Side S 

結局、家に入れることにした。

そういえば彼も濡れてるからバスタオルと服を用意して

「風邪引くから風呂入ったら?」と言うと

「大丈夫だよ、先に入ってよ…!」と言われた

困った。 だってね? 普通はお客さんを先に入らせるんだから…!

「服とかバスタオル用意しちゃったから入ってよ…!」と言うと

「え? ありがとう! 入ってきます!」と言って彼は風呂場へ向かった。

さて、俺は着替えをとって簡単なものに着替えた。

そういえば、さっき「ありがとう」と彼が言ったときの笑顔が可愛らしかった。

少したつと 「着替え終わったよ?」と言われた。

「風邪引かれたら困るから良かった! ところで、名前は?」と言った。

「ふふ、ありがとう! 知らないの? 刑事なのに?まぁ確かに裏側にいるから知らないか…!」と言われた。

んー、そんなに有名だったかな…!

「ごめんなさい」と謝ると

「ふふ、松本潤です、宜しくね!」と言われた。

「へぇー! 潤って呼べばいい?」と聞くと

「ふふ、えっと櫻井翔さんですよね?」と聞かれたから

「うん、潤は公安?」と聞くと

「ふふ、うん! 公安でもトップの公安だよ…! 」と言われた。

「ね、本当にいいの?」と聞いた。

心を閉ざした俺にそんなことを言ってきたから

「ん? 翔さんのこと? 勿論! 僕と一緒にいてほしい!」と言われた。

何だろう。 他の人ならきっと追い返せるのに追い返せてない。

それに、俺は潤に少しでも心を開いていいのだろうか?

「そんな、急に言われても困るよね…! ごめんなさい、けど、答え見つけてほしい…!」と申し訳なさそうに言われた。

俺、潤のことを放っておけない。

「ね、どんな俺でもちゃんと愛してくれる?」と聞くと

「どんな翔さんも僕は欲しいんだ!」と言ってきた。

今さっきまで、逆境にいたはずなのにな…!

上手くいけばどうなるんだろうか。

いつの日か変わるときが来るのだろうか。

かけてみようかな。

潤に…! ゴメン、俺、潤のことがすごく気になる。

「いいけど、永遠に愛してくれる? いなくなんないでくれる?」

多分俺は涙目で言ってるだろう。

「うん、いなくならないよ! 翔さんのところにずっといたいんだ! だから、僕のこともっと愛して? 信用してくれる?」と言われた。

「分かった。 付き合うよ。」と言った。

「え?本当に?」と嬉しそうな顔で聞かれた。

「うん、ハッキリとはまだ分かんないけど…!潤といるのは楽しそうだとは思った」と言うと

「ゆっくりでいいよ、好きかなんて…! 一緒にいてくれるだけでも嬉しいから!」とニッコリ笑ってた。

なんか、申し訳ないな。 

せっかく好きだと言ってくれてるのに…!

俺は本当に好きなのかは分かんないけど…!

「ねー」と呼び掛けると

「何?」と振り向いたから

「抱き締めてもいい?」と聞いた。

「ふふ、これでどう?」と言われた。

俺は今、久しぶりに抱き締められた。

それが、心地いいのは何でだと思うが…!

でも、離したくないと思ってる自分もいる。

だって、温かいんだもん。そっと離した後

「ありがとう」と言うと

「何で?」とキョトンとしてるから

「ふふ、ずっと抱き締めていたいと思えたから」と言った。

すると「ふふ、可愛い、僕も翔さんのこと抱き締めたい」と言われた。

可愛いってなんだよ…! そんなの言われたことないわ…!

「可愛いのは潤でしょ?」と聞くと

「ふふ、可愛いの? どこが?」とキョトンとしてる。

ふふ、自分で分かってない。

「ふふ、沢山」と言うと

「もぉ、具体的に言ってよ」と言いながらも少し照れてる。

ヤバイ、すごく可愛いと思ってる。

「ふふ、今の凄く可愛かったよ」と言えば

「なっ!// 何言ってんの!」と真っ赤な顔してる。

「アハハ!」と笑ってると

「ふふ、やっとちゃんと笑ってくれた!」と言われた。

ん?と思いながら潤をみてると

「翔さん笑ってくれたのは僕は嬉しい!つまり、楽しいってことでしょ?」と言ってきた。

「ふふ、ありがとう、今、凄く楽しいよ?」と言えば

「それは良かった! 僕も翔さんといて楽しいから!」と言われた。

好きなのかな…! 俺は潤のことまだ友達としてしか思ってないのかも…!

もし、帰ったら? 寂しい気がする。

「ねー、キスしていい?」と言うと

「いいよ」と言ってきたから

チュッとしてみた。 気持ちいい。

もっとと思って何度もチュッチュッとしてみた。

久しぶりに感じる熱。

俺は閉ざされた心ではもういれない。

そう思った。