Side J 

今日から夏休み。

あれから、一回もヤってない。

しょおくんが嫌がるから、やらないんだけど、僕はもう一回してみたい。

「ごめん、用事できたから、帰るね? 終わったらまた来ていい?」

「いいよ? 待ってるね?」 

用事ってなんだろう…! 

そんな気にしててもなにもできないから、とりあえずベットでごろごろ。

あっ、これ、しょおくんのだ。

忘れていったけど平気なのかな…!

そんなふうに考えているとしょおくんからのラインがきた。  

え? 場所を指定されたからとりあえず走って向かう。

「しょおくん!」

何がしたいの?

「そこ、危ない、罠、仕掛けられてるんだ」

え? てか、ここ、元々は工場だったところ。

しょおくん、ロープで結ばれてて動けない状態だし…!

とりあえずロープをほどいた。

「んー、潤、これ、仕掛けを壊す方法2つあるけどどちらかは失敗するかも」

え? どっちかがハズレでどっちかが当たり?

そんなの、ここから逃げればいいはなしも気もするけど…、そうもいかないような気がする。

「でも、そしたら、僕たちは…!」

「隣の家も危ないけど?子供がいるんだよ?」

それは分かってる。 

「手伝うよ」

てか、誰とつるんでたの?

とりあえず、仕掛けのスイッチを壊したら平気だったから吊り上げられた鉄の棒をゆっくりと下に降ろした。

「ねー、誰といたの?」
そう聞くと

「んー、ここに来てすぐかな、色んな人たちと相手をしてたから、そのうちの一部だよ」

つまり、しょおくんは分かっていたの?

「なんで行ったの?」

心配するじゃん…!  

「ごめん、止めないと危険なことになると予想したし、そこに一人、子供がいたんだ」

そっと、しょおくんを抱き締めた。

「これは、しょおくんの問題かもしれないけど、一人で行かないで?」

ね? 心配だし、しょおくんが強いのは知ってるけど、僕だってしょおくんを守ることできるよ?

「ありがとう」

良かった。 と思ったけど、

「しょおくん、危ない!」

しょおくんの真下に鉄の棒が落ちてくる。
まだ残ってたの?

「逃げるか」

うん、その方がいいと思う。
沢山落ちてくるみたいだから。

「しょおくん、出口が見えたけど人がいる。」

これがもしかして主犯?

「こいつ倒さない限り、無理な気がする。」

「だね、これ、喧嘩ですむの?」  

「それは彼方次第。」 

そうだね。 しょおくんが隣にいる限り、更に力が出る。 

だから、すぐ相手にダメージを与えることができた。

「やっと、終わった。」

「しょおくん、お疲れ」

するとぐぅ~とお腹の音が鳴って、しょおくんは気まずそうな顔をした。

「ふふっ、しょおくん、帰ろ?」

するとしょおくんは頷いたけど、動けない?

「ごめん、疲れたみたい…!」

それからバタンと倒れて…!

え? 猫となった。

あ、最近、何か忘れてると思ったら…!

猫ちゃん探してたんだった。

そして、君だったんだ。

頑張ったんだね、ずっと、バレないようにしてきたんでしょ?

大変だったんでしょ? 

でも、しょおくんの秘密、知れて良かった。

もっと、好きになったよ。

言ったでしょ? 

どんなしょおくんも好きだよって。