Side J
もうすぐホワイトデーになる頃、ニノと久しぶりに飲みに行くことになった。
着くと相葉くんがいなかった。 あれ?これは何かあったの?
「相葉くんは?」
そう聞くと少し落ち込んだ。
「喧嘩でもしたの?」
そう聞くと頷いた。
多分、話したいことあっても何から話したらいいのか考えてるんだろう。 とりあえず、ビールを頼んで乾杯した。
少し飲むと
「何で、二人はそんなに素直なんですか?」
難しいよね。 でも、それは・・・。
「それは、大切な人がいるからだよ? 傷つけたくもないし、素直にならなくて喧嘩になるのが嫌だから。」
俺の場合はしょおくんが背中を押してくれる。
素直になりなって。 全部言ってごらん?って。 少しずつぽつりぽつりと話すとしょおくんは、優しい瞳で俺を見ていてそれからぎゅっとしてくれる。 だから、素直って大切なんだなって思うんだ。
「まーくんを傷つけちゃった。」
そう言って少しずつきっかけを話してくれた。
「ねー、ニノはいつもそんなに素直じゃないところあるじゃん? だから、それが大きくなってきたのも一つかも。 でも、ニノの気持ちも分かるよ?」
だって、俺もたまに思ったことある。 しょおくんは俺を欲しがり、愛し合ってるとは思うけど、俺は喰われる動物、ウサギとか草食動物みたいで、欲望のままの瞳だから。
俺の体目当てなのかって。 けど、それは違うと分かるのは最後はごめんって謝るところ。
ぎゅっとしてくれるところ。 その温もりは好きだからこその温もりなんだって分かった。
「だから、ニノはちゃんと愛されてるよ?」
「うん」
大丈夫、ニノはニノなりの優しさがあるから。
それを相葉くんが一番分かってると思う。
お開きにしてしょおくんに電話した。
「ふふっ、終わったの?」
「うん!」
「了解、相葉くんも連れて向かう」
「うん、しょおくんもなんだね。」
相葉くんが家に来たのかな? しょおくんは相談にのったんだね。 なら、仲直りできるね。
「そっちもか。 近くの駐車場で待ってる」
「うん、ありがとう」
電話は終わってニノが
「ありがとう」
ふふっ、リラックスできたならなりより。
「うん」
会計してから駐車場に向かうとしょおくんの車が止まってた。
「お待たせ」
そう言うと
「そんな待ってないよ」
あれ? 相葉くんは?
そう思ってるとしょおくんが後部座席の方を指した。 隠れてるのか。
ニノは戸惑いなく乗った。
車が発車するとしょおくんは
「何から話したらいいか難しいから一言で言えばごめんだって」
するとニノはピクリと反応して顔を上げた。
「ね? 大丈夫、きっと怒ってないから」
そう言うとニノは
「ありがとう」
ニノは涙を流してずっとごめんなさいって言ってる。相葉くん、出てきてあげなよとは思ったけどしょおくんが何か作戦たててそう。
信号が赤になって車が止まったらしょおくんが
「出てきてもいいよ」
そう言うとニノの後ろからガサゴソ音がした。
段ボールから出てきた相葉くんに驚くニノ。
「ごめんね? こんなに泣かせたいわけじゃなかった。 怒っちゃってごめん」
しょおくんはそんな二人をバックミラーで見て
「これで仲直りできた?」
「うん、ありがとう」
ふふっ、良かった。
「そう言えば明日は休みだし、泊まってく?」
え? 泊まるの? 悪くはないけど…。
「いいの?」
「お前たちの家、俺は知らないしな」
確かに。 まぁいっか。
泊まることになったからビールを出して軽いおつまみを作った。
四人で話すことなんてないからいつもと違った感じでいつの間にかお酒も進んでた。
「まーくん」
「カズ~」
なんか、そこの二人が甘い。
カップルだからいいけど、人がいる前でやれるのが凄いよね。 そんな二人が羨ましくてしょおくんの傍によった。
「羨ましい? なら、俺たちもする?」
そう言って俺の頬にキスをしてきた。
そしたら、何も考えられなくてもっと欲しくて寂しく感じた。
「しょおくん」
深く深くキスした。 二人なんか脱ぎ始めてるし。 もういいや。 しょおくんに愛されたい気持ちがふえてくだけ。
「じゅん、いい?」
「早くして?」
「ちょっとだけ待ったらちゃんとあげるからね?」
そう言って相葉くんたちをソファーベッドに誘導させた。 俺たちは
「冷たくて痛いかもだけどここでいい?」
我慢できないと俺の耳元で言ってきたからピクンと跳ねて
「いいよ、ちょうだい?」
そう言って始めた。
しょおくんはクッションを下に置いてそこに俺の頭をのせてくれた。
「しょおくん・・・」
もっとちょうだい? そんな床だからって優しくしないで? いつも通りにやって?
「うん、分かってる」
前立腺に当たるとピクピクと跳ねて自然と揺れる。
「ぁっ・・・、しょおっ」
もっともっと満たして?
「んっ・・・、じゅんっ」
しょおくんに満たされたら眠くなって意識が無くなる寸前にしょおくんは
「まだ寝ちゃダメだよ? 風呂入ってないし」
そうは言われても・・・と思ったが、
「ニノたち、先に風呂使ってて、バスタオルは置いてあるやつ適当に使って?」
しょおくんは俺から離れてテキパキと指示をする。
「ありがとう、カズ、立てる?」
「てー繋いでくれたら」
「うん、ずっと繋ご?」
起き上がって二人で風呂に向かったのを見て、
俺もしょおくんに触れたいと思った。
「しょおくん・・・」
腕をベチベチと叩きながら呼ぶと振り向いてくれた。
「お待たせ、風呂は入れなさそうだから拭いたら寝よう?」
確かに眠いけど。
「ちゅーして?」
首に回す腕にきゅっと力を入れて顔を近づけてしょおくんにされるように瞳を閉じた。