えっと、Turning Upの翔潤なんなの!?
イチャつきこれからもそんな感じで!!

SideS

小さい頃から俺に両親という存在はいなかった。

母は俺を産んでから亡くなり、父は幼稚園の頃にガンで亡くなる。

親がいない俺にいつもいじめくる奴がいる。
何度も可哀想と言う言葉を聞いてきた。
ほんと、そうだろうと思いながら約10年間生きてきた。 母方の両親は俺を酷く嫌っていた為見て見ぬふりをされてきた。

けど、あれは・・・

俺がちょうど最後の中学校生活の日。
勉強だけは出来てたからお金をかけない生活が出来た。

家に帰ってきたら知らない人がいた。

「今から言うことは本気よ? 私の家族にならない?」

「え?」

「ダメかな? うちに1人子供がいるんだけどどうしても寂しがり屋な子だから貴方が来てくれたら嬉しいの」

そんなこと言われても・・・

「迷惑じゃないんですか?

「全然大丈夫だよ、この子なんだけど」

え? あ・・・隣は?

「えっと・・・」

「おにいちゃん? 」

初めて人という存在に興味を持った。
そして、何故か凄く”おにいちゃん”って言葉が響いた。

「そう、お兄ちゃんになる子よ? 翔くんって呼んであげなさい」

「うん、よろしくね? しょおくん」

か、可愛い。

「こちらこそよろしく」

君と出会って良かったって思える毎日だった。
君といると色んな感情を持つようになった。
でも、1番多いのは楽しいって感情。

「しょおくん、お勉強教えて?」

「いいよ」

「ありがと」

ほんとに弟なんだなって実感させられる。
教える側は君が真剣になって聞いてくれるし、その後嬉しそうなんだよな。

そういう所にいつの間にか好きが溢れた。
恋というものを実感させられた。

でも、男同士だからそう簡単には結ばれない。

それに松本家は・・・業界トップの会社を持っている。 

だから尚更許されないだろう。

だが、君が16の頃か。

「しょおくん、僕ね? ずっとね? 思ってたことあるの」

「ん? 何?」

「僕ね、しょおくんが好き」

「え?」

「ドキドキしちゃうぐらい好き」

そんなふうに言われたら・・・
キスしちゃうじゃん、バカ。
でも、この思いはずっと止められないと思うから今だけ・・・いつか別れるとしても今は欲しい。

「潤・・・俺も凄く好きだ」

そう言うと綺麗な天使な笑みで

「しょおくん、大好き」

俺の胸に飛びかかってきた。

それから君のお父さんがガンを発病し余命は1年とされた。

その間俺は君のお父さんの秘書として色々とサポートした。 大変なこともあるけど病気と戦ってるお父さんが仕事をしているんだ。
負けてられないし、君のに継がせるためでもある

もう1年生きられることできたのは幸せそうだった。

君が18で社長とはとてもじゃないけどいきなりは無理だろう。

でも、やってもらわないと困るんだな。
多少は土日に説明してきたから多分やることは分かるだろう。

なるべくみんなでサポートした。
その結果 君はミルミルと成長し2年で仕事をマスターした。

社長として誇れるようになってとてもいい会社になったと思う。

でも、どんなに成長しても・・・

「しょおくん、ギュッとして?」

寂しがり屋なのは変わらない。
ちょっと席を外すだけでウルウルな瞳になるんだよな。

「いいよ」

変わらない所も好きだからいいけど。

「ふふっ、寂しいもん」

「ちょっとだけじゃん」

「ほんとは秘書と社長の関係も寂しいんだよ?それを我慢してるからお家に帰ったら離しちゃダメ」

可愛い。 でも、俺もたまに思う。
綺麗な女性相手や他の会社の社長にニコニコとしてる君を見ると俺は嫉妬する。
分かってる、どれだけ愛されてるかぐらい。
それでも、俺の恋人だって言いたいぐらい。
その場でキスして見せつけたいぐらいだ。

「ごめん、風呂入ろ?」

「連れってね~」

「もちろんだ」

好きだからそうしたいんだし。
年が一回り離れてるけどいつまでも俺の事を愛してくれているだろう。

なんでそんなに自信があるかは潤は寂しがり屋だから。
そして、君の近くにずっといるから。