Side S
ずっと待って、ようやく俺の恋人としてなってくれた。 ずっと勉強ばかりで彼女なんか興味なかった。 初恋が潤で良かった。
一度捨てられた恐怖、それはずっと残ってる。
だから、答えたくても答えられなかったのか?
潤の誕生日は雅紀からのは俺も知らなかった。
夏らしいこと、潤はやったことあったのかな。
楽しそうだったな。
主張してくれたことが嬉しかった。
いいんだよ? やりたいこと遠慮なく言っても
「ん…!」
あ、起きる? 様子を見てると
「ふふっ、そんな見ないで?」
寝起きの潤はめっちゃ可愛い。
「おはよう、恥ずかしいの?」
ふふっ、真っ赤になって俺の方を見てきた。
「もぉ、しょおくん…!」
「ふふっ、ごめん」
そう言うと
「いいよ?」
んー、俺の方をじっと見て、何か訴えていた。
心の声聞いて欲しいの?
あれはたまたまだと思うけど…!
とりあえず落ち着く。
ゆっくりと深呼吸して、そっと目を閉じる。
ふふっ、そんな簡単なことなの?
潤に思いっきり抱きついた。
「ふふっ、通じた?」
「通じたよ?」
そう言うと嬉しそうになって
「遠く離れても通じるかな?」
至近距離でしかやったことないから分からない
けど…! 「ピンチの時なら通じるかもな」
そう言うと嬉しそうに笑って
「ふふっ、しょおくん、助けてくれるの?」
「勿論だよ、一番大切な人を助けられないなんて俺が嫌だよ。」
潤に何かあったら嫌だよ。
「うん、しょおくん…!」
「ん?」
どうしたの?
「ふふっ、呼んだだけ。」
ふふっ、だいぶ、馴染んできたな。
更に甘い声で俺を呼んで、求めてる。
可愛らしい君、大好きだよ。
そっとキスをすればゆっくりと舌を絡ませ、次第に深くなってく。
「んんっ・・・、しょおくん…、好き」
「はぁ・・、じゅん・・・、大好き」
止まんない。 もっとほしくなる。
こんなに、ほしくなるものなのか。
潤が苦しくなっちゃうな。
一回離すと少し苦しそうだった。
「ごめん、やり過ぎたな。」
「ふふっ、大丈夫、少しだけだから」
無理に合わせなくたっていいんだよ?
「そろそろ朝御飯食べないと…! 間に合わないかもよ?」
ふふっ、しっかりしてるな。
「そうだね、食べよっか?」
「ふふっ、うん! 作るね?」
潤はあたふたと忙しそうにしながらも楽しそうだ。
「できたよ! 食べよ?」
ふふっ、可愛いな。
食パンにチーズがのっかってる。
「とろけるチーズがあったからのせてみたら美味しそうと思って…、ダメかな?」
俺は普通にバターで塗るからビックリした。
「美味しそうだな。 大丈夫、食べよ?」
食べてみると少し熱いけど、美味しかった。
たまにはアレンジもいいな。
「ふふっ、美味しいね! 焼いたものだらけだし、簡単なものしか作ってないけど」
「朝はこだわらなくてもいいんじゃない?
潤が作ったのならどれも美味しそうだから」
そんな落ち込むなよ…!
「ん。分かった。」
やっぱり雅紀のよりも美味しく感じる。
それはきっと、潤が楽しそうにするのと丁寧さと…! もう1つは潤には難しそうだな。
食べ終わって今日も午前中だけ。
頑張りますか。 潤もいることだし。
不安なんて…もうないな。