SideJ

ん? んん?あれれ? 

しょおくんの温もりがなくて慌てて起き上がった。

トイレならいいけど・・・、こっそりリビング確認してトイレも確認したけどいなかった。

帰ったわけじゃないよね?

でもいないって・・・。

しょうがなくベットには戻るけど寂しくていっつも一緒だし、離れてもすぐ帰ってくるのに。

どうして? どこ行っちゃったの?

だんだん涙が溢れちゃうよ・・・ビックリしすぎて怖くて・・・、寂しくして。

まだしょおくんの香りがする毛布を被った。

「潤、起きてよ・・・」

「ん〜、眠いよ」

「ふふっ、可愛いけど、起きて」

「どうしたの?」

「つまんなかったから」

「ふふっ、起きたし、シよ?」

朝からいいな。 

「ダメ」

ん? 僕の毛布ごとギューッと抱きしめられた。

「潤くん? 彼なら、電話が鳴ったから外出てるだけだよ?」
 
そうなの?
毛布から顔を出すと

「おはよう、心配なんだよね、もうすぐしたら戻ると思う」

「うん・・・」

「大丈夫、俺ね、起きてたんだ、彼が起きる前から」

「早いね?」

「大事な話だろうな、外に出たなら」

そうなの?

「うん、ごめんなさい」

そう言うと首を横に振って

「潤くん、不安なのは分かるけど信じよう?」

「うん」

「ふふっ、潤くんは笑って?」

「うん」

すると玄関から物音がした。

「しょおくーん」

「じゅーん、ごめんね?」

「ふふっ、うん」

「話長かったな?」

「起きてたの? ほんと、切ろうとしたけどなかなか切れなくて・・・

つまり、僕のことを考えてからってこと?

「そうなの?」

「うん、早く切って、潤の傍に戻りたかったよ要点まとめてくれればいいのにな」

「ふふっ、そっか」

その時はまだ知らなかったけど、しょおくんは大きなものを背負っていたんだ。

今日も沢山話して沢山やって、また楽しい時間が増えた。

「しょおくん、しょおくん」

「ん?」

「気をつけてね?」

「え?」

「だって、この後別々じゃん?」

「そうだね」

不安だよ?
だって、しょおくん、モテるもん。

信じてはいるから気をつけてね?になるけど。

その日のお仕事終わると先に行っててって来ていつもなら、お互いに近くで待ち合わせするのにそんなに忙しいのかなと思いながら、1人でお家に帰ることに。

「あれ? 翔くんは?」

「お仕事らしい、先に帰っててって」

「翔くん、仕事に真面目すぎるからな〜、でも、潤がそんな顔するから怪しいかな」

「え?」

「カズはどう思う?」

カズにぃなら知ってるのかな?

「翔ちゃん、心配なんじゃん? 夜遅くなりそうだからとか」

「なるほど・・・」


「仕事だといいが。 ただ、最近さ、俺たちでも噂は聞くんだよな」

「うん」

「ね、そう言えばあの人たちなら予定知ってるんじゃないかな? マネージャーとか」

「電話してみなよ」

「ありがとう」

とりあえずマネージャーに電話すると他の人が遅れてきたからまだ終わってないって。

「どうだった?」

「他の人が遅れてきたみたい」

「智は心配しすぎじゃない? でも、智の勘って全部じゃないけど1部だけ当たるパターンが多いからね

「だよね」

「んふふ、心配なら帰ってきたら聞いてみたら? 潤になら話すと思うから」

「うん、ふふっ、潤くん、俺たちもいるよ?」

「うん」

ふふっ、やっぱりかずにぃもさとにぃも頼りになる、僕なんかよりも大人だもんね。

「そう言えばまーにぃ、最近帰ってこないね?なんで?」

「んー、俺にもそこは分かんないかな」

「雅紀ってあれから別れてるから新しい人でも見つけたのかな」

まーにぃが楽しければいいけど、無理してるんじゃないかって心配だよ。

「カズはさ、本当に俺でいいの?」

さとにぃ?

「何それ」
 
「それって・・・」

さとにぃはずっと考えていたのかな。

「もう、いい大人だしさ、カズがまだ雅紀のこと思ってるならね?」


「カズにぃは、まーにぃのことは?」

そう言うと溜息をついて

「何とも思ってないはずはないじゃん? 恋人じゃなくてもさ、でも、まーくんが去年か、1回告ってきたの、その時は既に智がいたし、普通に楽しかったから断ったよ」

そうだったの?

するとガチャって音がしたからしょおくんかな? 玄関見るとしょおくんだったからギューッと抱きついた。

「遅くなってごめんね?」

「大丈夫、今、かずにぃたちと話してたから」

あー、途中にしてた。
リビングに戻るとかずにぃが

「どっちにしたらいいのかってのがよく分かんないのが正確かな」

ってことはまーにぃのことも好きってこと?

するとしょおくんは察したみたいで
 
「そう言えばさっき会ったよ? まだ撮影してたな」

「そうなの? 最近ずっとそうなのかな・・・」

そう言うと

「でも、帰らないのって、やっぱりカズじゃないの? 関係してるのって」

そう言うとかずにぃは自分の部屋に戻っちゃった。

「さとにぃは、かずにぃと別れようと思ってたの?」

「違うでしょ、智くんはカズが幸せでいてほしいだけでしょ?」

なるほど・・・

「んふふ、よく分かってるね?」

「当たり前じゃん、智くんっていつもそうじゃん? でも、カズが今、智くんといるのはカズがいたいって思ってるからじゃないの?」

僕もどっちでもいいけど幸せでいて欲しい。
どっちにも泣いて欲しくはない。それって難しいのかな?

「そうならいいけどね?」

さとにぃは寂しそうに笑った。
いつになったら3人は幸せなのだろうか。