Side J
しょおくんがいないと不安だった。
少しだけでも離れたら何してるんだろうと気になっちゃう。
そんな僕をみておじいちゃんは行ってきなって
ごめんね? 優しいね。
しょおくんの所へ探しに行った。
このお屋敷はとっても広い。
迷子になりそうなぐらいで、少し気味が悪いような薄暗さ…、怖い。
でも、しょおくんを見つけたい。
必死に探し回った。なるべく明るい場所を中心に。 すると…いた。
ふふっ、ママと庭のお手伝いしてる。
ママがしょおくんに色々と説明してるのを聞いた。 声を掛けようかなと思ったけど、終わったときがいいかなと思い、少し隠れながら二人の会話を聞いていた。
しょおくんは終わったみたいでこっちに来ようとしてたから僕はしょおくんの方に急いで向かった。 ぎゅってすると安心する。
ふふっ、それから僕たちはお部屋に戻って二人きり。 薄暗くていつも以上にくっついた。
「じゅーん? いつも以上にぎゅうぎゅうするね? 怖い?」
慣れてないからかな。 どうしても怖いと思うのは。
「うん、薄暗くて怖い。」
そう言うと
「そんなの、気にしなぐらいキスしてあげる」
ほんと? そう思ってるとゆっくりと僕の唇に降ってきた。 もっとなんだよね?
触れるだけのキスだけど、何度も続いてすればするほど好きになってく。 しょおくんが僕のことを好きだという気持ちが増えてるのを感じる。 舌を絡めてきて更に僕を欲しがるしょおくんが好き。
僕も欲しいんだ。 もっと、深くまで…
本当はこの先、まだあるのは知ってる。
この先のが僕は求めている。
けど、しょおくんはまだしない。
そんな年齢じゃないのは分かってる。
欲しいものを貰ってはいけないのだろうか。
僕の体の中が熱くなるのを感じる。
僕の心は既にしょおくんだらけ。
切なく訴えればしょおくんはしてくれるのだろうか? でも、狡いな、僕はそこまでしないと求められない存在なのだろうか。
そんなはずない。 そう思いたい…。
しょおくんの反応してきてる。
なのに、なぜしないの?
僕を雑に扱ってしまうから?
僕が壊れるとでも?
僕の全てはしょおくんのものなのに。
だから、どんなに雑にされようと壊れようとも滅茶苦茶にされたっていいんだよ?
「じゅん…、好き」
その好きの重たさが違うからか今はとっても苦しい。 僕も好きなのに…!
「しょおくん、好き。」
離れたい。 こんな苦しいなら離れたいよ。
でも、離してくれない、しょおくんが。
「じゅん…、ごめん」
何にたいして? そう思ってると強く吸って僕に沢山跡をつける。
つけちゃいけないところまで。
そこにはしょおくんなりの苦しさが見えた。
それにつけ終わったあとしょおくんは涙を流した。
何となく、分かったかも。
そうだよね。 きっと、しょおくんもだもんね
もう少しだけ待ってるね?
「しょおくん、スッキリするまで泣いていいよ?」
ふふっ、愛されてる。
強すぎて敵わないなって思うときもあるけど、たまに、こうしてなぐさめることをできるのは僕だけと思うと嬉しくなる。
単純、けど、しょおくんもなのかもね。
「ありがとう」
ふふっ、この部屋も怖かったけど、今は怖くなくて、そっと大きな部屋へ続く通路が見えるようにドアを開く。
さっきは薄暗かったのに薄暗さは無くて普通のお家に見えた。
「ねー、お風呂一緒でもいい?」
もう少し一緒にそばにいたいな。
大きくなったから少し恥ずかしくて一人で入るときが多くなった。
けど、今は一緒に入りたい気持ちが大きい。
「いいよ? 入ろ?」
タオルはママが言うには用意されてあるからそれを使うだけ。
しょおくんはゆっくりと洗い始めた。
ふふっ、今日は手伝ってあげる。
シャンプーからしっかりしないとね。
体は…、恥ずかしがるしょおくん。
「いいでしょ? 洗っても」
「えー」
「背中ならいい?」
するとしょおくんはニッコリ笑って
「助かるよ」
確かに、人に洗ってもらう方が洗えてる感じするもんね。
「ここ、きれいだね…!」
まるで翼が生えてるような感じだ。
ふふっ、背中にそっとキスをした。
わぁ、しょおくんの躰がピくんと跳ねたからしょおくんの翼のところが動いた気がした。
お腹は恥ずかしがる。
「これじゃあ洗えないよ?」
「自分でやるからいい///」
そう言って洗わせてくれなかった。
浸かってるときはぎゅっと抱き締めてくれて
嬉しくて満たされた。
寝るときもぎゅっとしてなかなか寝れない僕を寝させてくれた。
次の日もその次の日も幸せだった。
でも、そんな日々が続く日が来なくなる日が…
僕の幸せが沢山消えていった。