夏も終わり、秋になった。
運動会、初めてのリレー。
僕は、アンカーとなった。 なんでかってリレーの順番を決める時お休みしたから。
勝ちたいそれだけだから何番でも良かったけど
潤が僕のクラスを応援してくれてるのが分かる
そして僕の手番になると
「しょおくん、がんばれー」
さっきよりも大きな声で言ってくれてすごく嬉しかった。
潤の競技もお返しに
「がんばれー」
って言うと潤は僕の方を向いてピースしてきた
それぞれの競技が終わり、潤と帰ってあれこれ話をした。
家に帰っても運動会の話ばかりだけど誰も嫌がる人はいなくみんなで笑った。
クリスマスシーズンになるとママがツリーを飾るから手伝って欲しいと言われてみんなで手伝った。
「サンタさんに何お願いするの?」
そう聞くと
「ゲーム」
「色鉛筆」
ふふっ、二人は決まってるんだ・・・早いな、僕なんかまだ決まってない。
「まーにぃは?」
「んー、沢山あって決まんない」
沢山あるか、僕は決まってないと言うより欲しいものがない。
だから、願うならみんなの願いが叶えばいいなと思ってる。
「しょおくん」
「ん?」
「じゅんね、プレゼントいらない」
「え?」
「ふふっ、しょおくんは?」
潤はまだまだ欲しい時期だと思うんだけどな。
「僕もいらない」
「しょおくんも?」
「うん」
そう言うと嬉しそうに笑って
「しょおくん、すき」
え? え〜、まぁ僕も好きなんだけど・・・。
潤から好きだと言ってくるのは初めてだからビックリした。
「僕も、好きだよ」
そう言って抱きしめてあげると嬉しそうにするからずっと一緒にいたくなる。
あれ? 潤の力が抜けたって言うか離れないよ?
よく見ると寝てる・・・布団に運んでそっとそっと寝かせておいた。
眠かったかな?
寝顔も可愛いって可愛過ぎない?
離れようとしたけど、潤が起きた時にいないのは泣いちゃいそうだったから待つことにした。
「翔くんは潤のこと好きなの?」
「うん」
「どんな好き?」
え? どんな好きってどういうこと?
「んふふ、分かんない?」
「うん・・・」
すると智くんが僕の胸に手を置いて
「大きくなればなるほど分かるよ」
そっか、なら、早く大きくなりたいな。
潤はまだ寝ているから僕も寝てお昼寝することにした。 ん? 僕の頬を指でつんつんしてる?
ふふっ、くすぐったい。 そっと目覚めると潤はビックリしたのかピクっとしていた。
「しょおくん、遊ぼ?」
「何して?」
「ふふっ、ブロック」
「おー」
ブロックか、何作るの?
「見てて?」
楽しそうに作ってるのを眺めてるだけだけど、何を作るのかは気になるな。
「できたよ!」
しばらくすると大きな城ができた。
「城?」
「うん、でっかいでしょ? じゅんとしょおくんのだよ」
「僕と潤の城?」
「うん」
ふふふっ、ほんと可愛いな、僕と潤の城作ってくれたのは嬉しかった。
「ありがとう」
「しょおくんも作って?」
「城を?」
「うん」
上手くできるかは分からないけどイメージしながら組み立てた。わぁ、本格的な城が完成した
「すごいね?」
潤は僕に抱きついて
「ふふっ、しょおくんってカッコイイね?」
「ありがとう」
ふふっ、いいもの作れてよかった。
クリスマスはみんなが欲しいものを貰えてたから僕の願いをサンタさんが聞いてくれたんだと思った。
5人でワイワイするのもいいけど、潤といる方が僕は楽しかった。