「潤くん」
「ん?」
「夕食だよ」
「ふふっ、お弁当だ」
「ちゃんと食べなよ?」
「うん」
いつの間にか寝ちゃった僕。
夕食を食べながらしょおさんの話を聞いていた。 沢山、調べたのかな? 色々な観光地をあげていてどれもしょおさんの話を聞いてると行きたくなった。
「まだ着くのに時間かかるから御手洗済ましとくといいよ」
「なるほど、ありがとう」
寝そうになる前に御手洗に行き、後は暇だったから本を読むことにした。
「潤くん、行きたいところ決めるのもありだよ」
「え?」
「せっかくなんだから観光もするよ? 潤くんが行きたいところもね?」
「うん」
パンフレットを見ると綺麗なところが沢山だし、美味しそうな料理も沢山だね。
行きたいところなんて迷っちゃうな。
「決められないや」
「ふふっ、そうだな、俺も、初めてだからな」
「そうなの?」
「俺、海外行ったことないよ?」
しょおさんも行ったことないんだね?
それからまたまた話しが盛り上がってちょっと大きな声になりそうなのを抑えながら笑い合った。
しょおさんがブランケットを頼んでくれて眠りやすくしてくれた。
「多分起きたらもうすぐだよ」
「ふふっ、そうなの?」
「うん、だからちゃんと寝ないとな」
「うん」
ドキドキして寝れるか分からないけど、これから楽しむこと沢山だからしっかりと睡眠取らないとダメだよね。
それを察したのかしょおさんが手を繋いでくれた。 温かい・・・その温もりを感じて僕はそっと瞳を閉じた。
つぎに目を覚ましたらしょおさんは起きていて音楽を聴いていた。 あれ? 手は繋がったまんまだった。 僕のために? そう思うと嬉しかった。
朝ごはんは空港の近くで食べることになった。
「来たよ、ラスベガス!」
「ふふっ、ニューヨークでは無いんだね?」
「うん、ちょっとね?」
そう言って嬉しそうにレストランに向かった。
日本とは全然違う・・・景色がいいよね。
そして、人が多すぎる。
「大丈夫?」
「え?」
「ふふっ、大丈夫、日本人意外といるかもよ?怖がらないで?」
「うん」
日本人ならまだしも外国人だらけで怖い。
けど、それ以外は良いからあんまり人を見ないようにした。 朝からパンケーキ食べちゃった、甘いもの好きだからね。
しょおさん、美味しそうに食べるよね・・・
リスさんみたいにモグモグしてるのが可愛い。
それを言ったらなんか怒られそうだから言わないけど。
食べ終わって向かったのはブロードウェイ?
「これは勉強ね? 色々と学べると思うんだ」
「なるほど・・・」
ミュージカルだ・・・
ぼくはあんまり見ないから新鮮だった。
ミュージカルの世界観が僕を引き寄せるような感じだった。 どれも綺麗だし感動した。
特に演出が凄かったと思う、ライトの使い方とか一つ一つが丁寧なのが分かった。
「どう?」
「凄かった!」
「やっばり行って良かったよ」
「僕も」
するとしょおさんは嬉しそうに笑った。
今度はランチを食べることになった。
オススメのホットドッグを頼んで見ればボリュームが・・・でも、美味しく頂いた。
「これも美味しいね?」
「ん、美味い、最高!」
「ふふっ、だね?」
食べ終わって少し雑貨屋さんを回って・・・
それから向かったのはバトル場?
「バトルするの?」
そう聞けば
「んー、バトルが目的ではないがしてくるよ、見てて欲しい」
「うん、頑張ってね?」
「ありがとう」
格闘技!? しょおさん、強いのかな・・・
でも、バトルは格闘技じゃなくて、ラップだった。
本格的なラップを生で聴くことは無いから嬉しかった。 リズムに合わせて一緒に乗ったり出来て楽しい。 凄い人達の中でやるなんてしょおさんとっても緊張すると思うんだよね。
んー、英語の発音が日本人なのに綺麗だからいいよね。 リズム感もいいしね。
結果は優勝とかにはならなかったけど、僕はしょおさんのラップは良かったし、カッコよかった。
「難しい、まだまだだな」
「凄かったよ、カッコよかったよ!」
「ほんとか? 嬉しいな、ありがとう」
それからホテルについてしょおくんは英語をペラペラと話してた。 僕はそんな流暢には話せないけど、何となくこんな感じかなって少しは意味が分かった。
「高いな・・・」
しょおさんは苦笑していた。
ん? 絶景が広がってるのに?
「そう? 高いからこそ綺麗じゃん」
そう言えば困ったような顔をして
「違う、高いところ苦手」
「え!? そうだったの?」
「マジだよ・・・」
へぇー、しょおさんでも苦手なことはあるんだね。 何でも出来そうな感じがするけど。
クスっ、なんかしょおさんって可愛い所あるよね、高い所苦手で、モグモグとする所、目が真ん丸になる時とか。
今日、一日でまたしょおさんのことを知った。