SideN

俺は確かにまーくんのことは好きなんだけど、今更告白なんてできないし、だからと言ってキスもできるわけじゃない。

まーくんの顔みたら分かるよ? 俺のこと思ってたことぐらい。

1回振ってそう簡単に戻るかって話もあるし、身体が震える。

俺の身体がまーくんを拒否するんだ

「カズ・・・」

突然まーくんの声が聞こえたから鍵を開けて中に入らせたけど

「どうしても好き・・・忘れられないよ」

ギューッと抱きしめられる。

怖いよ・・・、どうして? 俺はまーくんのことが好きなはずなのにこんなに震えて、早く終わって欲しいって思う。

「俺のこと嫌い? 怖い?」

優しい声なのに・・・

「嫌いじゃないけど、無理だよ・・・」

お願いだからもう・・・俺を好きにならないで? こんなに怖いの初めてなんだよ。

「こんなに震えちゃ俺はどうしたらいいのか分かんないよ・・・カズは俺のこと怖いのか?」

「分かんないよ、怖くないとは思ってても怖いみたい」

「そっか、ごめんね? 俺が好きにならなければ良かったかな」

そう言ってまーくんは俺の部屋からいなくなった。 なんでだろう、いつも通り優しいくせにどうして俺は怖がるんだろう。

俺は望んでないのかな?

こんなにぐちゃぐちゃされるのは初めてで久しぶりにゲームもできなくて・・・風呂入ろうとした。

すると、ちょうど風呂から出てきて拭きあってた潤くんと翔ちゃん。

羨ましい、あんなに仲良くて。
でも、2人を見てると自然と落ち着く。

「カズ、震えてるよ」

「カズにぃ、良ければ話してみて? 僕、カズにぃが泣いてるの嫌。」

アハハ、2人に心配されちゃ終わりだな。
そんな目の前で同時に心配する顔されたら俺の負けじゃん。

「カズにぃ、どうして震えてるの?」

潤くんは俺の手をぎゅっと握る。

「分かんない・・・どうして? まーくんは悪くないのにどうして怖くなるの?」

そう聞くと潤くんは

「んー、まーにぃは優しいよね、好き過ぎるから怖いんじゃない?」

好きすぎるから?

「雅紀のこと1回振ってお互い様だよな? だなら、幸せが無くなるのが怖いからじゃないか?」
 
幸せが怖いか・・・。

「同じ気持ち、二度と離さないよな?」

「カズにぃ、嘘ついてると本当の気持ち分からなくなっちゃうよ?」  

潤くんは少し瞳が潤んできた。  
分からないけど、幸せすぎるのも怖いのかもしらない。

「カズにぃ、今度はカズにぃが幸せになる番だよ? 僕はとっても幸せだよ?」

潤くんは俺のことをギューッと抱きしめてした。

「俺も幸せ、カズは二度と手に入らないくなる前に幸せゲットしてきな? 後悔しない幸せ手に入れてきな?」

「ありがとう」

二度と入らないかもしれない、次なんて待ってられないよね。

「ふふっ、カズにぃ、頑張って?」

「でも、その顔じゃ心配されちゃうな」

「え?」

「ふふっ、少し落ち着いてからな?」

「マッサージしてあげる、リラックスしててね?」
 
潤くんの言う通りにリラックスして見た。
ふふっ、こんなふうに潤くんと過ごすのも初めてだな。
気持ちよくていつの間にか俺は寝てたみたいだ。

「終わり、ふふっ、次こそ大丈夫だからね?」

「うん、ありがとう」

俺はまーくんの部屋に入った。

「どうしたの?」

びっくりした顔でみてきた。

「次こそないからね? 離さないんだよね?」

そう言うと

「うん、離さないよ」

「ありがとう」

二度と離さないと約束してくれた、なら、俺はずっとそばにいるよ。

それから一緒に風呂に入った。

「くふふっ、カズ、大好き」
 
「まーくん、大好き」

少しだけエッチしちゃったけど。
でも、いいよね? 俺たちは既に大人なんだし。

「幸せそうでなりよりだけど、2人とも潤を散々泣かせたのは重たいからな」

「え?」

「は? 潤は誰よりも心配して毎日のように心配して時には泣いて時には熱を出したんだからなそれほど願ってたんだよ」

そっか、そうだよね。 潤くん、心配症だから。

「しょおくん、いいよ、2人が幸せになれたならこれで僕ももっと幸せだから」

「ごめん、潤ちゃん」

「ごめんね、潤くん」

熱も出させたなんて相当だよね。

「ふふっ、大丈夫だよ」

やっぱり潤くんはこの家の天使だよね、ふふっ翔ちゃん、取られないように頑張ってね?

2人は自分の部屋に戻ったから俺たちも戻った。

「カズ・・・」

「ん?」

「ゲームしたくなった」

「アハハ、まーくん、よく相手してくれたもんね?」

「カズには適わないけど好きだよ、カズが楽しいものは俺も楽しい」

「ふふっ、そっか」

そうだね、こんな身近なことでも楽しいし幸せだね? 少しずつまーくんと幸せ見つけたいなと思った。