ってことで、暫く僕がしおのと自分のとお弁当を作ることになる。
「しお~」
「あ、弁当!」
「残さず食べてきてね?」
「はーい」
本当にできるかな?
今日はこっそりと、しおの嫌いなトマト入れたからね?
ふふっ、お弁当作るのは楽しい、その日の食材によって変わるからね。
「ヒロにぃ!」
「ん?」
「一緒に行ってもいい?」
「うん、いいけど、しお、お友達は?」
「仮入部だから朝練ないし」
なるほど・・・、しおは僕の大学の附属高校に入ることになった。
そこの高校、頭いいのに・・・さすがに僕はそこには入れなかったけど、しおが入れたなんて凄いな・・・。
大学は推薦で入らせてもらったし、そこそこの偏差値だし、僕の行きたい分野だったし。
「不思議だね? 小学校以来だもんね?」
3つ違うから中学は一緒に通うことは無いし。
「そうだね、毎日一緒は無理だけど、こうして一緒に通うとは思ってなかった」
あれ? 知らなかったのかな、受験する時に。
「校則がそんなに厳しくないところに入りたかった、サッカーはどうしようか迷ってるんだ」
迷ってるんだ・・・
あんなに楽しそうだったのに?
「やめちゃうの?」
そう聞くと
「やめて欲しくないの?」
そう言われて
僕がやめて欲しくないと言えばサッカーを続けるのだろうか。
でも・・・
「楽しいなら続けてもいいと思う」
「んー、でも、勉強難しくなりそうだし・・」
「しおが決めることだから後悔しないようにね?」
「ありがとう」
電車でドキドキ・・・
こんなの初めて・・・
駅から降りれば人は沢山・・・
さすが人気校だよね・・・中、高、大と同じキャンパスにあるんだから。
「早く出て正解だったね?」
「うん」
駅から近いのは有難いけどね。
それから僕たちはそれぞれの場所に別れた。
僕はやっぱりしおたちを見てるのが好きで小さな子供たちを見てるのが好きだなって思って幼稚園先生目指すことにした。
必死に勉強中・・・
特にピアノが難しい・・・
毎回、大変だけど、弾けるようになりたい、先生として頑張りたいしね。
大学に入って本格的にピアノを習い始めた。
もちろん、学校もなんだけど、ピアノ教室にも。
その他のことは心配なさそう。
そんなこと、考えてたらあっという間に学校は終わり、さっさとお家に帰る。
お家に帰れば早速やることをやり終わり、ピアノ弾こうと思ってたら・・・
「ただいま~」
「ただいま」
双子が帰ってきた。
それにしても冬華は興奮してる・・・どうしたの?
「おかえり、冬華、ご機嫌だね?」
「聞いて聞いて! 紫がスカウトされたの!」
「え? 紫が?」
「うん」
有名な事務所だよね・・・
「紫はどうしたい?」
紫は恥ずかしそうに
「私になんかできるのかな?」
そこの問題なのね?
「んー、スカウトされるって可愛いとか美しいと思われたわけだから自信もっていいと思う」
「ほんとに?」
「うん、スカウトなんて滅多にないからね」
「そっか・・・お母さんたちは反対するかな?」
「んー、紫がやりたいことなら応援すると思うでも聞いてみるね?」
「ありがとう」
それにしても紫にスカウトとは・・・
冬華がスカウトされるなら分かるけど、正直驚いた。
大人しい紫にとって難しいと思ったけど、それでも誘ってきたんだ、何かあるのだろう。
「冬華は?」
「断った、アイドルになりたいからね!」
変わってないね。
「オーディション受けてきたら?」
ちょうど今週末やるみたいだからね。
「うん、やってみる!」
取り敢えず夜、ママに連絡することにした。
そしたら、ママは1回帰ってくるから待っててって返信が来た。
その事を2人に伝えた。
まぁ大人に任せるしかないよね。