Side S 

潤が正直に話してくれた。

あまり、外に行かないのが不安だったんだね

なにも気がつかなくてごめん…!

泣かせてしまってごめん…!

でも、好きな気持ちには変わりないし、今、潤には多分、これからの仕事のことも不安だからか余計に傷ついている。

なら、一回外に出て、楽しめるときには楽しもう?

それが、俺が出来ることだと思ってる。

俺のお気に入りの香水屋さんについた。

「あった、これだね」と言うと

「ふふっ、ほんとだ。いい匂い…!」と言って喜んでいる。

「ほんとに、これでいいの? 他にもあるよ?」と言えば

「ね、一緒にもう一種類の香水、買お?」と言ってきた。

ふはっ、潤の好きな香りね? 

「いいよ。好きなの選びな」と言うと

「ありがとう」と言って色々な香りを試してる。

ふふっ、子供ぽい。

暫くして…!

「決めた! 薔薇の香り!」と言ってきた。

薔薇…? 潤は確かに薔薇でもあるけど向日葵のイメージが強いけどな…!


つけてみると確かにいい香りだ。

「いいよ、じゃあお会計しよっか?」と言ってサッサト済ませた。


車の中で潤は

「しょおくん、ありがとう、嬉しい!」と喜んでいる。

「ふふっ、喜んでもらえて良かった。 ね、次は潤に似合いそうなもの、買いにいこ?」と言った。

それは帽子。 似合ってるからね?

「ふふっ、いいよ!」と言ってきたから洋服屋についた。

沢山いい帽子があってどれにしようか迷う。

ニットかハットか。 

この時期は寒いからニットにするかと思って潤に被せた。

「うん、似合ってる!」と言うと

「帽子だ! ありがとう、しょおくん!」とニッコリ笑ってた。

「しょおくん、このジーンズとこの服とこのジャンバーを着てみて?」と言われたから着てみると…!

なんか、スゲーカッコよくなった。

「おー、なんか、スゲーイメージが違う! あ、似合ってないとかの意味じゃなくてね?」と言うと

「ふふっ、うん、しょおくん、スッゴく似合ってる! カッコいいね!」と言ってきた。

潤がそういうなら間違ってないと思い、それと帽子を買って洋服屋をでた。

「あ、満月だ! もうこんな時間なんだね」と言ってきた。

そうだな、あっという間だ。

楽しかったか?

満足できたか?

潤が笑ってくれて嬉しかったよ。