でも、食べてる姿が可愛く感じた。
「うめぇ~! やっぱり来て良かった」と言った。
あれ? 来たことあるんじゃないの?
しょおくんは沢山、口の中に含みながら食べるからリスさんみたい。
クスッと笑うと
「なんで、笑ってんだよ//」と言って下を向いた。
あれ~? よく見ると顔が赤くなってる。
「ふふっ、しょおくん可愛いね」と言うと
「可愛くないし// 」と言ってまた食べ始めた。
しょおくんって可愛いところもあるんだね。
食べ終わると
「美味しかっただろ?」と聞かれたから
「美味しかったよ、ありがとう」と言うと
「帰ろっか」と言った。
え? 帰るの? と思った。
あれ? なんで…!
そんなふうに思ってるんだろうか?
楽しかったんだ。 楽しかっただけ。
寂しくなんか… ないはずなのに…!
友達できて寂しくなんかないのに…!
ぎゅっとしょおくんの袖を掴んだ。
「ん?」
しょおくんが僕の方を見てくれた。
でも、寂しいだなんて言えない。
「・・・。」
何も言えないよ。
するとしょおくんは、少し考えた顔をした。
そして…!
「潤の家、行ってみたいな」と言ってきた。
え?と思った。 お友達を家にあげるなんて昔にしかなくて…!
「来てくれるの?」と、聞いた。
来てくれるなら来てほしい。
「潤が良ければだけど?」と言われた。
「うん、いいよ」と言うと
「ふふっ、ありがとう、案内よろしくな?」と手がぎゅっと握られた。
しょおくんを見ると少し恥ずかしそうにしながらも 「いいだろ?」と言ってきた。
僕と手を繋ぐなんて気持ち悪くない?
普通、男の子同士で手を繋ぐなんて大きくなればなるほど無理だよね。
なのに、どうして、繋いでくれるの?
「いいけど、いいの?」
しょおくんまで変な目で見られちゃうよ?
「いいよ、潤とだから」と言ってニッコリ笑った。
ふふっ、何だか嬉しい。
しょおくんと手を繋ぐだけでこんなに嬉しくなるのは初めて。
そして、ドキドキしながら家に向かった。
僕の部屋に案内すると
「キレイだな~!」と言って辺りを見回してた
「ありがとう」と言うと
「ふふっ、潤には彼女いるの?」と聞かれた。
彼女いるよ?
「いるよ? しょおくんは」と、言うと
「いないよ、どっちからなの?」と聞いてきた。
「向こうからコクられんたんだよ」と言うと
「潤は、今、その子のこと好きなの?」と、聞いてきた。 やたらと質問が多い。
彼女のこと、何も聞いてほしくない。
何でだろう。
なんで聞いてほしくないんだろうか。
「んー、好きだよ」と言うと
「考えるほどなら、その子のためにも別れてあげたら?」と言ってきた。 どうして?
どうして、そんなふうに言うの?
別れるもの、別れないもの自由じゃん。
いつも彼女がいたから僕はここまで頑張れた。
エッチの関係も一回だけした。
けど、彼女は嫌がった。
そこがまた彼女の可愛さだから、真っ直ぐさと明るさに惹かれたんだ。
子供だから、色々と勉強して早く大人になりたかっただけなのに…!
しょおくんに何が分かるの?
「なんで?」
分かってるのにそれしか言えない僕が嫌。
「かわいそうじゃん、一緒にいても楽しくないとかって思ってると、彼女も気づくと思うよ?」と言ってきた。
でも、僕は好きなんだ。
「好きだから別れるつもりはないよ」と言うと
「そっか」と言って凄い悲しそうな顔をしてる
「ごめん、こんなことになって…!」
なんで、そんな悲しそうな顔をするの?
「帰るね? また、現場でな!」と言って僕の部屋を出た。
え? なんで? なんで、帰っちゃうの?
どうして? と、疑問ばかりが出てくる。
そしたらいつの間にか僕も部屋を飛び出してしょおくんがまだ玄関にいたから慌てて駆け寄った。
「ねー、帰らないで?」
帰らないで? 僕とまだ一緒にいて?
だんだんと涙も溢れてきた。
「え?ちょっ、泣くなよ…!」と慌ててしょおくんは僕を抱き締めてくれた。
抱き締めてくれる手から温かさを感じる。
「お願いだから、帰らないで?」
帰らないで? もっと、抱き締めて?
「分かった、帰らないから泣かないで?」と言って僕の髪の毛を撫でてくれた。
嬉しい。 とても嬉しい。
何でなんだろう。 けど…!
今、しょおくんが帰られるのだけは嫌だった。
だって、しょおくんといる時間が楽しかったから。 しょおくんといると凄く楽しくて、僕なんかといてくれて嬉しくて…!
もっともっとしょおくんのことを知りたいって思うんだ。
初めて自分から知りたいって思ったんだもん。