無事に治って受験まで一週間もない日、ずっとくしゃみが止まんない。
「ねー、一回ベランダいこう?」
そう言われたから休憩でベランダに。
くしゅん。 鼻水も出てきて目も痒いよ。
「辛い?」
そう聞かれたから頷くと
「部屋戻ろう?」
そう言われたから戻ることに。
するとしょおくんは
「ここの近くに杉の木があるんだ。 だから、反応したのかもな。」
杉の木なんだね。 でも、反応って・・?
「どういうこと?」
「つまり、潤がくしゃみが止まんなかったり鼻水出るのは風邪じゃないってこと。」
僕は風邪は引いてないんだね。
「じゃあ、何でなの?」
「この時期、多くの人がなる、花粉症だよ」
「花粉症?」
「ふふっ、知らないみたいだな。 花粉症とはあるお花の花粉が飛び散るとそれに反応してくしゃみや鼻水、目が痒くなるんだよ?」
へぇー。 僕は反応してるってことか。
「今は杉花粉だよ。 早ければあと一ヶ月ぐらいで終わる。」
長いな…、とりあえずティッシュを取った。
「対策は色々とあるよ?」
そう言って下に行っちゃった。
「持ってきたけど」
そう言ってしょおくんは水を飲んで僕に口移ししてきた。
「しょおくん?」
「可愛いな。 さっきは薬飲ませただけ」
あっ、そうだったの? 口移しだけでドキドキしちゃってたから気がつかなかった。
「ありがとう」
「どういたしまして、少し寝たら良くなると思うよ?」
確かに、お薬ってすぐには効かないもんね。
でも、少しだけ落ち着いてきてくしゃみは無くなったし、目もそこまで痒くはなかった。
「しょおくんも寝るの?」
いいよ? 僕の傍にいなくても。
しょおくんもやりたいことあったりするだろうから。
「もちろん、いいでしょ?」
「いいけど…!」
しょおくんがそうしたいならそれでいい。
「じゃあ、決まり」
そう言ってベットに入ってきた。
寝ようとしても寝させてくれないんだけど…、
どうしてなんだろうか。
「くすぐったいよ…、寝れないじゃん」
そう言うとしょおくんは
「ふふっ、寝たいの?」
「しょおくんこそ、寝るんじゃないの?」
するために…、ベットに?
「寝たいんだけど…、ダメ?」
寝たら、良くなるかもでしょ?
今やったらきつい気がする。
「いいよ」
ふふっ、ぎゅっとして軽くキスした。
それからぐっすり寝始めた。
なんとなく目覚めるとしょおくんはぐっすりと寝ていた。 そんなしょおくんが可愛い。
デザート用意しようかなと思ったけど、寝てるはずのしょおくんがぎゅっとしてくるから僕はもう少しここにいることにした。
ふふっ、そろそろ起きないのかなと思ってたら起きた。
「平気なの?」
「うん」
「ふふっ、そっか。」
向かい合うと自然とキスになる。
深くなるときもあって、今はとっても深いかな
こんな幸せって無いもんね。だから、嬉しい。
僕はずっと幸せを求めてたのかな? しょおくんに恋をしたから幸せになれた。
「おやつ食べよ?」
そろそろ期限が切れそうだから食べないとね。
「いいよ?」
冷蔵庫から取ってきて一緒に食べた。
ふふっ、幸せな時間だよね。
しょおくんが食べさせてくれたり、僕が食べさせてあげたり、一人で食べたらすぐ終わるような量なのに、ゆっくりで、まだまだ食べ終わらない量になる。
「美味いな」
そう言ってしょおくんは嬉しそうに食べてる。
ふふっ、可愛い。 そんなふうに思ってるとぼくにキスしてプリンが入ってきた。
「んっ・・・、しょおくん」
「ん、じゅん・・・」
「んんっ・・・、あまい・・・!」
甘いよ。 ほろ苦いカラメルが何時もよりも甘くて全体が甘すぎる。 でも、甘すぎても美味しかった。
もうそろそろしたらそんな時間が減っちゃうと思うけど、それでもしょおくんが傍にいるってずっといてくれるって思うときっとまだまだ幸せでいられると思った。