Side S
潤にゆっくりと愛されていくのは嬉しいけど…
正直、いつ、戻ってもおかしくないかもってぐらい凄い快感だった。
「しょおくん、きつかった?」
そんな訳ではないけど…!
「平気。 潤は?」
「大丈夫、ありがとう」
抱き締められると潤の温かさが分かる。
「ふふっ、お風呂入ろ?」
そう言われたけど、正直、一人で入りたい。
潤が嫌なわけではないけど…!
潤に触れられたら、戻る気がして…!
「ごめん、風呂は一人で入りたい。 潤が嫌な訳じゃないから」
少しきついかな?
でも、バレないためにはしかたない。
「あ、ごめんね、初めからは嫌だよね…!」
あー、泣きそうな表情だし…!
そっか。そうすれば一緒に入っても平気か。
「自分で洗うから触ってこないなら一緒に入るのはいいよ?」
潤の触れられた熱さとかまだ慣れてないから。
「分かった、いいよ?」
良かった…!
風呂の中では、チュッと触れるだけのキスと抱き締められるだけだったから大丈夫だった。
寝る支度して、ベットに入るとまたぎゅっとして向かい合わせになる。
少しドキドキするけど、それは潤も同じだったから嬉しくなった。
「ねー、しょおくん」
ん? 急に抱き締められる力が強くなった。
「どうした?」
「ずっと一緒にいて?」
え? 急になんで?
もしかして僕のこと、何か知ってるの?
「何、急に…!」
と言えば
「しょおくんは、いつか消えちゃいそうだからだよ…!」
「そんなはずないだろ?」
「僕の家族は小さい頃に亡くなった。 それは知ってるでしょ? だから、好きな人だから、消えちゃうのが怖い…!」
日記見たのバレちゃった?
勝手に見たのは悪かったけど…!
「消えはしないよ? じゃあ、潤も、どんな僕でも受け止めろよ?」
そう言うと潤は嬉しそうに笑った。
「ふふっ、しょおくんの全部が好きだよ? だから、どんなしょおくんでも受け止めたい。」
ふふっ、そっか。 なら、僕が猫でも?
それでも受け止めてくれるのか?
「ありがとう」
そう言うと潤は嬉しそうに笑ってチュッとしてきた。
「しょおくん、大好きだよ」
「うん、潤、大好きだよ」
そしたら、潤は
「しょおくんを好きになったこと後悔してないよ? だから、しょおくんも僕のこと好きになったこと後悔させたくないんだ。」
ふふっ、潤らしいね。そう言うところ。
「だから、しょおくんがもし、隠してることがあるならいつか言ってほしい。大丈夫。絶対に変わらないから。」
本当に? 信じてもいいんだよな?
「ありがとう」
「ふふっ、寝よう?」
潤は僕をぎゅっと抱き締めて寝始めた。
僕も、ぎゅっとして、寝た。
あれ? 近くにいた潤がいない。
どこだろうか…! 猫に戻って毛布に潜って人間だとちょうど足元らへんにきてそっと覗いた。
あ、ベランダにいるみたい…!
寝れないのかな?
降りて、人間に戻って、ベランダに向かった。
「あ、起こしちゃった?」
「急にいないからビックリしただけだよ」
「ふふっ、なんか寝れなくて…!」
「潤、寝れないの?」
「ふふっ、うん…!」
「潤がいないと寝れないからな、とりあえず戻ろう?」
ベットに戻ってぎゅっと抱き締める。
「ありがとう」
チュッとして、深く絡み合う。
「んっ・・・、じゅん・・!」
「しょおくん・・・、好き・・・」
「じゅん・・、好き、好きだよ・・」
「はぁ・・・、しょおくん・・!」
また、体が熱くなってく。
でも、快感が強くて、戻っちゃいそうで愛されたいけど怖い。
「もうすぐ、朝になっちゃうから寝よっか?」
そういってもう一度ぎゅっと抱き締められて、
「寝れるかな?」
寝ようかと言ってきたのにな。
「寝れないなら、無理しなくてもいいよ」
「寝たいけど…、変な夢を見そうだから」
変な夢? 潤は見たの?
「大丈夫、夢だと想っていればね? 現実はそんなことないんだし!」
「それもそっか」
潤は目を瞑った。 そっと、潤の背中を擦ると嬉しそうになったから暫く続けると寝始めた。
今度こそ平気だよな?
潤、たまには、頼って?
大丈夫、潤が信じてくれる限り、僕はずっと、一緒だよ?