SideS

5人でいることの幸せを潤が誰よりも思ってる以上きっと3人も幸せになれるだろうと思ってる。

潤は雅紀に付きっきりになったからその間に俺はカズの部屋でカズと少し話すことにした。

「今日帰ってきてどう思った?」

そう聞けば
 
「元気そうじゃないぐらい分かるよ」
 
分かってるならそれはどうすればいいのかも分かってるよな?

「智くんといて楽しい?」

「まぁ、あの人の独特な世界観は楽しいよ」

「まだ好きなの? 雅紀のこと完全には吹っ切れてないんだろ?」

「うん、分かってる、好きだってことぐらい、今日帰ってきてよく思った」

カズはずっと雅紀と一緒の時間を過ごし自然と突っ込める関係になって遠慮がちだったカズにとっては楽しかったのだろう。

「でも、智くんのことも好きなの?」

「分かんない、求めていったのは俺だし、好きだから求めてるはずなのにたまにまーくんのことを思うし、まーくんといると智のことを思い出すから」

なるほどね。 智くんの思いやりも気づいてるからこそ選べないんだな。

「ねー、カズは智くんの願いを知ってるなら叶えてあげて? 無理に別れろと言ってるわけじゃないし、智くんのことが本当に好きでこれからもずっと智くんのそばで恋人として生きていきたいなら別だけど」

カスの幸せを深く誰よりも考えてる。

「叶える?」

「そう、雅紀のこと好きならちゃんと伝えてみたら? 雅紀はもうそこまで鈍感じゃないからな今度はカズから伝えてみな?」

「でも、1回振っちゃったし・・・」
 
雅紀がカズのこと好きなぐらいカズは分かってるでしょ? なら、平気じゃん。

「大丈夫、カズなら言えるよ」

「うん、ありがとう、潤くんでしょ?」

「1番気にしてるのはな? だけど、今日雅紀に呼ばれて本気が伝わったからな」

「え? 呼ばれたの?」

知るはずないよな。

「うん、今はあれでも元気ある方だからな?」

これで智くんの願いも叶ってみんな幸せ。

「あ、でも、最初から伝えられないなら、キスしちゃってからでもいいと思う」

拒んだりしないだろうから。

「ありがとう、潤くんってほんと可愛すぎるし、素直すぎてたまにムカつくこともあるけど、やっぱり好きかな」

「ふふっ、カズは大人になってくほどいい関係になってきたよな」

「ふふっ、いじめたくなるよ、ずっと可愛いまんまだから」

「ふふっ、そうだな」

カズの部屋を出るとちょうど潤とばったり会った。

「しょおくん、ギューってして?」

「いいよ?」

そう言ってギューッとして潤が嬉しそうに笑ったのを確認して抱き上げて部屋に入った。

「しょおくん、大好き」

ほんと、その笑顔みんな魅了されるんだからな。

「俺も、大好きだよ」

どちらともなくキスをして、繰り返して口内を味わうように深くする。
だんだん潤の頬は赤く染ってく。

「カズにぃ、大丈夫かな?」
 
「大丈夫、カズも素直になればきっと」

「僕たちができることはやったもんね?」

「だな」

そうやって毎回心配してる潤を見るのは少し辛かった・・・俺がそばにいてもどうにもならないって感じで。

それだけ、3人が好きだから少し嫉妬はあるけどそんなことは言えないと言うより、そんなこと言ったら潤くんたちにもたまにしょうがないで済まされそうにない時だってある。

でも、それが後からは結局そんなの無くなることぐらい分かってるからそんな気にしないことにした。

「ドキドキしてきちゃう、しょおくんの誕プレは手作りなのが目標だからいいけど、しょおさんのは迷っちゃうよ」
 
ふふっ、迷う潤はめっちゃ可愛い。

「ふふっ、サクラに? んー、なんだろうな」

「4人でお揃いしたいな〜」

「完全にお揃いにしたらまずいから色違いにしないとな〜」

「んー、ふふっ、手袋ならバレなくない?」

手袋ね、潤の考えは俺の予想を超えるからな。

「いいと思うよ?」

「ありがと」

潤は早速手袋を作り始めた。

「んー、紫、赤? 派手じゃない?」

「まぁ、確かに派手だけど潤が作るならなんでも嬉しいんじゃないか?」

「僕としょおくんはそうしよう、んー、ちょっと薄めの紫とかにしよう」
 
「楽しそうだな」

「うん、楽しいよ?」

ふふっ、そんなに楽しみなのか?
嬉しいものだ、もう、俺も30には近くなってきたしな。

そして、そろそろ、車で潤くんの家に向かう。
行ったことない家だから潤の案内で無事に着いた。

「良かった〜、待ってたよ」

そう言って嬉しそうに笑った。

「ふふっ、ありがとう」

そんなに心配してくれたの?
ギューッと抱きしめてあげると嬉しそうにしてキスしてきた。

「もぉ、早速キスするなんてダメでしょ」

「なんで?」

「やだもん」

膨れる潤は可愛いな。
ヤキモチだろうな、もうすぐ俺の誕生日だからかな。

「翔ともキスするクセに」

「それとこれは別なの!」

「何それ! しょおくんにキスしちゃだめなら翔とキスするなし」

めっちゃ可愛い喧嘩だな〜、原因は俺なのか?
でも、こんな可愛い喧嘩見れるのは幸せだな。

「潤、大人気ない」

「ごめん・・・」

「まぁ、可愛いけどな?」

やっぱり? 潤は可愛いからな。
よくよくと思えば潤くんは潤といると子供ぽいよな、サクラといる時よりも。
サクラといる時は可愛さは抜群だけどね?

「ふふっ、潤くんも子供だね〜」

「子供じゃないもん」

そう言って俺に抱きついてきた。

「しょおくんは僕のこと子供だと思ってるの?僕はまだ子供なの?」

不安そうに聞いてきた。

「見た目は大人だけど、中身は子供かもな、いい意味でな?」

「いい意味?」

「んー、可愛いところとか、素直なところとか好奇心が多いところとか?」

「そっか、なるほど」

「ベット行こ? 誕生日過ぎちゃうぞ?」

「うん、早く連れてって?」

そう言って抱きついてきた。

「俺たちも行こ? 翔くんに愛されたい」

「ふふっ、いいよ」

2人もベットについてほぼ同時に始まった。
そして、絶頂の時に誕生日を迎えた。

「お誕生日おめでとう、大好きだよ♡」

「ありがとう、俺も、大好きだよ」

それからプレゼント貰ったり渡したりしてシャワーして幸せな気分のまま寝始めた。