なんでだろう、なんでこんなにも真由美のことを思うのだろうか。

分かんないよ・・・笑顔だけを求めてたのかな何もかも分からない自分が嫌になる。

そんな中、今日は出産日らしく付き合って無事に産まれたんだけど・・・低体重みたいで暫く赤ちゃんは入院生活。

「真由美・・・」

「アハハ、子供のこと大切に出来ない、だって気づくまでずーっと飲んでたし、そのあとも1ヶ月ぐらいは続けてたし、潤に報告するまで毎日ではないけど、ほら、夜中に帰ってきたのは何杯もシャンパン飲んだから」

真由美はきっと悩んでた。
だからでしょ? 自分で気がついたのかな、どれだけ美しくあっても、なかなかいい人に出会えないから。

「ね、もし、どっちにしても結果が分かったら俺たち別れようか」

「いいよ」

「真由美を幸せに出来るのは俺じゃない、きっともう真由美は本性を出せるんだから誰だって好きになってくれる、捨てる人なんていないよ俺、最初は好きじゃなかったけど今は好きだよ恋としてね」

そう言うと嬉しそうに笑ったけど

「好きなのに別れるって変ね、でも、潤の決めたことでしょ? 」

「うん、なんで好きかは分からないけどね」

「ふふふっ、それなら私も見た目だけで惹かれたけど中身も惹かれてたかも」

これで円満なのかな?

分からないけど・・・

低体重はクリアーしても何日かで赤ちゃんの寿命は終わっちゃった。

真由美も真由美なりに悩んでたんだって分かって、だから、これで真由美は迷わないんじゃないのかな?

真由美との生活が終わり、ちょうど新学期が始まる。

「離婚したの?」

「そうだよ?」

「それって彼女が浮気したからとか?」

「そんなんじゃないよ、幸せに出来ないと思っただけ」

そんな話をしてるうちにまた1時間と経った。
あっという間にお昼になる。

今日は翔さん来るのかな?
そんなふうに思ってると手ぶらできた翔さん。

「お昼は?」

「寝坊して買い忘れた」

「そうなの? じゃあ、半分あげる

翔さんといる時間は楽しい。
時に熱い瞳をしてる翔さん。

翔さんは僕のこと好きってこと?
僕も好きなのかもしれない・・・。
真由美のこと忘れられるかもしれない。

翔さんだって相手ぐらいいるよね。
僕だけじゃないもんね。

なのに、なんで僕のこと好きなんだろう。


「潤、ごめん、俺、自分のことばかりだった」

「え?」

「でも、それは変えられないかもしれない」

そうなの?

「そう言えば離婚したの?」

「うん・・・」

「円満になったの?」

「円満でしょ、彼女は変わったんだから」

「そっか、で、結局好きなの?」

「んー、今でも好きなのかな、でも、寂しいとは思ってないし、今すぐ会いたいってことも無い」

そう言えば

「潤らしいのかもな」

どうして、そこまで聞いてくるの?
好きならこんな話聞いたって苦しいだけじゃん? なのに、なんでわざわざ聞くの?
僕には分からないよ。

「今夜空いてる?」

「うん、特に予定ないよ」

「また作って欲しい」

また美味しそうに食べてくれそうだし

「いいよ」

ふふっ、そんなに嬉しそうになるならお弁当でも作ってあげようかなと思った。