あれから毎週週末、大翔はまーの家に泊まりに行ってる。 まぁ、いいけど。
僕のお腹の赤ちゃんももうすぐ産まれそうだから。

でも、なんとなく産まれる予感がするんだよね早ければ今日に。

「潤? どうしたの?」

「ふふっ、お腹蹴ってくるの、でも、なんとなく産まれてきそうな予感もするの」

そう言えば

「ふふっ、大翔と比べてどうなの?」

「激しいかも、結構動いてる」

「ふふっ、そっか、とりあえず病院行ってみるか?」

「うん」

病院に行くと風間くんは忙しくて違う先生だった。 僕は少し怖かったけど

「あ、斗真じゃん」

「お、翔くん、久しぶり」

ん? しょおくんのお友達?

「ここにいたんだな」

「うん、まぁね、ここは父さんの友達がいるから」

「あ、潤のお腹にいる赤ちゃんはもう産まれそう?」

「うん、今日は入院した方がいいね」

そっか、そうなるか。

「あ、斗真は俺の高校の時の後輩な?」

「そうなんだ」

ふふっ、後輩さんか。

「風間か、風間は人気だからな、今日は無理かもな」

「え?」

「安心して? 俺も経験はしたことあるから」
 
え? 経験? 信用していいんだよね?

それから、次の日の日が沈む頃

「やりますか・・・」

「風間は麻酔を使ったか?」

首を横に振る。

「そっか。なら、しない方が良なそうだな、しっかりと呼吸して?」

「うん、ふぅ・・・」

「力んで?」

「うぅ~ん」

「上手だよ、頭が見えてくるまでもう少しだ」

「焦ならないで? そばにいるから」

しょおくんが片方の手を握ってくれる。
もう片方の手で産まれやすくするように手伝ってくれてる。
僕はそれに答えなくちゃ。

「頭見えてきたよ、あと一息だけど、自分のペースで」

「うん」

1回呼吸を整えてから踏ん張った。

すると大きななき声が聞こえた。

「おめでとう、成功だよ」

「ありがとう、凄く嬉しい」

「あら、泣いちゃってる」

「ふふっ、潤はよく泣くんだよな」

「ここで惚気言うのかよ」

「は? 別に良くない?」

「いいけどね? それよりも抱いてみる?」

「いいの?」

そう聞くと

「アハハ、風間の時に抱かなかったの?」

「抱けたけど・・・」

「お母さんでしょ?」

四人家族になったね?
暫く抱きしめた後、僕は眠くなった。

「しょおくん・・・」

「ん?」

「ずっとそばにいてね?」

そう言うと僕の手をさっきよりも強く握って

「もちろんだよ」

やっぱり嬉しい、しょおくんの子供ってのが嬉しいし、それ以上に終わった後も気を抜かないしょおくんが嬉しい。

「ふふっ、ありがと、おやすみ」

「ゆっくり休みな?」

今回の方が眠りに落ちるのが早い気がした。

ーーー

「なるほどね」

「何が?」

「可愛い恋人なんだって」

ほんと、1番可愛いよな。

「もちろんだよ」

「堕ちる理由が分かったよ」

「そう? ありがとう」

まぁ、斗真は恋してる暇はないか。
潤と二人きりになると少しだけホットする。

あ、雅紀やカズに連絡しないとな。

すると落ち着くまで大翔の面倒見てくれることになった。 有難いけど、雅紀は週末はゆっくり休めなくなるし、カズは既に智和くんで大変だと思うのにな・・・。

病院ってなかなか寝付けないんだよな・・・、だから所々で起きてしまう。

「しょおくん・・・」

「ん?」

ぐっすりと寝ていたはずの潤が起きた。

「寝れないの?」

「バレた?」

「ちょっと前ぐらいからそんな感じがしたから」

「潤は寝てていいよ?」

そう言えば首を横に振って

「僕は大丈夫、しょおくんこそ寝たら? 結構スッキリしてるんだよね」

そう言ってクスッと笑った。

「俺も寝れないんだけど」

そう言えば

「ふふっ、僕の膝使って寝たら?」

「いいの?」

「もちろん」

遠慮なく膝の上に頭を乗せた。

「ふふっ、しょおくん、可愛い」

「潤の方が可愛いよ」

さすがに眠さに限界が来たのかそれ以降は覚えてなかった。