何回かやり取りしてるみたいだねそれなら智さんの所に行くはずだけど?」
そう言うと首を横に振って
「従兄弟だから」
初めて話してくれた。
しょおくんは大人しいのかな?
それとも警戒されてたのかな?
「従兄弟の方が話しやすいんじゃない?」
そう聞けば頷いたけど
「智くんが言ったから」
智さんが僕のところにへと?
なんで? なんでなんだろ。
「何を話したいの?」
「助けてくれないの?」
「え?」
「分かんないだよ」
何が? 僕は何を助けてあげればいい?
心だね。 しょおくんの心を助けてあげないとね。
「智さんには話せないこと?」
そう聞くと頷いた。
「じゃあ、智さんには内緒にしとくね?」
「ホントに?」
「しょおくんが嫌がることを僕はしないよ」
「ありがとう」
しょおくんの笑顔が僕には凄くドキドキする。
「ふふっ、しょおくんは優しんだね?」
そう言えばしょおくんは大きく目を見開いてたけどクスッと笑って
「優しいのは先生でしょ?」
「そうかな、僕は嘘をつけないだけだよ」
ずっとそう。
言ったことに後悔とかあっても間違ったことを言ったつもりはなかった。
「ふーん、俺も嘘つく人は嫌いだけど」
「ん?」
「先生みたいな真っ直ぐしすぎる人は初めて見た」
え? ふふっ、変なの。
「なんでそう思うの?」
「優しさで溢れてるから」
「ふふっ、褒めすぎだよ」
しょおくんは首を横に振って
「ふふっ、先生は可愛いね?」
「なっ・・・//」
何急に・・・
胸がキュッと締め付けられるような気持ち。
「先生、悩み事消えた」
「え? そうなの?」
「でも、新たな悩み事が出来た」
そう言って舌をぺろっと出す。
「ふふっ、何? 言ってみて?」
「ほんとにいいんだな?」
その瞳が僕は聞かない方がいいと言ってるけど
「聞きたい」
悩みを無くしてあげたり、心を軽くするのが僕のお仕事だから。
「俺ね、先生が好き」
「へ?」
「先生の優しさ、素直さ、笑顔とかめっちゃドキドキさせられた」
しょおくん、僕を好きになったって
この場合は恋ということだよね?
「そっか」
「軽蔑しないの?」
その瞳はユラユラと揺れてる。
まぁ、そう簡単には言わない。
「ふふっ、しないしない、好きになるってそう簡単に無いものだしね」
ホッとしたような表情に変わったしょおくん。
「なら、いいや、また来ていい?」
あれ? 答え聞かないの?
「うん、まぁ、予約してくれれば」
勝手にこられても時間的には相手出来ないかもだし。
「分かった」
そう言って帰ろうとする。
その背中は寂しそう。
なんで僕の答えを聞かないの?
怖いから?
「しょおくん」
僕だったら何か言ってくれないのは嫌だ。
例え無理だと言われても。
ギュッと抱きつく。
温かい、でも、ちょっと震えてる。
「僕の気持ち聞かないで帰るなんてことしないでよ」
「・・・」
「しょおくんの気持ちは凄く嬉しいよ?」
「え?」
そんなふうに僕のことを思ってくれて。
しょおくんと一緒にいたら楽しんだろうなって幸せだろうなって、楽しませてくれるよねって
「僕もしょおくんが好きだよ」
そう言うとしょおくんは僕の方を見てじっと見つめてきた。
「分かんない?」
僕からするなんて恥ずかしいけど。
しょおくんの唇にキスをした。
「先生は俺のモノ?」
「ふふっ、そうなるね」
するとしょおくんは嬉しそうになって
「じゃあ、潤って呼んでいい?」
僕は頷いた。
しょおくんとは恋人だもん。
ニュー・パーヴォーニス:心穏やかな純粋性
ニュー・パーヴォーニスは孔雀座v星。
つまり星言葉です!!
この星は、 の尾羽の当たりで輝く星。 というと、その大きな羽を広げて美しさを誇示しますが、この星にはそのような艶やかさは無い。