夏休みに入るとじゅんは積極的にオープンキャンパスに行くようになった。
「しょおくん、近い方がいいよね?」
ぎゅっと抱きつきながら聞いてきた。
「じゅんが通える範囲ならいいけど?」
そう言うと
「ふふっ、だよね、いいところが遠いよ」
確かに電車でも遠い。
「じゅんが行きたいなら応援するけど、どうしたいの?」
一番行ってみたい場所が遠いか。
その間に何かあったら危ないわけで。
できればもう少し近めのところを選んでほしいのが本音だけど。
「んー、分かんないよ」
じゅんが一番悩んでるよな。
「夏休みはまだあるし、ゆっくり考えよ?」
じゅんは頷いて俺の胸に顔を埋めた。
「しょおくん、眠い」
ふふっ、可愛いな。 抱き上げてベットに運んだ。
「傍にいて? 僕、寝れない」
「ふふっ、いいよ」
俺が戻ろうとしたらぎゅっと袖をつかんで頬を膨らませてた。
「してもいいけど、途中で終わっても僕のせいにはしないでね?」
眠いのにいいのかよ。
「しないよ、今はね?」
「僕が起きたらってこと?」
「んー、そうだね」
そう言うと
「ふふっ、沢山してね?」
「分かったから今は寝ちゃいな?」
程々にしか寝かせないけど。
一時間ぐらいしたら寝てても起こすけど。
「うん」
ゆっくりと瞳を閉じたじゅんはすぐ眠った。
俺はそっと起きてじゅんが行ってきたオープンキャンパスのパンフレットを見比べた。
んー、潤は看護系に行きたいのだろうか。
それとも医療系に行きたいのだろうか。
そういう系の学校が多い。
俺も今度じゅんと付き合うべきかな。
そう思いながらパンフレットを置いてぎゅっと抱きしめた。 そしたらじゅんは嬉しそうにぎゅっとしてきた。 お前、起きてたのかよと思ったけど、また寝ちゃった。
一時間を過ぎてもまだ起きない。
寝過ぎると夜寝れなくなるだろうからじゅんを起こす。
「じゅーん、起きて?」


