俺たちの関係について書類では書かなかった。
学校からは程々な距離でこっち方面は少ない。
俺たちの家では学校の反対側に大きな学校があるからそっち行く人が多いだろう。

今年からは非常勤をやめた。早速担任を任されるとは思わなかった。この学校の先生は多いのにな。
クラスの名簿を受け取った。1年か・・・。
悪くはないし、少しでも楽しんで貰えればと思ってる。 

この学校は不思議なことに共学だけど、男女別の校舎になっている。 男だから男子の方の担任に着く。 教えるときは男女関係なくどちらにも教えることがある。 

入学してくる生徒が今年は多いらしいからな。
俺のクラスは40人ほど。 これで一番少ないなら一番多くて何人だろうか。

入学式は無事に終えて、出席を取る。
じゅんは一番後ろの席か。

とりあえず配るものを配って説明し、今日は解散となる。

みんな帰ったのを、確認する。
潤はまだいた。

「帰らないの?」

せっかく早く帰れる日なのに。

「ふふっ、帰らないと困るのはしょおくんか」

そう言って手を振り教室を出た。

俺は疲れて保健室に向かった。
するとじゅんと智くんが話してた。

「お疲れ、ベットなら空いてるよ」

「ありがとう、一時間ほど寝る。」

「体調不良にしとくよ」

元々この学校誘われたのは智くんだった。
今日はどっと疲れて今すぐ寝たい気分だった。

「しょおくん、大丈夫?」

心配そうに覗くじゅんを見ると少しだけ元気が出た。

「大丈夫だよ」

じゅんの髪の毛を撫でてからベットに入った。

「今日はどうだった?」

「ドキドキしたよ、友達できるかとか何人ぐらいいるのかとか」

「疲れた?」

「それはないかな、担任がしょおくんだもん、嫌な先生だったらめっちゃ疲れて学校行きたくなくなるよ」

「んふふ、そっか。」

寝に入ろうとした頃に聞こえた会話。
ふふっ、じゅんも緊張してたんだな。
問題児にだけはなるなよ? 

もうねむくて聞いてられる状態じゃ無かった。




「しょおくん、起きて?」

んっ、そっと瞳を開くとじゅんが心配そうに見てた。

「ごめん、一時間以上たった?」

「うん」

まじか。 本当につかれだけだろうか。

「じゅんはまだここにいるの?」

「うん」

「ふふっ、了解」

じゃあとりあえずお昼だから弁当だけ取りに行こうかな。 パソコンも持っとくか。
そうすればさぼってることにはならないしな。

また戻ればじゅんは嬉しそうにしてた。

「僕も持ってきたんだ」

全く・・。 これでは最初から残ると決めてたようなもんじゃないか。

「何時までここにいる気?」

そう言うと

「んー、おやつの時間ぐらいまでかな」

長いな。 悪くはないけどさ。 

「ふふっ、買い物行きたいからね」

大きくなったなって感じるのはここかもしれないな。 一人でも行くようになったってこと。
俺がいなくても何でも一人でこなせるからな。

智くんはパンらしい。 この学校に売ってるやつだなそれ。 一回だけ買ったことある。
美味かったけど潤の弁当が食べたいなと思ってしまった。 

それだけじゅんがいることが大切なんだ。