Side N
小さい頃に沢山遊んでくれて沢山優しくしてくれた人。 俺は少し体が弱かったから外で遊ぶことができないため、友達なんていなかった。
けど、智だけは違った。 智は家の中で遊んでくれて絵を描いてくれてその絵がとっても綺麗だった。 俺は最初から智だけだったから好きだった。 智もそんな俺に好きだと言ってくれた。 だから、このまま続けばいいと思った。
けど、親の転勤により離れることに。
もっと智といたかったけど、無理な話。
それなら、智のことを嫌いになりたかった。
けど、会っても好きだと言う気持ちが溢れちゃう。 でも、もう好きじゃないから別れてって言ったんだ。 納得はしてなくても、もう引っ越すことは決まってたから。
引っ越した後からは外でも遊べるぐらいの体力はあった。 俺のやりたいことをやるため海外に行くことに。
そこでたまたま出会ったのが翔ちゃん。
俺にはない自信に満ちた人で、たまに可愛い人
たまに智のことを思い出すと泣けてきちゃって
翔ちゃんが慰めてくれた。話してよって言われたから話した。 そしたら翔ちゃんも忘れなれない人がいるって言ってた。
そしたら、翔ちゃんは気づいてたらしい。
だけど、好きな人がいるから無理だと思ったから何も言わなかったけど、お互いに好きになったからその人のことを思っててもいいからなることもいいんじゃないかって言われた。
翔ちゃんは男同士でやるのは初めてだから、知らないはず。 初めてヤったときは痛いと言われたっけ。 そのうち身体だけの関係になったっけ。
智のことを毎日思い続けながら繋げた日々。
でも、電話が来るまでは本当に翔ちゃんのことを好きだと思い始めた頃だった。
忘れられない人からの電話。
誰だろうと思って出たのに智だった。
その瞬間に溢れた思いが出てきて智に会いたい気持ちが増えた。 翔ちゃんが日本に戻る話をして俺一人の時に智が俺の家にきた。
ずっと好きだったって。 でも、今は好きな人がいるのに、ずっと思いが変わることはできなかったって。
それから日本に戻って智のお店に行ったり家に来てもらったりした。
今は、智の家。
「いいの? 帰ってきたらどうするの?」
そう聞くと
「それは・・・、怒るよな。 それ以前に泣いちゃうか。 でも、止まんないよ?」
俺の上で動かし続ける智。 久しぶりに抱かれて凄く気持ちいい。
「止めないで? 俺からも謝るから」
俺たちの恋に巻き込んでしまった。
智のことは誰にも渡せない。
だって、智も俺のこと好きだから。
「んふふ、ありがとう」
激しく抱かれ、智の中に放った熱いものは、また大きくなってく。
「足りなかった?」
足りてる。 智の好きな気持ちが溢れてるぐらいだよ。
一瞬だけ誰か入ってきたような音がしたのは気のせいだろうか。
それでも止めることはできない。
止められるなら止める方法を教えてほしいぐらいだった。
潤くんだっけ? 翔ちゃんがずっと好きな人って潤くんのことなのかも。 だって、俺が智のこと好きだと言ってなくてもなれるといいなって言ってた。 その時に好きなんだろうなと思った。 確かに白くてスラッとしてて笑顔が可愛いって印象。 翔ちゃん、大好きなんだろうなと思った。
一日中、智の隣にいれて凄く幸せだった。
「送ってくよ」
「そんなのいいよ、智は仕事でしょ?」
そう言うと
「心配だし、カズの家と同じ方面だし」
「じゃあ途中までお願いします」
結局最後まで送ってくれた。
さて、どうやって潤くんに会ったらいいのだろうか。 今は、多分警戒心であんまり話せなさそうだから難しい。
ゲームしながらそんなことを考えてた。
夕方頃、翔ちゃんからのラインがきた。
返信を返して、翔ちゃんを待った。
「遅くなってごめん」
俺の家だし、多少の時間がずれただけだから謝んなくてもと思った。
「どうしたんですか?」
わざわざ来たなら何かしらあるでしょ。
「潤は昨日見たらしいよ」
一瞬帰ってきた音がしたのは潤くんがいたんだね。 見たってことは覗いてたってこと?
「やっぱり」
そう言うと
「帰ってきても続ける気だったんだね、二人とも。潤は昨夜ずっと泣いてた。」
やっぱり翔ちゃんは潤くんが好きなんだね。
だって、泣きそうな表情だし、本当は怒りにきたのもしれない。
「確かに潤が言ったわけじゃないけど、言いにくくそうだったからね。」
それから昨日の潤くんの様子をゆっくりと話してきた。
「今日は智くんのところだよ、二人がどうなるかは二人次第だけど。」
確かに俺たちがどうすることもできない。
決めるのは二人で話し合うと思うし今日だけで解決する訳ではないと思う。
「そうだね」
そう言うと
「泊まってもいい?」
たまにあるよね…、まぁ悪くはないから
「好きにしな」
そう言うと
「智くんにもこんな感じなの?」
「特に変えてないけど」
すると翔ちゃんは
「まぁ、そういうところが可愛いんだな」
あっそと思いながらもそういうところって。
よくわかんないなと思いながらゲームの続きを始めた。
「風呂行ってくる、タオルは?」
「風呂場の近くに沢山あるから好きなので」
いいところだから、邪魔しないでくださいね?
ゲームの世界はゲームに夢中になるから、誰のことも考えなくてすむ。
目標までクリアーしたから一休みすることにした。翔ちゃんがドライヤーで乾かしてるから俺は風呂入ることに。
「あ、出た、乾かしてあげるよ」
いやいや、一人でできますからって思ってると
「その間、ゲームできるでしょ?」
翔ちゃんのことを優しさなんだと思って、翔ちゃんに任せた。
「ありがとう」
そう言うと
「ゲーム、程々にしときなよ、お先に」
翔ちゃん、珍しくビール何本も飲んでたから眠くなったのかな。
そう思いながらも俺はもう少しゲームしてからベットに向かった。 無防備に寝て寝相が悪いな。 落ちてた毛布を掛けて俺は広いソファーで毛布を掛けて寝た。