復活LOVE 100 ⬅前回は此方から

Side S 

なぜか、何て、分かんないけど、凄く寂しく感じた。 一緒にいるのに…! 
少しでも離れると来てほしくて、俺から動いてみた。 離したくなかった。 
潤をずっと縛りたくなった。 何でだろう。 分からないけど、なんとなく潤に甘えてる気もした。

「しょおくん、どうしたの?」

「ダメ?」

「そうじゃないよ、元気なさそうに見えるから…!」
そっか。 潤にはそんなふうに見えてたか。

「分かんない。 離れるのが寂しくて少しでも離れても寂しく感じて、どうしてなんだって思っても分かんない。」

自分のことなのに自分でも分からない。

「しょおくん、疲れちゃったんだよ、ストレス溜まっちゃったんだよ…! しょおくんがやりたいこととか好きなこととかしてゆっくりと過ごそう?」

凄く嬉しく感じた。 

「ありがとう、今はやりたいことないから、こうしてていい?」

「いいよ、沢山甘えてもいいよ?」

「うん、ありがとう」
ぎゅっとして少し落ち着かせる。

「ふふっ、しょおくん、どんなしょおくんも好きだよ」
そっか。 
それなら、遠慮なく甘えてもいいのか。

「ありがとう」
嬉しいけど、潤が心配してるもんな。

「ねー、せっかくだし、出掛けない?」
バレないように行けばいいだけだろ?

「いいの?」

「いいよ、行こっか?」

「うん!」
ふふっ、喜んでもらえて良かった。

「ね、どこ行くの?」
都会じゃなきゃそんなに人はいないはず。

「んー、どうしよっかな。」
天気予報を調べると北関東とは雪だ。
危ないだろうからなるべく雪が降ってないところ。

「なんとなく、決まった」

「しょおくん、変わってほしかったら言ってね?」

「大丈夫だよ」

とりあえず車を発車させる。

「なんか、ドキドキしてきた。」

「俺もドキドキしてるよ?」

「ほんとに?」
渋滞してるからサイドブレーキで止めて、潤の手を俺の胸にあてる。

「どう?」

「わぁ、ドキドキしてるね!」
嬉しそうだな。

「嘘じゃないでしょ?」

「うん、ごめんね?」

「謝ることなんてしてないでしょ?」
動いたからサイドブレーキを下に押して走り出す。

少し、お昼早いかもだけど、バレないようにするためには空いてた方がいいよな。

「少し、早いけど、お昼にしない?」

「うん、そうだね!」

近くのサービスエリアに入って車を止めた。

「しょおくん、お疲れさま」
そう言ってにっこり笑った。

俺たちを見てる人がいないことを確認して軽くチュッとした。

「ふふっ、ありがとう」
潤もお返しにチュッとしてくれた。

帽子を深く被ってマスクして、サービスエリアの中に入った。

あまり悩むとバレそうだから、俺はある程度店を確認して食券に並んだ。
潤も決めたみたいで一緒に並ぶことになった。

俺たちはオススメのラーメンにして、俺はチャーハンつきのを頼んだ。

潤は席を取って欲しいってお願いしたから、待ってくれてる。 潤のだけ出来たからレンゲとお箸を取って潤の席に持っていった。

「ありがとう」と言ってニッコリ笑った。

俺のも出来たみたいで取りに行って席に戻った
あれ? 先に食べてくれても良かったのに…!

「待っててくれたの?」と聞くと

「ふふっ、一緒に食べたいもん」
可愛いな。 潤らしいところだけど。

「食べよっか?」

「そうだね」

食べ始めるとオススメだけあって美味しい。

「ねー、えっと…! その…!」
ん? さっきから恥ずかしそうにしてる。
目線的には…! あー、なるほどね。

「食べる?」

「いいの?」

「いいよ? 全部食べたっていいしね!」

「ありがとう」
潤に炒飯を渡す。 食べれなかったらって思ったから頼まなかったんだよね?

「ふふっ、半分食べたから後は食べて?」
俺たちはなるべくさっさと食べて、バレないように名前は呼ばないようにしてた。

食べ終わったから片付けて車に戻った。

後部座席に移動してチュッと潤の唇にキスをし、舌を絡める。

「ん、んっ、しょおくん…!」

「じゅん…! 好きだよ…!」

不安にならないように、お互いが満足するまでずっとキスを繰り返した。

「ありがとう、しょおくん大好き」

「ふふっ、じゅん、大好き」  
離れたなくないと思って少しでも離さなかったけど、出掛けてみると気分が良くなって、もっと潤を喜ばせたい、そう思った。