CARNIVAL NIGHT Part2←続きですm(*_ _)m
そんなある日、珍しい人からLINEが来た。
久しぶりに会いたいようで会いたくない人。
俺の家に来たんだ。
「ニノ・・・」
翔ちゃんはやっぱりと言うような顔をしていた
「翔ちゃん、潤くんは元気?」
そう聞けば
「ニノと同じような顔をしてる」
え? そうなの?
「翔ちゃんはどうしてたの?」
「んー、特に話を聞いてあげることぐらいかな、抱きしめてあげたぐらい」
翔ちゃんは潤くんのことが好き、それは知っていたけど俺が先に告白したんだ。
潤くんは受け入れてくれた。
「それだけ?」
好きなら奪うことだって出来るじゃん?
「キスはしたよ? その先は襲えるはずないだろ、いくら潤が俺の気持ちに答えたって潤の優しさだと思うから」
「俺はカズを思ってる潤も好きだから苦しくはなかった、幸せならそれでいいって、でもさあんな顔されちゃ俺、我慢できなかった。キスだけはして、その先はまだしないのは潤が戸惑うことぐらい分かってるから」
やっぱり潤くんのことそれだけ好きなんだよね
「どっちでもいい、潤が幸せになるなら、俺といなくてもな? もちろん、俺を選んでくれたら俺は潤を幸せにしてあげたい。 けど、このままだとどっちも辛いまんまじゃん? せめてお互いに話し合ったら? 」
今更話し合うことなんて・・・
「そんなことできるはずないじゃん」
そう言えば翔ちゃんは
「逃げるのは簡単、俺は潤にもニノにも逃げて欲しくない、潤にも言った、ちゃんと話し合ってとね? 潤はきっと話し合うと思うよ?元はと言えば俺が悪いらしいけどさ」
翔ちゃんが悪いわけじゃない・・・。
翔ちゃんの気持ちを俺は知ってる、その気持ちを潤くんは知らないから無邪気に話す潤くん。
会話に出てくるのは翔ちゃんの話ばっかりなんだから嫉妬するばかりだった。
特にその日はいつも以上に多くて限界だった。
翔ちゃんのこと好きなの?って何回か言ってしまった。 しつこいぐらいに、それでも潤くんはしっかりと違うと言っていた。
でもさ、俺にはどう見ても翔ちゃんのことが好きにしか見えなくなった。
「あのさ、別にニノが潤のこと好きなのは知ってたからさ潤が隣で笑ってくれてるならそれでいいと思ってるからライバルとか思ってないし、告ろうとも思わなかったよ」
「なんで? 先に告れば良かったじゃん」
そう言えば
「潤といる時間が長い俺に対してニノは少ないその間に告るなんて狡い気がした」
翔ちゃんは後悔してないってことなの?
「ふふっ、それに・・・潤も俺の前ではニノの話ばっかりだった、楽しそうな潤を見てたら俺も楽しかったし? そこに嫉妬することも自然と無かった、俺の見たい笑顔が見れてるからだって思った、ニノは潤に愛されてるよ?」
そんな訳・・・でも、翔ちゃんは嘘つかないことぐらい知ってる。
俺も潤くんの笑顔に惹かれた・・・、その笑顔を守りたかった・・・俺の前だけで笑って欲しかった・・・。
でも、翔ちゃんは決してそんなことは思ってなかった。
まさに完敗な気がした。
「話し合ってみるよ」
「ふふっ、明日なら潤は空いてたよ」
「いいよ」
「じゃあ、明日の祭りに参加な?」
俺は潤くんといたい気持ちはある。
でも、潤くんはどう思ってるのだろうか。
祭りの当日、まだ昼頃だった。
気温が思ったよりも高く、熱中症の人が出てきた。
窓から見てたから気が付きはしなかった。
なんとなく外を出てみようと思い扉を開けたらそこには倒れてる男性がいた。
「どうしよう・・・」
なるべく傷をつけないように運んだ。
彼の体温は異常に熱かった。
多分、息は少し苦しそうだけどクーラーはガンガンだからきっと治るだろうと思い、必要な手当だけした。
「ん・・・」
あ、目覚めた?
「倒れてたけど・・・」
「ん? あ、助けてくれたの?」
「俺の家の目の前じゃ助けるしかないじゃん」
誰が見捨てられるかって話。
「そっか、迷惑かけてごめんなさい」
なんだろ、一瞬ドキッとした。
「全然。気分は?」
「いい感じだよ、ありがとう」
潤くんとは違うフワリとした笑い方。
「今年の夏はもっと暑くなるだろうね」
「だな」
そう言えば・・・
「祭りに参加するの?」
「んふふ、さぁー?」
「何それ」
よく分かんない。 でも、多分参加するんだろうなと思った。
「名前は?」
「智だよ」
「智ね、俺は和也」
「カズでいい?」
「うん」
すると智のお腹が鳴ったのが聞こえ智は照れくさそうに笑った。
早速何があるか調べて冷たいものにすることにした。
「俺もよく思えば昼食べてなかった、食べよ?」
「うん」
その間は特に話すことは無かった。
食べ終わっても話すことはなく、俺も何話せばいいのか分からなかった。
夕方になると潤くんと待ち合わせしてるから家を出た。
潤くん、会えるかな?
会って何を話したらいいのだろうか。
少し不安だけど、会えるだけでも嬉しく思えた。

