Side J 

しょおくんのお仕事が終わったから僕はお昼を作り始めた。

しょおくんのは勿論だけど…!
智さんや雅紀さんの分まで作った方がいいのかな…!

でも、カズくんは雅紀さんの手料理が一番だもんね。 どうしよっか。

リクエスト聞いてきた方がいいのかな?

聞いたことあるようなのは作れる気がする。

ちょうど診察が終ったしょおくんのところに行った。

「どうしたの?」

やっぱり驚くよね…!

「お昼、何がいい?」

「んー、お任せする!」

「あっ、うん!」

お任せか…!

「今日は智くん、お出掛けするみたいだから、4人分でいいんじゃない? 雅紀は一番大変だったからな。」

なるほど…!

「分かった! 後少し、頑張って?」

「ありがとう」

軽くチュッとなった。

元気になるならいいかと思って作りに戻った。

んー、そう言えば何が残ってるのか確認する。

とりあえず、作り始める。

卵を茹で卵にする。

その間、ツナ缶と、ハムと、チーズを用意する。

あ、チョコレート沢山買ってきたんだった。

そう思ってチョコレートも使うことに。

ちょうど鳴ったから剥き始める。

ちっさな作業だけど、一つ一つ丁寧にしてく。

卵をお皿に入れてマヨネーズをかける。

ツナは既に皿に入れてあるから同じくマヨネーズをかける。

ふふっ、混ぜると美味しそうになるよね。

パンが安いからってしょおくんが沢山買ってた

そのパンを使ってサンドイッチに。

ん? サンドウィッチ? 

どっちも言い方は間違えてないよね?

確か、そう書いてあったから。

ハムとチーズをセットにするのと別々のとレタスやトマトつきにするのを作って…!

チョコレートを溶かしたのをパンにトロリと流す。

ふふっ、どれも綺麗でラストは食べやすいように一口でいけるように4分の1に切る。

「上手くできた!」

こんなに沢山作ったのは初めてだけど、楽しかった。 集中できた。

あっ、何かデザートあった方がいいかな?
お昼にデザートは要らないか…!

欲しいって言われたらでいいよね?

「まだかな…!」

お茶はすぐに出せるように冷蔵庫からは出してコップも置いた。

時計を見ると10分以上終わっても来ない。
ギリギリの患者さんの面倒?

すると 「相葉ちゃんは今の患者て終わりそうだけど、翔くんはまだかかりそう、大変な患者さんをさっきまで相手してたからな」
 
「そっか。」

大変だねしょおくん。

智さんは自分の部屋に戻って着替えてすぐ出ていった。

それと入れ替わりに雅紀さん達だった。

「作ってくれたの?」

頷くと嬉しそうに笑って

「ありがとう、お腹すいちゃっててさ、仕事中に音が鳴りそうだったからね。」

「翔ちゃんならあと一人だったよ! あ、でも、あの子、話長いし、翔ちゃんのこと大好きだからな…!」

そうだよね…! 
しょおくんのこと好きになっちゃう子もいるもんね。

「先に食べててもいいって言ってたからまだまだかも…!」

そう言いながら雅紀さんたちは食べ始めた。

しょおくんは断るもんね。

もし、好きって言われても…!

動じないよね?

二人が別の部屋で食べ始めた。

僕はしょおくんが来るのを待つ。

でも、覗いてみたくなった。

そっと覗くとあの子なのかな?

確かに真っ赤になるし。

しょおくんがお大事にって言ったとき、あの子はしょおくんに抱きついた。

しょおくんはどうして離さないの?

なんで? すぐに離せないのは分かる気がする

けど、しょおくんはなかなかあの子を離そうとしなかった。

そう言えばあの子のお母さんは?

まだ小さそうだけど、一人で行けるような年齢なのかな。

しょおくんは少し困った表情をしてるけど、あの子は気にすることなく抱きつく。

結局、しょおくんはずっとあの子に抱き締められて一度も離そうとしなかった。

長い。 何回もしつこく抱きついてくる向こうにも、なにもしないしょおくんに変な気持ちになってく。

何だろう。 泣きたいだけじゃない。

この気持ちなに? 

怒ってるのかな?

少し違うような気がする。

とりあえずサンドウィッチを食べてしょおくんの分はそのまま。

それからしょおくんの部屋に戻った。

しょおくん、僕はどうしたらいい?

女の子の方が可愛いし、僕なんかより確りしてそう。

涙が溢れてきちゃう。

僕は愛を知らないから、いらなくなったのかな

患者さんの方が大切だし、優先だもんね。

でも、恋人が、一番じゃないの?

僕は好きだと思う前からしょおくんが一番だった。

しょおくんは僕のこと一番じゃないの?

必要とされてないの?

僕を捨てないでよ。

抱き付くのも僕の特権でしょ?

「じゅーん!」

もし、抱きついてしょおくんの香りがするなら今回のこと少しだけ無かったことにしよう。

「お疲れ、しょおくん」

そう言ってぎゅっと抱きつく。

安心できない。

しょおくんの香りじゃない。

香水だよそれ…!

すぐ離した。

「潤?」

やだ、その香りじゃダメ。

僕の好きな香りじゃないもん。

そう言えば僕、専用の部屋があるって言ってたよね?

「しょおくんのバカ。」

何も気づかないしょおくんなんか嫌。

僕はしょおくんの部屋を出てって僕の部屋に行って鍵を閉めた。

僕はどうしたいのか分かんなくなってきた。

毛布を被って丸まった。