SideJ
自分の気持ちを抑えられないのって怖い、どうなるか分からないよ。
てか、それをまだ小学生な僕が経験するなんて思いもしなかった。
僕の通う小学校は人が少なく、子供が少ないからなんか僕のクラスには僕含めて3人しかいなんだ。でも、ここは毎日ある訳じゃない、全ては櫻井先生に合わせてあるかないかが決まるらしい。そして、ここの学校ができたのは僕が6年生になる頃だった。
そんな僕が好きになってしまったのは保健室の先生だった。
僕は身体が弱くて体育なんてまともに出来ない
そんな僕をいないかのように2人は話してる。
いいな~、僕も話したい、みんなと話したい。
だけど、怖くて話しかけることが出来ない。
「松本くん、今日も1人?」
「うん・・・」
「そっか、二宮くんも相葉くんも優しい子だよ? それでも話しかけるのは難しいのかな?」
「うん・・・」
「よし、ちょっと待ってろ」
そう言って大野先生は二宮くんと相葉くんに何か話していた。
「潤ちゃん!」
「え?」
「遊ぼ?」
「でも、僕、あんまり走れないよ?」
「僕も苦手だよ! 潤くん、ブランコしよ?」
「うん!」
3人でブランコに乗ることに。
2人とも立ち漕ぎしてて凄いな・・・
僕も頑張って立ってみたけど怖くて・・・
するとそれに気づいた二宮くんがスピードを落として
「無理に立ち漕ぎしなくていいよ、座って?怪我したら困るよ」
二宮くんが座ったから僕も座って漕ぎ始めた。
でもその時の僕には引っかかってた。
困るか。 僕はやっぱり困る存在なんだ。
結局全然楽しめなくて僕は教室が嫌になって、大野先生に体調悪いと言えば急いで保健室まで連れてってくれた。
「あれ? 体調悪いの?」
「そうみたい、遊んでる時は楽しそうだったのに・・・」
「そっか、潤くんはこちらで預かるよ、貴方は授業に戻ってくださいよ?」
「分かってます」
大野先生がいなくなると僕をベットに案内してくれて
「大野先生が心配しちゃうからね?」
そう言って優しく僕の髪の毛を撫でてきた。
「さっき遊んでた子に原因があるのかな?」
「え?」
「遠くから見てたけど最後は楽しくなさそうだったよ? 二宮くんが何か言ったの?」
「なんで?」
なんで僕のことが分かるの? なんで二宮くんだと分かったの?
「潤くんは純粋なんだよね?」
「え?」
「分かんなくても大丈夫、そのうち分かるよ」
先生が髪の毛撫でてくれるのが気持ちよくて僕はいつの間にか眠ってしまった。
気づけば夕方で時計を見れば学校終わってる時間だった。
「起きた? 帰れそう?」
「うん」
「そっか、元気になったなら良かった」
夕日が綺麗で僕はベットから降りて窓の近くに来た。
「綺麗だよね」
「そうだね」
でも、僕は先生の方が綺麗だと思った。
夕陽に照らされている先生は僕にはキラキラしてるように見えてドキドキした。
その次の日から僕は恥ずかしいぐらいに先生を見るとドキドキしていた。
これが何か分からなくてお姉ちゃんに聞いたら恋だと言われた。
でも、まだ分からないとは思うけど結ばれないよ? 男だからね?
そう言っていた。
なんとなくでしか分からない僕だけど傷ついた
でも、先生に会うと嬉しい自分がいて傷ついた心なんて消えてしまうほどでとっても楽しい時間だった。
卒業する前日僕は先生に好きだと言ってしまった。 すると、先生は驚いたし、そう簡単にいいよとは言わなかった。
「潤くんの好きな気持ちは伝わったけど今はその事については答えられない、僕を好きになる事はどういう事だか分かってる?」
僕は頷くと
「まだまだ小さな子供、これから大人になっていくうちに僕じゃない人にその気持ちが向くかもしれない、だから、せめて高校に受かったらね?」
「え?」
「潤くんが今よりも強くなって、友達が沢山できてたら本気で考えてあげる」
「ほんとに?」
「約束しよっか、中学卒業して潤くんが今よりも強くなってたらその気持ちに答えてあげる」
約束したんだその時に。
だから、僕は頑張れたよ?
好きな人のことを思うと変われるんだね?
頑張って話してみれば優しい人たち。
些細なことで傷ついちゃう僕だけど、カズとまーが僕のことを分かってくれるようになったから楽しい中学校生活を送れた。
で、卒業して僕は学校に向かった。
相変わらずこの町は子供は少ないけど僕達の時よりも人数が多かった。
「分かった?」
僕は頷くと先生は僕をベットに案内してゆっくりと倒される。
「キスするよ?」
「うん」
先生は僕にそっとキスをした。
「どう? 大丈夫?」
「うん」
気持ち悪いとか僕にはなかったし、もっとして欲しいなって思ってしまった。
「潤くんさ、キスだけで終わらないこと分かってる?」
それって・・・
でしょ?
自分でちゃんと調べた、どうしたらいいのかどういうことをするのか。
「分かってるよ?」
そう言えば
「悪いけど優しくなんて出来ないと思う」
「え?」
「ふふっ、今日はしないけどな?」
「そうなの?」
「今日はもう少ししたら帰るからここで待ってな? その後は俺の家に案内するよ」
そう言った先生は優しく微笑んではいたけど、一瞬ニヤリとなにか考えてそうだった。
今思えばほんとに優しかったからだと思う。
そして、僕の気持ちを分かってくれたから好きになったんだと思う。
「潤、手伝ってくれてありがとう」
「いいよ、僕の大切な場所だもん」
今はしょおくんと同じ場所で働いている。
いつかそうなれたらいいなと思い始めたし僕みたいに臆病で悩んでる子の手助けが出来たらなって思ったんだ。
「そろそろ帰るか」
「うん」
僕もほんとは凄く怖くて臆病だけど少しずつ勇気を出したら話せたし、楽しくもなったよ?
好きな人の力は偉大だね?