Side S
潤とまた戻れて凄く嬉しい。
「しょおくん」
可愛いな。
そっと潤の手を握ると嬉しそうに笑う。
「動けないや…!」
久しぶりだからね。
「今日はコンビニで買ってくるよ、潤は、お留守番してて?」
すると潤が腕をグッと引っ張った。
「俺も行きたい」
そう言って起き上がってきた。
「痛いんだろ?」と言うと
「痛いけど、しょおくんと離れるのは嫌。」
ふふっ、コンビニ行くだけだよ?
「すぐ、帰ってくるからね?」
それでも首を横に振って
「やだ、一緒に行きたいの!」
ふふっ、可愛いな。
「んー、分かった、もう少ししてから行こっか?」
そう言うと嬉しそうに頷いた。
そっと、腰やお腹らへんを撫でる。
「ふふっ、気持ちいい。」
ゆっくりと撫で続けた。
「ふふっ、ありがとう、歩けそう」
そう言って潤は、着替え始めた。
「寒いからしっかりしないとな」
潤にマフラーをしっかり巻いて、マスクして、ニット帽を被せた。
潤も同じようにしてくれた。
「ふふっ、モコモコだね!」
モコモコ…、ヤバイ、これはモテル。
可愛すぎるよ。
「これで温かいだろ?」
すると頷いた。
玄関を出て、歩くと人は少ないからポケットの中で繋いだ。
「あ、カイロあるの?」
「冷えたときに欲しいかなって」
「ありがとう」
コンビについておにぎりやサンドイッチを買って、他に買いたいものあるかなと思うと
「アイス、買ってもいい?」
おいおい、ちゃんと買ってあげるからそんなキラキラしないでくれ…。
「いいよ、好きなだけどうぞ?」
普通にカップのアイスを買うみたいだ。
買い物終えて家に帰ると
「しょおくん、ありがとう」
ぎゅってしてきた。
冷凍庫にアイスをしまった。
潤と一緒に手荒いうがいをして、椅子に座る。
俺はおにぎり、潤は、サンドイッチにした。
食べると久しぶりに美味しさを感じた。
やっぱり、潤といる方が美味しい。
「ふふっ、しょおくん、美味しいね」
潤は、ニコニコしながら食べてる。
そんなに楽しそうならなりよりだ。
食べ終わって分別し終わったら後ろからぎゅっとした。
「ふふっ、どうしたの?」
今日は怒んないんだ。
「何でもない、こうしたかったの」
「ふふっ、しばらくそうしてるの?」
「んー、いい。 やっばりこうする」
うしろからはやめて正面に変えた。
「ふふっ、しょおくん、好き」
朝から可愛すぎる。
本当は抱きたいけど午後から仕事だからな。
「俺も、潤が好き。」
チュッと軽くキスをした。
あ、解決してないこと1つだけあった。
「ね、斗真に電話してくれる?」
「しょおくん、何か話すの?」
「乗り越えられるって潤が言ったじゃん? だから、話そうと思って」
そう言うと潤が黙り始めた。
「潤は、斗真には抱かれていよな? でも、キスはされたよな?」
そう言うとピクッと反応して
「うん…、キスされちゃった…! でも、あんな記事になるとは思わなかったし…!」
ヤバイ、潤は泣きそうだ。
怒ってる訳じゃない。 事実確認だよ?
「あれは、グルだから、撮れたの。けど、正直には言ってね?」
潤は少し考えてゆっくりと話してくれる。
「いつも通り、斗真と飲んでたの。 思い出せば少し怪しかった気がする。 けど、その時は気づいてないから、普通に飲んでたの。いつも通りなのに酔っちゃって…、立とうとしたらよろけちゃって、そんな、俺を抱き締めてきたんだ。」
そっか。 酔ったのは斗真が何かを仕掛けた。
「話してくれてありがとう、潤は、悪くないからね? 頑張ったんだから」
「うん、しょおくん、ありがとう」
ふふっ、ぎゅっとしてきた。
「で、お願いできる?」と聞くと頷いた。
電話し終わった潤はチュッとしてきて
「今日の夜、誘ったよ?」
「ありがとう、最初は二人でゆっくりしてな?」
「うん、でも、しょおくん、どうしてるの?」
「大丈夫だから、ね?」
そう言うと頷いて
「これ、終わったら離れることないよね?」
そうだよな。不安だよね。
「二度と離さない。 んー、どうしたら信じてくれる?」
そう聞くと
「しょおくんが普段持ってるものが欲しい」
俺が持ってるもの? んー、何がいいんだろうか。
「何でもいいの?」と聞くと頷いた。
んー、お守りになってバレないものが良さそう
「ハンカチでいい?」
ポケットにしまってるからバレることはない。
普段からよく使うハンカチにした。
「ふふっ、ありがとう」
めっちゃ嬉しそうにしてる。
良かった。
「行こっか?」
マネージャーの迎えが来てそうだし。
地下の駐車場だから手を繋ぐことができる。
乗って、また手を繋ぐ。
カーテンがあるから、閉めれば誰にも見られない。
じゅんにそっと、キスをした。
「ふふっ、しょおくん、ダメでしょ」
そう言いながらも嬉しそうだ。
「ごめん、じゃあこれでいい?」
ぎゅっと抱き締めた。
「ふふっ、いいよ?」
着くまでぎゅっとしながら話した。
「お二人とも着きましたよ…! それと、いちゃつくのは程々にしてください。」
流石にやりすぎなのか?
「へぇー、程々ならいいんだ」
そう言うと
「ダメって言ったってやる気ですよね?」
「ふふっ、確かに」
三人で笑った。
「また戻れて良かったです。 あの人は、櫻井さんのことが好きだったみたいですね。」
「どういうこと?」
潤が聞くと
「櫻井さんは、結局仕返しましたよね? それで、あのあと、何でそんなことしたのか聞いてみたら好きだからだったみたいです。」
じゃあ、なんで、潤を使う?
「何で、脅してまで手に入れようとするの?」
いい質問だよね。
「んー、人はきっかけによって、そうなる人がいます。でも、あの人の場合は仕事のためだとは思いますけど…!」
「仕事のため?」
「あの人は、本業は週刊誌で働いている記者さんだよ?」
そう言うと
「そうだったの? なら、なんで…!」
「何て説明したらいいのか…! 一言で言うと権力ですかね…!」
権力か…!
あの人もあの人なりには苦しんでたと…!
「そっか、ねー、マネージャーさんはあの人のことについてどこまで知ってるの?」
確かに。 それは俺も知らない。
「斗真さんと、あの人の出会いは斗真さんのマネージャーをしてたみたいです。 元々松本さんのマネージャーになるとは思ってなかったけど斗真さんがなってほしいと言うお願いでなったわけです。」
なるほど…!
これで、証拠は揃った。