Side J
僕は、中学3年生
僕はいつも夜になると月をみる。
何でかは分からないけど、月を見ることが好きなのは本当のこと。
たまに、家じゃなくて外で見たりする。
なんだろう。
月の光はいつも寂しい気はするけど、
でも、夜を照らしてくれるからいつも暗いのが苦手な僕は助かっている。
今日は買い物しに出掛けた。
僕はお姉ちゃんがいる。
母さんがいる。
父さんもいるけど…!
一人のお家が欲しかったから一人で生活してる。
たまにお姉ちゃんが遊びに来るけど。
帰り、買い物袋を持ちながら歩いていた。
すると、黒猫がいた。
怪我をしているみたい。
どうしようと思った。
ペット飼ったこと無いけど、可哀想。
「ニャー!」と僕に飛び付いてきた。
え?僕、普通に見てただけなんだけど…!
額に月のマークがある。
こんな黒猫なんているっけ?
すると「こら、勝手に飛び付いちゃダメでしょ!」と言ってる。
猫ちゃんの飼い主?
振り向くと僕より少し身長が高い男の子だった。
「大丈夫だった?」と聞かれたから
「驚いたけど大丈夫です」と言うと
「この猫、俺のなんだけど…! あげる、君にあげるよ」と言ってきた。
イヤイヤ、ダメでしょ!
「え? 飼い主さんなんだから返しますよ」と言うと
「こいつ、俺以外になつくの初めてなんだよね…! だから大切に育ててほしいんだ!」と言われた。
え? どうしよう?
僕、なんか育てても平気なのだろうか。