結局伝えきれないままもうすぐ1年を終える。
なんでだろ・・・チャンスはいくらでもあったのに。

いつも通りの優しさはあるけどなんとなくさせてる翔さんを見るとやっぱりチクッとする。

「翔さん、掃除苦手?」

「ん、まぁね、自分の部屋とか全然無理だよ」

「手伝うね?」

「ありがとう」

確かに、散らばってるものがある。
それを翔さんに聞きながら一つ一つ纏めた。

「ふふっ、綺麗になったでしょ?」

「凄っ、広くなった感じする」

「ふふっ、だね?」

少しだけ温かくなった気持ち。

「潤・・・」

ギューッと抱きしめられる。
僕はそれに答える。

温かいんだもん、誰よりも温かい。
時には熱くなる。

「翔さん・・・」

「ん?」

「好きだよ」

そう言えばピクっとしていたけど、そっと離して優しく包み込むように抱きしめてくれた。

「ありがとう、初恋な訳だから分からないことと沢山あると思うから・・・」

「大丈夫だよ、翔さんのことは全部受け止められるから」

「ね、呼び方変えて?」

「んー、しょおくんでいい?」

「呼び捨てでいいのに」

「年上じゃん! 無理だから!」

そう言うとめっちゃ笑って

「真面目すぎる」

もぉ、笑いすぎだよ。

「ね?」

「ふふっ、ん?」

しょおくんになら僕は・・・

「甘えてもいい?」

そう聞けば

「いいよ? 遠慮なく甘えてきて、俺にだけにならね?」

「ありがと」

「ふふっ、可愛いな」

しょおくんに沢山甘えたい、甘やかして欲しい。 ワガママなのかもだけど、望んでるから、ワガママすぎたら遠慮なく言って欲しいな。
 
「ふふっ、離してくれないの?」

「ふふっ、ダメ?」

「いいけど、ずっとこうするならベットの方がいいんじゃないかってな」

ベットでギューッと抱きしめられる。

「ふふっ」

しょおくんの胸の中に顔を埋める。
そんな僕を嬉しそうにしてるしょおくん。

「めっちゃドキドキしてる」

「ふふっ、ほんとだ、大丈夫?」

「うん、まぁ、さっきから可愛すぎて身が持たない」

「何それ!」

「つまり、好きすぎる」

「アハハ、もぉ、僕もだからね?」

そう言うとしょおくんはクスッと笑って

「甘えてるかなのかな? 僕って言う潤はいつもよりも可愛さが増すんだよな

え? 全然気がつかなかった。
甘え気質なのかな? だからか、俺って使うのはずっとどこかに違和感があった。
親には子供ぽいって言われて凄く傷ついた。
立派な大人なのに・・・男らしくないとも言われて・・・だから、沢山お見合いを入れたりしてきたんだ。

それがとっても嫌で、だんだん親に反抗的になる自分もいて、ずっとずっとどうしていいのか分かんなかった。 脅されるのが怖くて結婚したけど、真由美の全部を知らなかったらいい思い出になんてならなかった。

少しずつ色んな人に出会えた中でやっと見つけたの。僕のことを甘やかしてくれる人、僕が甘えたい人、信頼できる人。 だから、僕として生きていける。 

でも、しょおくんを好きになるまで色々とだったから自然とどっちも使ってたと思う。

「潤らしいのは俺といる時なのかなって思うんだよな、違ったらごめんだけどね?」

「僕らしいか・・・。 合ってるよ?」

「ふふっ、可愛いだけでもないけど、楽しそうって。  潤とは出来れば喧嘩したくないけど、したらすぐ仲直りしたい、ずっとこうしたい」

しょおくん・・・

「ふふっ、僕も、ずっとそばにいたい、ずっと楽しくいたい」

「そっか、意見が一致したし、必要なもの買いに行くか」

「え?」

「ゴムとかローションとか持ってないし」

え? ローション持ってないの?

「ゴムは要らない、ローションなら後で買いに行こ? 今回はしょおくんので溶かして?」

あれ? 今、僕は恥ずかしいことを言った気がする。

「それでいいんだね?」

「いいよ、溶かせるもんなら溶かしてみてよ」

僕を溶かして? トロトロにして?
いっぱい愛し合お?

「疲れてないのか?」

「大丈夫だよ? 楽しいもん

そう言えば優しいキスをしてきて

「やりますか」

しょおくんは一気に服を脱ぎ捨てて僕の服も脱がせ始め、素肌で抱きしめ合うことに。

初めて素肌で抱きしめられて、ドキドキが大きいのと期待してる自分がいることに気がついた。

「いやらしい目で誘ってくるなよ・・・」

いやらしい目って言われましても・・・

「知らない、早くしよ? ずーっとこうしてると大きくなっちゃうよ?」

そう言うと

「そうだな・・・」

キスされて僕は瞳を閉じ、しょおくんの温もりと吐息を感じながら全身で受け入れることに僕はとても嬉しく思える。

無理しないでね? なんて言われても無理してるつもりもないし、男との経験はあるし、愛してる人に愛される訳だから受け入れることに不安なんてないよ?