季節の変わり目、また新しい日々が始まりそうな予感がする。

智たちと一緒に遊びに行ったり、食事もするようになった。

最近、なんだかお腹が痛くて困ってるんだ。
なんでだろう・・・そう思いながら過ごしてきた。 今日は激しい痛みがする。

「潤!? どうした?」

慌てて駆け寄ってくれてそっとお腹を撫でてくれる。 ふふっ、少しだけ痛みが和らぐから凄いなって思う。

「病院行かない? 最近、おかしいし」

そんなに? 最近、確かに痛くなるときが多いけど、今日みたいのは初めてだから。

「うん」

ゆっくりと歩いてくれてる。僕、そんなに遅いのかなって思って少し速くあるいてみたらお腹が痛くなった。

「負担かかるからゆっくりな?」

頷いてゆっくり歩いてやっと駐車場に着いた。
それから向かったのは・・・、えっと・・・、どっかで見たことあるような大きな病院だった

診察は思ったよりもすぐ入れた。

「何年ぶりかな? 久しぶり」

僕に向かって言った最初の言葉だった。

「風間くん?」 

「正解、症状はどうなのかな?」

「お腹に激しい痛みがするの」

すると風間くんは

「診察するね?」

何か分かったかのような顔をしていた。
聴診器で僕の胸の音を聞いてる。 少しお腹の近くにもすると少し表情が変わった気がする。

「少しだけお腹触らせて貰うね?」

これは診察の一環だからしょおくん、怒らないよね? とりあえず頷くとそっと触れられて

「ベットに横になろっか?」

え? 何が起こるのか分かんないけどお医者さんだもんね。 ベットに横たわると

「多分潤くんのお腹の中には赤ちゃんがいるんだ。 それがどのぐらいになってるか見させてもらうよ?」

そう言って機械で調べられると赤ちゃんが移った。 

「多分男の子だね、付き添いは恋人でしょ?」

え? しょおくんと付き合ってるってなんで分かったの?

「うん、恋人だよ?」

すると風間くんは

「ふふっ、二人からは幸せそうなオーラーが見えたし、ここは男性同士でも産めるように研究して作られた病院だからね」

あー、そう言えばそんなこと書いてあった。
しょおくんは初めから分かってたってこと?

「安静してればいいの?」

そう聞くと頷いて

「そうだね、どうしてもしたいなら負担がかからないようにゴムをつけること。 でも、あと二ヶ月ぐらいすればできないほどの激痛が多くなるからその前にもう一度来ること」

頷いてそっと起き上がった。

「ありがとう、しょおくん」

僕が少し起き上がるとクラクラしちゃったからしょおくんが慌てて支えてくれた。

「ふふっ、良かったな、友達に診てもらえるなんて」

「うん」

ほんと、風間くんだから少し安心した。
ふふっ、僕のお腹に赤ちゃんがいるのか・・・しょおくんに似た、男の子の赤ちゃんが産まれてくるのかな? 産まれてくるにもしっかりとしないとね。

「あ、それと大事なの忘れた、パートナーさんの方にね?」

しょおくんに伝えてないことでも?

「俺に?」

「喧嘩だけはしないように、それとどんなにイラッとしても怒らないこと、潤くんが傷つくと赤ちゃんに影響が出るからね。」

ふふっ、喧嘩はないと思うよ? 
多少してもきっともっとしょおくんとの関係が深まるだけだよ?

「分かった、ありがとう」

そう言ってしょおくんは少し笑った。

帰りもゆっくりと歩いて駐車場に向かう。

「やっぱり正解だった、少しお腹が大きくなってるように見えたからな」

そうなの? しょおくんにはそう見えてたんだね。

「ふふっ、そっか」

今日はお家の前で止めて

「ここで待てる? すぐ止めて戻るから」

やっぱり心配なのかしょおくんは待っててって言ってきた。 一人で入れるのにな・・・。
けど、こんなふうにして気遣ってくれるのはウレシくて赤ちゃんをお腹に宿って良かったって思える。 と言っても特に何も対策してないよ? 病院に行けば薬とかで赤ちゃんを出来やすくするらしいけど僕たちはまだ考えてなかったからしてなかった。

自然と宿った赤ちゃん、こんなに嬉しいことはないよ。 

「お待たせ、行こう?」

手を繋ぎながらお家に入った。
チュッとして

「無理はするなよ? 多少は俺もできるし、なんなら俺の実家に行くのもありだし」

そっか。 今はまぁまぁ料理が出来てるのはまだまだの痛みでもう少ししたら作れないかもしれないしね。

「うん」

ふふっ、しょおくん、ありがとう。
少しずつどうしていくか考えないとね。

「まぁ、少しはしていいらしいけど、負担かかりそうだからやめとくよ。」

初めてだもんね・・・。 ってもう一人は今のところ考えてはないけど・・・。

「ありがとう」