今日は潤が楽しみにしてた日なんだ。
潤はまだ帰って来れないみたいでもうすぐ夕方になろうとしていた。
「潤ちゃんは?」
「仕事みたい」
そう言うと
「ふふっ、潤ちゃん、翔くんのこと待ちたいみたいよ?」
「え?」
「潤ちゃん、さっきこれから行くって言ってたわよ?」
なんでお姉さんには知らせて俺には知らせてくれないんだ?
「そうですか・・・」
「きっと可愛く出来てるわ、今から行ってきな?もしかしたら待ってるかもよ?」
「ありがとう」
潤が待ってるなら行かないとな。
向かえば今年も随分と仮装してる人がいたな。
そんな中、相葉くんとニノに会った。
「ショーちゃん全然してないね?」
「ポリスかよ、それもニノは相葉くんの主美に付き合わされてるの?」
相葉くんが警官でニノも警官なんだけどスカートなんだけど。
これって相葉くんの趣味で付き合ってるんなよな? 潤と同じパターンなのだろうか。
「このバカが渡してきたのがこれだったの」
「くふふっ、カズは似合ってるよ?」
「・・・//」
ニノの耳が赤くなってるから照れてる証拠だろう。 ドンマイだな? 悪いが俺はどうも出来ない。
すると高校生ぐらい?の男子が
「めっちゃくちゃ可愛い女子高生いたよな」
「ほんとに女子高なのか? でも可愛いよな」
女子も・・・
「あれじゃ勝てないわ」
「ね~、綺麗すぎちゃう」
なんて今年はそんな綺麗なやつがいるんだなと思っていたけど
「恋する乙女だよね? ベンチで待ってるなんて可愛すぎる~」
「俺、狙おうかな~」
ちょっと待て・・・
ベンチで待ってるだと?
それは・・・もしや・・・潤ではないか?
「でも女子高生じゃなくてあれは可愛い魔女さんでしょ?」
「魔女の見習い的な? あれは男子好みだよね」
やべぇ・・・
多分潤だよな・・・
「2人も潤に会うか?」
「うん、そうだね」
「久しぶりだからね」
まぁ2人は驚くような仮装なんだろうけど。
ベンチに向かうと女子高生のようなセーラー服にマントと帽子とカボチャのバッグを持っていた。
「潤・・・」
「あ、しょおくんだ♡」
何その格好・・・
お前こそみんなにモテちゃいそうだ。
「今回のテーマは?」
「可愛い魔女だよ?」
「似合ってるな?」
「ほんと? ありがと」
2人は石みたいに動かないな・・・
「潤、潤を探す時に相葉くんとニノに会ったんだ」
「2人ともお久しぶりだね? どうしたの?」
ふふっ、まぁ女装するとは誰も思わないだろうからな。
「ショーちゃんの趣味?」
「は? 相葉くんと同じ分類にされたくない」
「潤くん、似合ってる・・・」
「カズくん、ありがとう、カズくんも似合ってるよ? 可愛いね?」
ニノはまたまた耳が赤くなったから照れてるんだなと思って俺たちは笑った。
「潤ちゃんわざわざ魔女を選んだの?」
「そうだよ? 今日は女の子の気分だったから」
「え?」
2人には潤の趣味を伝えていない。
元恋人のニノも知らないとは最初は驚いたけど俺が最初に知れたのが今となっては嬉しい。
「黙っててごめんなさい」
潤は申し訳なさそうに謝った。
「潤の趣味なんだよ」
ニノは賢いからこれで意味が通じるだろう。
「そうだったんだ・・・ビックリした」
まぁ、ニノたちはそういうのに偏見はないから
大丈夫だな。
「しょおくん、Trick or Treat!」
「ふふっ、あげる」
「ありがと」
「ずるーい、カズ、Trick or Treat!!」
「こうなると思ってたよ」
「俺もお菓子ゲット!」
ここにも子供ぽいのがいたな。
ふふっ、潤は可愛すぎてヤバいけどな。
それからパレードが始まりそれを見る潤が好きなんだなと思う。 可愛くてキラキラしてて子どもぽくて・・・色んな表情を見してくれる。
終わるとギュッと抱きついて
「来てよかった」
嬉しそうな顔しちゃって。
俺は潤の頬にキスした。
ちょっと照れる潤が愛しい。
手を繋ぎながら途中で相葉くんたちと別れて家に着いた。
「潤ちゃん、やっぱりセンス上がってるわ」
「ふふっ、ありがと」
「翔くん、潤ちゃんは待ってたでしょ?」
「ベンチで待ってた」
「ふふっ、想像つくね?」
「お姉ちゃん、さすがだね?」
「さて、潤ちゃんよろしくね? 私は病院行かないと」
あれ? お姉さん風邪引いてたっけ?
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ? 潤ちゃんはスープ作っといて?」
「はーい」
あれ? なんとなくだけどさっきは気が付かなかったがお腹が膨らんでる。
これはおめでたさんか?
良かっな? 潤にとって嬉しい報告だろう。
美味い料理作ってあげな?
俺も楽しみにしてるからさ?
でも、その後はタップリと潤を食べさせてくれよな。