Side S 

潤があんなに怒ったのは正直驚いた。
でも、俺、潤にはもっと自由にいてほしいんだ
誘われたならそこは行ってきていいし、潤が楽しそうならそれでよかった。
あまりにも断りすぎると誘ってくれる人が減る可能性たってあるし、潤に友達が減ることは良くないこと。

分かってくれないかな?
俺だって潤といるのが一番楽しいし、一番会いたい人。

どうしたらいいのか分かんなかった。
とりあえず横になってもどうやったらいいのかなんて分からない。

「じゅん…!」
付き合って初めての大喧嘩。
分かってくれないことが一番イライラに変わったかな。 でも、なるべく潤に対して怒りたくなかった。

寂しい。 つい、呼んでしまった。
いないのに…! 明日はイヴだよ?
このまんまでいいのか?
多分メールしても返さない場合があるし、何時に帰ってくるかなんて分からない。
けど、直接潤の家に行くことが一番。
結論が出たから、中身は明日考えよう。
そう思って寝始めるとすぐ寝始めた。

起きるとお昼の一時間前、食べに行くかと思ってどこにしようかは迷ったけど、適当に行ってたら横浜についてた。

潤とケーキとか買いに行ったな。
あ、ラーメン、ここも潤と行ったところ。
そこにして、味噌ラーメンを食べた。
潤といた方がもっと美味しかったな。

イヴだからケーキ、買いに行くかと思い大きめのモンブラン2つ頼んだ。

それから、潤の家に行こうとしたけど、途中で俺がよく見に行く香水が並んであった。
誕生日にあげたの、無くなったら困るもんなと思い、同じの買おうとしたけど、よく見るとクリスマスバージョンがあった。
こっちにしようと思い、買って、潤の家に向かった。 合鍵で入らせて貰って…!
綺麗だな、そう思いながら冷蔵庫の中にケーキをしまって、テレビをつけながら待ってた。
夕方から夜に変わる頃、ガチャって音がしたから慌てて玄関に向かった。

元気無さそうだな。 ごめん。
「おかえり、お疲れさま」と言うとビックリしてる。 ふふっ、相変わらずだな。

怒ってないよ? だからお祝いしよう?

「クリスマスイヴだろ?」と言うと

「しょおくん、ごめんなさ~い!」と言ってぎゅっと抱きついてきた。

ふふっ、抱き付いてくれるだけで俺は満たされる。 潤は、安心したのか泣いている。

お祝いしたいんだけどな~と思って

「ケーキ、買ってきたんだけど」と言うと

「ケーキ、買ってきてくれたの?」と泣いてた潤が俺を見ていってきた。

「ふふっ、潤の好きなモンブランだぞ?」
いつの間にかに俺もモンブラン好きになってたし。 誕生日に買ったの、覚えてるだろ?

「モンブラン!! 食べたい!」と言ってキラキラな瞳で俺を見つめてきた。
でも、その奥には不安そうにも見える。

「うん、食べたいならリビング行こ?」と言うと頷いたからぎゅっと手を握った。

「ありがとう」と言って、潤はニッコリ笑った

「ねー、なに食べたい?」
頬を紅く染めながら聞いてきた。
緊張してる? そっと抱き締めた。

「簡単のでいいよ?」と言うと

「んー、でもイヴでしょ?」と言って上目遣いで見てきた。

「そうだね、潤が作りたいと思うものでいいよ、なんでも美味しいから」と言って潤の頬にキスをした。

「うん、分かった」と言って作り始めた。
俺はそんな光景をみながら待っていた。
仲直りはできたのかな?
潤は、怒ってないのかな?
多分、さっきの抱きついてきたのが答えじゃないのかって思う。

「ふふっ、出来たよ!」と言って盛大に飾られている。

「用意してたの?」と、聞けば顔がみるみると真っ赤になって…!

「ふふっ、うん、しょおくんと食べれたらなって思ってたから」と言ってきた。

潤の手料理を久々に食べれるのは嬉しくて相変わらず頬張る。

すると 「可愛い。」
え? ボソッと聞こえたけど…!

「もう要らないの?」と聞いてきた。
いやいや、まだ食べるし…!
そう思って慌てて食べ始めた。

「ふふっ、最後まで食べてね?」と言って潤も少しずつまた食べ始めた。

潤こそ、美味しそうに食べてると思うけど。
と言うよりかは楽しいのかな?

「ご馳走さま」と言うと

「ふふっ、ありがとう」と言って、片付けに入ったから俺はモンブランを取り出した。

「あ、それ、この前買ってくれたところ?」と聞いてきたから

「そうだよ」と言うと 

「ありがとう」と言って、ぎゅっと抱きついてきた。

ふふっ、喜んで貰えて良かった。
そっと潤の唇にキスをした。
驚かれる? 俺とは嫌かな?

「ふふっ」
潤は、笑って受け止めてくれた。
ぎゅっと抱きついていた潤は離れて俺の唇を指でなぞる。

「ありがとう」と言って、チュッと俺の唇にキスしてくれた。

これで、仲直りだよな?
でも、解決してないこともあるから後でしっかりと話さないとな。

モンブランを食べ始めると潤はキラキラとしていて眩しい。 なんでだ? 潤の気持ちが正直だからきっとそう見えるのか。

「じゅん、もっと隣においで?」
近くに来たっていいんだよ?

「うん!」と言って隣に来てくれた。
隣に来てくれるだけでも嬉しいけど、潤にもっと触れたいと思った。