Side S
別に初めはただのメンバーだった。
けど、ある日、楽屋に入ろうとしたとき、聞いてしまったんだ。
四人が俺のことを好きなんだと。それを聞いてマジかと思った。 俺は普通に彼女を抱いてるし、それでも四人は俺のことを好きなのか?と思った。
また仕事が多くなったちょうど3年ぐらい前かな。 その前の2年ぐらい彼女はいないんだけど、ふと、四人ならいいかもしれないと思った。 だから、楽屋にいるみんなにそんなに俺と付き合いたいなら付き合ってもいいけど?と言えばみんな嬉しそうに抱きついてきた。
なんだ。そんなに嬉しいなら良かったと思って付き合ってみたが…、なんで俺が受身なのか分からなかった。 智くんは、何となく、わかってたけど、まさか、潤にまで抱かれるとは思ってなかった。
誰が一番気持ちいいかって? 決められないな
全員にイカされるのは最近、体力がもたないから一日一回メンバー一人を誘うことにした。
「しょーくんって、身体は正直なのに心はまだまだだよね…! ね、どうしても皆のか? 俺はしょーくんだけが欲しいんだ。」
分かってた。 誰か一人を選んでほしいって気持ちは皆思ってること。 そのきっかけとして俺が潤といちゃついてたら、3人がずるいと言い出して、そこから誰にも渡したくない気持ちが芽生えたのだろう。
「どうしてもか…、誕生日には決める。」
そう言うと安心して抱きついてきた。
ごめん。 それまで考えるから。
今日は智くんには帰ってもらうことにした。
誰を選んだらいいのだろうか。
今日の夕飯は…、作ってくれる人がいないことに気づいた。 何となく、寂しく感じた。
やっぱ、選ばないといけないの?
そんなふうに思ってると雅紀からの電話がかかってきて行くことにした。
着くと
「おーちゃんは? 何かあったの?」
そう聞かれたから雅紀に分かりやすいように説明した。
「へぇー、決めてくれるの? 俺のものになってはほしいけどさ…、しょーちゃんが幸せになるなら俺じゃなくてもいいんだ」
普通は、欲しい人ならどうやったって手にいれるもんじゃないのか?
今日はハンバーグ。 この時ってだいたいカズがいることが多い。
てか、そこさ、本当に友達な訳? どうみたって恋人に見えるんだけど。
三人で食べ始めた。 一人よりかはいい気はしたがたまに二人の世界に入ってる気がするんだ
美味しいことは美味しい。 けど、潤と何かが違うんだな。
「あのさ…、二人は付き合ってるの?」
そう聞くとカズが
「確かにそうだけど…、元はと言えば翔ちゃんが決めないからでしょ?」
俺が決めないからってなるものなの?
「んー、じゃあこれみてムカつく?」
すると雅紀がカズにキスをした。
んー、少しイラッとしたけど。
「少しはあったけど、俺のせいな訳だしそこまではないかな」
そう言うと
「ふふっ、翔ちゃんってさ、本当に誰にもイラットしないの?」
え? 元々俺にとっては四人が恋人でその四人の中で付き合ってたことは薄々は分かってるけど深掘りしなかったな。
「別に誰と付き合ってたって、決められないのが悪いし、そこまでムカつきもしないし」
するとカズは寂しそうにした。よくわかんない元はと言えばこんな俺を好きになった四人が不思議だし。
「しょーちゃん、最後に抱かせて?」
雅紀はニッコリして言ってきた。
本当に最後でいいのだろうか。
でも、決めない限り、何も進むことはできないのだろう。 俺だけじゃなく、皆が進まない。
「いいよ」
雅紀とのヤるのが最後って少し寂しい。
いつも以上に激しくされあっという間に
「ぁっ・・、いきそう・・・!」
「最後だからまだダメ!」
そう言って雅紀は涙を流しながら最後まで俺を離さなかった。
好きなのにな…、皆好きなのにな。
「ごめん…、ありがとう」
そっとキスをしてぎゅっと抱き締めた。
「平気、しょーちゃんは誕生日まで時間はあるから後悔しないでね?」
後悔か…、誰にしたら後悔が無いのだろう。
カズもぎゅっと雅紀を抱き締めていた。
やっぱ、四人は難しいのか。
本当に好きな人できたらいいな。
そしたら、皆、幸せになるんだよな?
「翔ちゃんは誰がいい?」
「え?」
「誰とならいい?」
今は…!
「分かんない。全員好きだし」
そう言うと
「ふふっ、翔ちゃんは冷静だもんね、皆そうだけどまーくんと同じ考えなんだ。」
そっか。 やっぱり決めるか。
「抱いてもいい?」
カズだって最後かもしれない。
「それで満足できるなら」
そう言うとカズは雅紀と違っていつもよりも優しかった。 皆して意地悪な部分があるし、そんなふうにされたら俺は…、更に好きになる。
「翔ちゃん、いい?」
なんで、最後になって、そんなに優しくするんだし。 カズには雅紀と恋人なのにそれでも俺が一番なのかよ。
「いい、いつも通りでいいよ」
こいつと離れたくない気がした。
でも、まだ潤とヤってない。
それは不平等だよな。
「んー、じゃあ限界来そうだからいつも通りで」
あっ、だんだんいつも通りでカズも気持ち良さそうだった。
最後はお互いに放った。
「今日も気持ちよかった」
カズが俺にキスした後、
「まーくん、ヤろ?」
え?ここでやるのかよ。
「いいよ、けど、カズくんやったばかりじゃん大丈夫なの?」
すると
「そんなこと言ったらまーくんだってそうなるじゃん!」
なんか、二人には二人のカタチが見えた気がする。 俺的にはその二人は既に幸せそうな気がした。
俺は抜いた後、家を出て潤にラインした。
夜中に近いけど、起きてるかな?
少し不安の中でするとすぐ既読がついて、嬉しかった。
潤の家について連絡すればすぐあいて嬉しそうに抱きついてきた。
「こんな時間に来てくれるなんて嬉しい! 泊まってくれるってことだもんね?」
本当に嬉しそうだった。 なんだろ。
潤といるとさっきまでの考えてたことがスッキリした気がした。