お読み頂きありがとうございます。


先日、横田滋さんの訃報が報道されました。


実は私は、めぐみさんと同じ中学の卒業生です。


めぐみさんが行方不明になった時の事はよく覚えて、


最初は、地域あげて捜索活動が行われ、


物々しい雰囲気でした。


私の母校の先生も


テレビの取材など受け、


行方不明になった自宅への道、中学校は


何度もテレビで放映されました。


本当に1人の少女がある日を境に忽然と消えて


しまった事を実感しました。


しかし、


日を追うごとに捜索も縮小され、


ニュースにも上がらなくなりました。


家族は、めぐみさんがいなくなった悲しみ、


心配、不安でいっぱいなのに


追い討ちをかけるかのように


心ない噂も飛び交いました。


めぐみさんは男と東京に行ったらしい、とか。



そして不思議だったのは、


北朝鮮の拉致事件と判明する何年も前


私の友人のお父さんが、警察の上層部の方で、


その友人から


「お前達、海でなんか遊ぶな。


北朝鮮にさらわれるぞ、と父が言っているから、


海は行かない方がいいよ」という話を聞いて、


世の中的にそんな話はどこにも無かったので



おかしな事をいうもんだ、と思った記憶があります。


今、思うと、上の方達は、


北朝鮮の拉致の事実を知っていた、


という事になります。


横田家には弟さんもいらっしゃって、


めぐみさんが拉致されてからは


家族全員がめぐみさん奪回の日々だったと思います。


横田滋さんが、生きてめぐみさんとの再会が叶わなかったのは、


本当に胸が痛みます。


せめて、早紀江さんがめぐみさんに会える日を


願ってやみません。


心よりご冥福をお祈りします。