僕はしょおくんと一緒にいたかったけど・・・
しょおくんは先輩に捕まってる。
しょおくんは生徒会の中でも人気だからすぐ捕まってしまう。
もぉ・・・僕はいつになったらしょおくんと入れるの? そう思うと僕の心の中はモヤモヤだらけだった。
けど、分かってるよ、僕といたいと思ってるしょおくん。 でもね、限界ってものは来ちゃうんだよ?
学年で別れてるから一緒にお仕事できる可能性はあるよね。
「しょおくん」
「ん?」
「一緒にいい?」
「いいよ、どこ?」
マップを見せれば・・・
「近いみたいだ、なら、潤のも手伝うよ」
「ありがと」
そう言うと
「行こっか」
「うん」
しょおくん、これで一緒にパトロールできるよね。
担当の場所に行くと何だか気分が悪い。
ただ、普通に歩いてるだけなのに。
「潤?」
「ここ、変かも」
そう言うと
「なるほど、潤は結界にも敏感だな」
「結界貼られてるんだ・・・」
「当たり前だよ、斗真の方が詳しいかもな」
そう言って斗真の方を指さしていた。
「なんか呼んだ?」
「潤が気分悪いみたい」
すると斗真は・・・
「相変わらずムカつくやり方、グチャグチャだもんな・・・親が来てる以上、しょうがないな」
親? あー、確かにいるもんね。
「色々な種類が混ざってる中で多分、潤が気分悪くなるのはアイツのが強いからな」
「そうそう、しょうがない、言っとくよ」
「ありがとう」
僕たちのパトロールする場所は女子が多いね。
「ん? 何かあったのか?」
「確かに元気そうに見えない」
どうしたのかと女子達に聞けば・・・
「なるほどな、お化け屋敷行ってみなきゃ分かんないな」
「そうだね、でも、女子たちどうするの? 保健室行かせた方がいいかな」
「んー、そうだな、そっちからにしとくか」
それにしてもお化け屋敷で気分悪くなるって何があったんだろう。
「マジかよ・・・男子もいるけど女子の方が多い、霊感とかなのか?」
「霊感か・・・見えなくても感じちゃう人はいるもんね?」
上手く見えなくても何となくいるって感じとかはあるしね。
「調査しに行こ、何が起きてるのか」
「うん」
しょおくんとお化け屋敷に向うけど・・・
着いたらしょおくんが
「この中は危険かもしれない、潤は待ってて?」
そう言われても
「やだよ、僕、大丈夫だよ?」
そう言うと首を横に振って
「保健室行きになんてさせたくないから」
しょおくんが僕のことを心配してるのは分かったから僕は待つことにした。
けど、なかなか帰ってくることはなく僕は不安になり入ることを決意した。
お化け屋敷なんて僕にとっては初めだからよく分からない。
入ってみれば大丈夫そう。
驚かしてきたりはするけど偽物ってのを分かってるから怖くはない。
でもね、僕の周りにね小さな女の子たち?
大人なんだけど小さな子供に見える。
”お方様”って言ってる。
僕はよく分からない。
パニックだよ・・・怖くて怖くてしょうがない
どんどん人が集まって怖くてダッシュして光の見える方向へ行くと誰かに腕を掴まれた。
「何で入ってきてるの、そして、大丈夫?」
出口には出ていた。
「ごめんなさい・・・」
「勝手に行ったことについて怒ってない、けど、何故泣いてる? 震えてるし・・・お化け屋敷が怖いなら入らなければ良かったのに・・」
そう言われても
「しょおくんが帰ってこなかったんだもん、僕はお化け屋敷行ったことないから怖いかなんて分からなかった」
「行ってみて怖かったってこと?」
僕は首を横に振って
「見えたの・・・僕の周りに女の人が沢山いたの幽霊見えたの」
そう言えば少し考え出して・・・
「それって潤を脅したとか、叩いたりとかしてきたのか?」
「僕のことを”お方様”って呼んできた」
そう言えばまた考え始めて・・・
「姫神と関係あるんじゃないの? 潤は血筋を、持っている、似てるとかじゃない?」
「なるほど・・・」
「きっと味方だよ、見えても時には助けてくれるかもな」
「そっか、助けてくれるんだ・・・」
「んー、父さんから聞いたことはあったからね」
「ありがと」
しょおくんは僕の両手をぎゅっと握って・・・申し訳なさそうにする。
「俺が悪かった、次からは一緒に行こうな?」
「うん」
それからパトロールを続けて終われば自由時間
そこから綿あめ買ったり、焼きそば買ったり、ふふっ、しょおくんと少しイチャイチャした。
「あー、やっぱりそういう関係じゃん!」
え? 後ろを振り返れば斗真と風間くんがいた。
「バレちゃう?」
「独特な感じはあったよね」
「カップル禁止じゃないよ、学業をおろさかにしない限りはね?」
そうなんだ・・・
「なら、堂々としてたっていいってことか」
「生徒会は微妙だけど」
「なんで?」
風間くん・・・詳しいんだね?
「生徒会はそんなことしてるほど暇ではないからね」
「生徒会の時はそんなオーラーを出さない方がいいかも」
なるほど・・・
「ありがとう」
「いいえ、文化祭、カップルで楽しめそうになさそうだったから」
そんなこと思ってくれてたの?
「ごめんね? ありがとう」
「じゃあねー、ちなみに俺と風間は恋人でもあるよ」
「マジで?」
「ホントなの?」
「本当に恋人、でも、お互いに自由だから毎回一緒じゃないけどな」
そんな恋人同士もいるんだ。
僕たちは驚いたけど、お似合いだとは思うから突っ込むことは無かった。
しょおくんと堂々とイチャイチャ出来たのは嬉しくて明日も頑張れて、2日間大きな問題はなく終わることが出来た。