「しょおくん、どうしたらいい?」
「んー、潤、明日は出掛けよう?」
「いいね、その前にお母さんに会わないとだよね」
「だな、とりあえず寝よ?」
「うん!」
「のぞみちゃん、強いよね」
「だね、あの感じじゃ昨日とか一昨日とかじゃなくてもっと前からダンボールの中にいたように見えるよ」
「潤もそう見えた?」
「うん」
どうしよう・・・、のぞみちゃんがいるのに、さっきからしょおくんにドキドキしっぱなしで
僕の身体は疼いていたし、まだお風呂入ってないから・・・。
「しょおくん・・・」
「じゅん・・・」
ふふっ、キスしてくれた。
「ね、欲しい・・・」
言ってみるとビックリした表情されたけど
「ふふっ、ソファーに行こ?」
「うん」
「ほら、おいで?」
「うん」
ソファーに着くと、ギューッと抱きしめられて
「声、我慢して?」
「うん」
ふふっ、何回も絶頂を迎えても欲しい。
そして、その度に僕の光は見えてくる。
「潤・・・好きだよ」
「しょおくん、好き、大好き」
そう言うと嬉しそうに
「可愛いよ」
と言ってギューッと抱きしめられた。
「可愛くないもん」
「ふふっ、風呂入るぞ」
「うん」
シャワー浴びたら少しクタクタになっちゃったけどしょおくんが支えてくれてまたドキッとしてしまう。
その後の記憶は無く、朝になっていた。
「じゅーん、のぞみちゃん起きた」
「ん? ふふっ、昨日よりかは良さそうだね?」
顔色がいいのもあるけど、動いてるのもあるからかな。
「おはよう、どこか行きたいところある?」
「その前にお母さんのところには行くけどね?」
「安心して? 病院に行かせたいわけじゃないから」
そう言うと
「水族館がいい」
水族館?
「分かった、とりあえず潤が作ったご飯食べてからな?」
「ふふっ、食べよ?」
のぞみちゃんは食べれるか分からないからスープだけにしちゃった。
のぞみちゃん、少しずつ食べてくれた。
それだけでも嬉しかった、僕はまだまだ作れないのもあるけど、こうして美味しそうに食べてもらえて良かった。
「美味しい?」
「美味いよ、ね?」
しょおくんが聞くとのぞみちゃんは頷いた。
「ふふっ、良かった〜」
食べ終わって支度して・・・、のぞみちゃんのお家に向かった。
のぞみちゃんのお母さんと話すと辛そうに話してくれた。
そっか。そうだよね、お母さんだって心配してるもんね。 そして、誰よりも少しでも楽になって欲しくて治ってほしくて通わせてただけだもんね。
僕たちは今日の予定の話をした。
お母さんはそれを分かってくれた。
そして、余命が今日なのは本当だと。
だから、どうにかしてでも生きてほしいなら彼女が望む場合の話もさせてもらった。
それを理解できるはずはないとは思ったけど、理解してくれた。
それから水族館に行くことになった。
僕は初めてだからしょおくんに教わりながら観ることになった。
「沢山だね〜」
「ふふっ、そりゃね? ほら、クラゲだぞ」
「へぇー、これがクラゲなんだね」
知らない生き物が沢山いるけど、どれも可愛らしく見える。
のぞみちゃんも楽しそうだから成功だよね?
ショーを観ることになって・・・感激だよ!
凄いね? 1番ビックリしたのはシャチかな。
だって、大っきいもん、水しぶきが飛んだもん
「冷たい」
「ふふっ、近くで見たからな、レインコート着ていて正解だよ」
「でも、顔は濡れてるよ?」
「ふふっ、濡れちゃったね?」
「アハハ、確かに」
ふふっ、3人で笑いあった。
それからお家に帰った。
「楽しかった」
ふふっ、だよね?
楽しい思い出になって良かったね?
特に体調が変わることなく一日を過ごし寝ようとしたけど、今日だから寝れなくのぞみちゃんが寝るのを見て一安心した。
「多分、平気じゃないかな、楽しみたいって思った以上、強く願ってると思うから」
「うん・・・」
「だから、安心して寝な?」
しょおくんの腕の中で眠った。
次起きた時はちょっと遅めの朝だった。
「おはよう、眠い?」
「まぁね」
「さっきのぞみちゃん起きたから先にパン食べさせたよ」
「そっか」
余命は昨日、だから、こうしていられてるのは何か変わったからだろうか。
のぞみちゃんが起きて少ししたら僕たちはのぞみちゃんのお家に向かった。
お別れ? まぁ、また会えるかもだからお別れとは言わないけど。
なるべく病院よりものぞみちゃんが行きたい場所とか楽しいことを優先的にしてあげたらもう少し生きてられるかもだし、その間に難病の治療法が見つかるかもだし。
それからしょおくんが向かったのは・・・
「ここは?」
「ふふっ、俺の家」
「え? でっかーい」
「ふふっ、まぁ、金持ちだしな」
「え〜、そうだったの?」
しょおくんのお家に入ると綺麗な照明で迎えてくれた。 しょおくん、ここには誰かいるの?