Side O
二人ともそろそろ何人かにはバレそうだから、忠告しとくか。
俺がこの学校にいるのは元々は松潤のお父さんがここで先生をしていたからだ。
その先生は美術の先生で、俺の絵や作品を高く評価してくれた。
それからそういう系が好きになった。
知ったからこそ、俺も教えてあげたい気持ちになった。 で、なんで校長かは、前校長は松潤のお父さんと仲が良くて推薦に困ってたから任命させたんだと。
それだけなら俺は校長になんかなるつもりはなかった。 でも、松潤のお父さんは松潤のことを言った。笑わなくなったから笑わせるような人を探してほしいって、それにもしかしたら先生のことを好きになる可能性だってあると言われた。 守りたい気持ちが伝わったからどんな奴か会いに行った。 そしたら可愛いのに、どこか寂しそうな奴だった。
無邪気に笑うときもあるけど、どこか元気が無いような笑い方が多かった。 守ってあげたいって気持ちってこう言うことなんだと思った。
これじゃ学校生活楽しくないだろうと思った。
松潤が俺の学校にきて、何度目かで体調が悪くて来ない日がよくあった。
翔くんは友達って言うか幼馴染みか。
俺の学校に受けたときはビックリした。
けど、翔くんは教え方は上手くて優しいから松潤のことも変えてくれるだろうとおもった。
お互いにお互いのことを見てるからお互いに恋をしたんだなと思った。 松潤は狙われやすいそろそろ翔くんが本気でアプローチしないと、松潤、精神的にヤバそうだぞ?
花火大会の時の松潤なんか楽しそうだったのに
二宮だっけ?にキスされちゃってさ本人は嫌がってるのにな・・・。 その時の翔くんはわざと見てないことにしたんだろう。
もう、今日コクれよ。 そうしたら楽になるだろ、お互いに。 その先は俺が助けるし、二人のルールを話し合えばきっと大丈夫だろう。
夏の夜の海、満月の月の明るさで綺麗に見えるからそんなシュチュエーションならコクれるだろ。 ここで、無理なら翔くんは一生無理だろ
付き合えばめっちゃ甘くてあんな翔くんも松潤も見たことない。 でも、これで願いは叶ったかな。
相葉ちゃんは知った後、少し残念そうだった。
でも、応援してるみたいだから平気だろう。
「あんな二人見たら降参だよ~」
基本はそう思うよな。 けど、まだ諦めてない奴は必ずいそうだし、これから好きになる奴もいそうだな。
「んふふ、お互いに好きだからな」
「お互いに好きだったらあんな感じなのか」
「特殊だよな」
んふふ、まぁいいけど。
これからも守れるのは翔くんしかいないから。
「ずっと独り占めは微妙だよね~」
「んふふ、そうだな」
翔くんの独占欲はオーラーで分かるからな。
とことん甘やかしそうだな。
「なんか、おーちゃんと話してたら完全に吹っ切れたよ」
俺は特になにもしてないけど・・・。
ドキドキ感はないけど、好きなんだよな。
まぁ、そこはじっくりと攻めるかは別だけど。
自然となればなるしならないならならないでいいと思ってるからな。
「んふふ、良かったね?」
「ありがとう」
さて、仕事開始しますか。
少ししてから翔くんが来た。
「これ、よろしくです」
増えちゃったな・・・。
「了解、順調?」
「ふふっ、まぁね? そこはいい感じだけど、もっとも潤が積極的ですからね?」
そこまで聞いてはないけど。
「んふふ、勘づいてる奴は?」
「何人かはいるだろうね」
それがいい方向ならいいけど。
アイツだけはそうはいかないだろうな。
「気を付けてよ? こっちも動ける範囲で動くけど」
「うん、分かってる」
心配しすぎかもしれないけど、俺の勘は意外と当たるからな。
これは運命? 少し違うな、試練か。
二人にとっての試練だろうな。